テキスト科目情報(総合科目・外国語科目) のバックアップ(No.52)


注意

混乱を避けるため、試験やレポートは何年度のものかできるだけ明記してください。

wikiの編集方法が分からない方は内容を最下部の投稿用に書き込んで頂ければ編集できる人が対応してくれます。

2022年度以降の記載が薄いのでどしどし書いてください。

目次

総合教育科目(3分野科目)

  • 総合教育科目の卒業所要単位は48単位。
  • 3分野科目(人文科学分野・社会科学分野・自然科学分野)各分野2科目以上かつ6単位以上で合計32単位以上必要となる。
  • 3分野科目はテキストで24単位以上必要となる。
  • 3分野科目のスクーリングは12単位まで認められる。
  • 特別課程では認定18単位が考慮される。
  • 学士入学では認定40単位(経済学部で統計学(A)の免除を受けていない場合は36単位)が考慮される。
  • 経済学部生は統計学(A)の免除を受けていない限り、統計学(A)が必修となる。

哲学

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★★☆

著者の西脇先生が科学哲学専門なので、特に序盤は数学・科学の話題ばかりで面食らう人が多いだろう。履修要領でも先生が「日本では少数派」と認めている。科学の視点から始めても鮮やかに哲学できるということを教えてくれる。1年分の講義を圧縮しているので、問も多く非常に密度が濃い。テキストが難しければ、参考文献の「哲学の謎」「ロボットの心」が新書で面白くかつ読みやすい。論理学とかなり被っており、両方履修するとシナジー効果が見込める。レポートは相当程度自分の意見を書くことが求められる。教科書が難しい分ある程度体裁が整っていれば合格になると思われる。試験はレポートと同様、テキストを下敷きとしたうえで自分の意見を書くことが求められる。採点は厳しめで、持ち込み可だからと言って舐めてかかると痛い目を見る。苦手な人は苦手で、不合格者の報告がいくつかある。

2020年度は試験代替レポートになったためか採点がさらに厳しく不合格者が続出している。

2021年度も同様に不合格者続出で、厳しい評価が続く。2021年10月試験では、合格者を見ないほど厳しかった。

海外の大学では伝統的に哲学が必修であることが多い。例えば大学では哲学を、法律は学部卒業後にロースクールで学んだりする。文科系学問の基礎となる科目なので、難しくてもチャレンジしていただきたい。

哲学初学者の方は、ネオ高等遊民さんが有益なツイート、YouTube動画、note記事を作ってくださっているので参考にしてください。

論理学(A)

文学部「論理学(L)」参照

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★★★★
  • 試験 ★☆☆☆☆

演繹理論を真理関数と量化理論を中心に学び、帰納と確率論までカバーする。テキストは非常に発展的な内容まで踏み込んでおり難解。特に、テキスト中盤の1P丸々使った記号だらけの証明は一見の価値あり。事前に野矢茂樹『入門!論理学』などを読んでおくと理解が容易になる。レポートを執筆していると案外わかってくる。レポートには論述だけではなく真理値表も書こう。論理学だけあって細かい論理に破綻がないか漏れなくチェックされる。採点は厳しく、たいていの人は4-6回提出することになる。採点者によっては添削コメントが充実しているため、指示に従って修正すれば合格が見えてくるはず。添削に非常に時間がかかるのも特徴で、返送まで2か月くらいかかることもある。1年文通する覚悟を持とう。慶應通信に必須の、諦めない気持ちが養われる。

  • 2021年度からレポートがワープロ→手書きに変わり、手間が増えた。課題は例年と同じ。

対照的に試験は難しくなく、例年5分で終わる問題が出る。


2020年度ワープロ、2021年度手書きだったレポートが2022年度はweb提出可に変更となった。本科目はレポート不合格回数が多い傾向にあり、紙レポートで複数回再提出になるとレポートが厚くなるので郵送が大変であったが、2022年度よりweb提出可になり受講者の負担が軽減された。

文学

共著者五名のうち四名がすでに他界されているという、非常に古いテキスト。特にこれから文学の専門科目を学ぼうとする者にとっては、基礎的な知識を養える。勉強方法としては、ノートを作成して各章ごとのキーワードを抽出、暗記して、試験でどこから出ても論じられるようにひたすら暗記することが重要。範囲は広いが大きな4単位科目。


文学を分析するための基礎的な知識をわかりやすく学べる。文学を読んだことのない人はほとんどいないと思うが、このテキストに書いてあるような観点から文学を読む人も、あまりいないであろう。読みやすいので、他学部の人も一読をお勧めする。

2021年度レポート課題では具体的に作品を一つ選んで分析する。かなり幅広い範囲から選べるので、楽しく書けるだろう。


レポートは中国文学・日本文学・フランス文学・ドイツ文学・英米文学から1題選択して執筆する。

2022年度の課題で中国文学を選択した。論述という点では足りない部分を指摘されるも、形式・内容面が整っていたことで一回で合格になった。レポートは縦書きで提出したので、日本文学選択者も縦書きにすると良いと思われる。

2022年度第Ⅲ回科目試験の試験代替レポートは文学全般から出題された。


2022年度レポートでは、英米文学を選択。最も作成上の注意事項が少なく、採点も優しかった。

2022年度第Ⅳ回科目試験(代替レポート)では、教科書から文学の本質の理解(文学における比喩と象徴の役割)を問う問題が出題。具体的な作品からの例提示も求められた。教科書の精読が必要と思われる。

歴史(日本史)

レポート課題が2回ありますが、1回目レポの課題に苦戦している方が多いです。1回目レポの添削をされている先生が、厳し目です。対して2回目レポは1回で合格している方が多く、先生の添削コメントも優しいです。2021年度代替レポも、課題は2つ。試験代替レポートと同様に、課題1と2が、レポートの添削されている先生と思わしきお二方の出題です。2単位に対して、かかる時間や分量が多く感じます。


テキストの難易度は高くありません。高校日本史レベルができていれば、テキストはサッと読む程度で(あるいは読まなくても)レポートの参考文献に進んでしまって大丈夫だと思います。


科目試験の採点は厳しい。Cでも受かったら良しとすべき。(2022年度)

歴史(東洋史)

中国付近やイスラムの概説的な歴史を勉強する。レポート課題は、テキストはもちろんそれだけではなく、なるべく図書館に出向いて、借りた資料集や研究書も用いて論じよう。試験勉強は山掛けはしないほうがよく、中国史とイスラム史をバランスよく勉強しよう(全範囲をまんべんなく勉強するという姿勢は、その後の専門教育科目でも大切になるから、ここで身につけた方が良い)。ただどちらかといえばイスラムのほうが添削は甘め。最近はテキストの全面書き換えと改訂がなされており、出来るだけ最新のデータや情報を知ってもらおうとする、テキスト編集者の強い熱意を感じる。


2021年度に履修。レポート課題は「近世アラブ社会における宗教について多面的に論述しなさい」というもので、どの宗教を選ぶかや、どの切り口から論じるかで問題の絞り込みが必要。中東や中国についての理解が深まる、勉強していて非常に楽しい教科。

2021年度第Ⅳ回科目試験では、イスラム分野と中国分野両方から出題。イスラム分野はレポートと重なる課題で、両分野共に複数の人物を取り上げた問題が出た。人物に注目する視点と、全体を概観する視点の両方が必要。評価はAで、比較的採点が優しい印象。


2023年度 7月 科目試験 3問の論述問題 2問は中国史から人物と事変それぞれの説明(これはストレート勝負。ミスや漏れなく教科書記載の人物を覚えること)、1問は中東史から教科書の内容を聞かれる問題(ぶっちゃけ歴史の本筋とあんまり関係ない、こんなとこ聞くの?という箇所からの出題でびっくりしました)指定の教科書は極めて端的に歴史をなぞっているだけのもので不安になりますが、それ以上のことはテストでは聞かれませんでした。なので、レポートとは違って参考書と共に詳細を勉強するよりも、教科書の内容を隅々まで頭に叩き込むことが最適なテスト対策だと感じました。

歴史(西洋史)

次回いつ全面書き換えや改訂が行われるかハラハラする科目。科目としての立ち位置は、今後様々な科目でレポートを書く前に、この科目で練習してください的なことがシラバスに書かれている。レポート、試験ともに難しめか。基礎固めにまんべんなくテキストを学習する必要がある。試験代替レポートですらも不合格の声が多数聞かれた。

法学(憲法を含む)

  • 学習量  ★★☆☆☆
  • レポート ★☆☆☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

総論では抽象的な法学論と、各論として種々の法律のイントロダクションを学ぶ。レポートの制限字数が2000字と短いうえに、少々不備があっても合格にしてくれた。試験難易度は標準的。前半部分の法学論から出題されるが、やや難解なので他の法学入門系の本を読んでおくとよい。2019年第II回試験ではレポートとほぼ同じ問題が出た。そのためか採点は厳しかった。

なお、教職課程へ進む予定の人は、学部在籍中のうちにこの科目を単位修得することを強く奨める(教職課程ではこの科目が「日本国憲法」の枠で単位修得必須になるため、課程に上がる前にとっておくとこの単位は有効のまま引き継がれるので、教職課程在籍中の負担が減るため)。

政治学(A)

内容については、政治学に詳しい方に記述をお願いしたいと思います。レポートについては、課題年度にもよると思いますが、高校政治・経済レベルの論点に根拠となるデータをくっつけて書いたら合格したので、要求されるレベルは高くないと思います。


2022年度のレポート課題では、一発合格。テキストがかなり幅広く充実しており、十分レポートの基礎となる。テキスト勉強およびレポート作成では、歴史的経緯を踏まえ、どうしてこのような制度が誕生したかという背景事情を重視すると良い。暗記ではなく、根本理解を問うが、テキストを読むだけでも理解は可能。参考文献は、有斐閣アルマシリーズが大変よく、

・川人貞史・吉野孝・平野浩・加藤淳子著『現代の政党と選挙〔新版〕』有斐閣アルマ、2011年

・建林正彦・曽我謙悟・待鳥聡史著『比較政治制度論』有斐閣アルマ、2008年

を使用して合格。なお、上記2冊は専門科目の政治学(J)においても使用。

他に政治の歴史的経緯を学ぶものとして、

・木下康彦・木村靖二・吉田寅編『詳説世界史研究 改訂版』山川出版社、2008年
を挙げておく。他の歴史・政治系科目でも活用できる一冊。

2022年度第Ⅲ回科目試験ではSで合格。内容は政治と国家の本質理解を問うもので、参考文献以外にテキスト内15講から3講以上を生かし、注を付せというものだった。課題は大雑把な内容であり、自分での範囲絞り込みが必要。ここでも歴史的経緯が重要となる。


2023年度7月 科目試験 持ち込みなし。社会主義と民主主義の長所短所の説明を具体例を入れて論述。教科書の内容を把握することに尽きる試験内容でした。合格は難しくないと感じました。

経済学

テキストが古い上に数学が苦手な人にとっては難解なので使用している人が少ない。専門の経済原論のテキストの方が簡単という声あり。高校程度の微分の知識があれば非常に楽しく読め、「えっ、簡単な数学使ったら経済をこんなにすっきりと説明できるの!?」と思わせてくれる、知的刺激の強いテキストである。このテキストの悪いところは、図が少なく言葉で解説しすぎているところと、数少ない図も見づらいところにあると思われる。

初学者は塩澤『経済学・入門』(有斐閣アルマ)でレポートも試験も突破可能なので、そちらを読んだ方がよい。


2021年度現在の添削担当者はゲーム理論のスクーリングでお馴染みの穂刈先生。


2023年度テキスト全面書換。約40数年前に書かれた慶應通信テキストから塩澤修平『経済学・入門〔第3版〕』(有斐閣アルマ)(2013)の市販テキストへと変更となったので学びやすくなったと思われる。

社会学

  • 学習量 ★★★★★
  • レポート ★★☆☆☆
  • 試験 ★★☆☆☆(2021年度までの旧課程)

指定の市販テキストのギデンズ『社会学』が1000Pもあり、レポート作成のためにはさらに参考文献を5冊以上要求される。お金も時間もかかる。レポートは社会学的であれば好き勝手に論述できるので楽しい。社会学の基本概念と大量の視点が身につくため、見返りは大きい。採点も甘い。試験は持ち込み可で、テキストの諸概念を使って具体的な問題について論述する。毎回テーマは4つ与えられるので、自分の一番得意な分野について書けば、難しい試験ではないだろう。


2022年度テキスト全面書換科目。指定の市販テキストがギデンズ『社会学〔第5版〕』(而立書房)からケン・プランマー(赤川学監訳)『21世紀を生きるための社会学の教科書』(筑摩書房:ちくま学芸文庫 フ45-1)へと変更となった。テキストのページ数が約半分になった。


2022年10月試験代替レポートでは多くの人がD評価を取っていた。2022年度からの新・社会学になってから難関傾向にある模様。


レポートの書式が非常に厳格である。大抵の人が、https://jss-sociology.org/bulletin/guide/ に従いなさい とのコメントで不合格となっている。採点者の竹◯先生は通学過程の学生からもなかなか単位が貰えない教授とされている模様。

統計学(A)【経済学部必修】

  • 学習量 ★★★★☆
  • レポート ★★★★☆
  • 試験 ★★★☆☆(高校数学が身についている前提)

スクーリング・Eスクの統計学と担当者が同じなので、内容もほとんど同じ。テキスト科目がスクーリングの発展版だと考えていい。レポートは手書き強制かつ4回もあるので、初学者にとってはかなりの負担になる。でもやっていて楽しいはず。

2020年の試験代替レポートから登場した「K君」が受験者を恐怖に陥れ、科目名がK君と呼ばれるようになる。苦手な人は苦手。


半分くらいは高校数学(+α)の内容です(現行課程)。高校数学の当該分野をやったことがある人は理解しやすいと思います。やったことない人でも、この分野の高校生向け参考書が少ないのと、テキストも理解しやすく書かれているので、いきなりテキストからで大丈夫でしょう。わからないことはネットで調べると結構出てきます。レポートには使えませんが、学習の補助としては有用であると思います。

理論系の科目なので、他人の援助を受けたい人もいると思いますが、処罰されてますので要注意。以下引用です。

「テキスト科目「統計学(A)」のレポートにおいて不正行為(他人の指導を受けてレポートを作成)があったと判 断されたため、通信教育部学則第80条に基づき以下のとおり処分を行った。 今後、再びこのような事態の生ずることのないよう学生諸君の自戒を強く要望する。

1.当該科目の2023年11月22日受付分のレポート(第1回~第4回)を無効とする。

2.2023年度第Ⅳ回(2024年1月実施)科目試験の当該科目の成績評価を無効とする。

3. 2024年度第Ⅰ回(2024年4月実施)科目試験および第Ⅱ回科目試験(2024年7月実施)における当該科目を 受験停止とする。」


2023年4月より、科目試験の電卓持ち込みが不可となった。電卓持ち込み不可となったことより科目試験において複雑な計算を要する問題は出題されないと予想される。 2023年のレポートの感触は、手書きなので大変に尽きる。添削と正解したところは再提出不要と書いてくれないので、全文書き直しになる。理解していて、計算ミスあるだけでも、再提出になるし、正解でも途中式が抜けていても再提出になる。細かい代入過程も丁寧に書いた方が無難。


2024年1月科目試験では、信頼区間などレポートでお題になったところはもちろん、ポアソン分布や連続型確率分布などレポートでお題になっていない部分も含めて幅広く出題された。電卓持ち込み不可なので、信頼区間を導き出すための表や、eを用いた値などは試験問題に与えられていた。電卓がないから複雑な計算がでないものの、数学的処理能力を問う問題はしっかりと出題される。 テキスト全体の問題を解いていたら問題なく単位は来る。計算問題や概念を説明する問題など、出題形式も偏っておらず、統計学を理解しているかを全体的に見ているので、手を抜くと、そのまま点数に反映される。 経済学部では必須科目なので後回ししない方がいい(卒業が遅れるため)。数学が苦手な人は特に。

科目試験は、テキストを真面目にやっていたら合格する。テキストにある問題を丁寧に解いていくことが大事。試験ではパソコンが使えないので複雑な計算は出ないが、簡単な数値にした問題は出題される。全範囲からバランスよく出題されるので、バランスよく勉強しよう。

数学(基礎)

  • 学習量 ★★★☆☆
  • レポート ★★☆☆☆
  • 試験 ★★★☆☆(試験代替レポート)

集合,数列,極限,確率など数ⅠAⅡBの発展系を学ぶ科目。「基礎」と言いながら,決してレベルが低い科目ではなく,腰をすえて挑む必要がある。

科目内容に複素平面がない一方で,順序集合やエントロピーがあるなど,一般的な大学基礎数学と比べ離散数学・情報数学に重きを置いている傾向があり,テキスト科目履修要領にもあるとおり,社会科学分野における離散数学の重要性を鑑みてと思われる。このため,情報系の学部出身者ならともかく,工学部卒でも面食らう問題も多い。同じ数学系の科目である微分積分,線形数学より難しいという意見もある。一方,統計学やゲーム理論など離散数学を基礎にしている科目も多いため,単位取得の壁を突破できれば,数学関連科目に対する大きな武器になることは間違いない。

テキストにも演習問題があるが,解答もしくはヒントしか記載されていない。また,数ⅠAⅡBは頭に入っていることが前提のテキストであるため,初心者は参考書籍で基礎の基礎を固めてからテキストに取り掛かるべき。急がば回れ。

入門用参考書籍は永野裕之氏の「ふたたびの高校数学」がおすすめ。数列,確率等,本科目の前提知識の大部分をカバーしているため,初歩から力をつけたい人に推奨(けっこう厚いが,その分省略もなく親切)。テキストと同レベルの参考書であればマセマシリーズの「大学基礎数学」が,また,写像や順序集合については石村園子氏の「やさしく学べる離散数学」が参考になる。

レポートは手書き2回など,数学科目は他の科目と記載の勝手が違うので注意。参考文献は記載なくても問題なく、文字数制限についても当然なし。数式を1行に収める必要もない。一方で、途中式を省かず丁寧に記載すべきで,自明と思われることでもよく考察し,丁寧に論じることは他科目と同じ。なお誤字脱字の修正がない,綺麗な「写経」がなされた方がもちろん望ましいものの,本項筆者は数か所修正テープで修正しても特におとがめはなかった。レポート返却期間については筆者の参考であるが,第1回レポートは約一か月半,第2回レポートは約一か月で返却され,標準的。テクニックの話として,数列,極限,期待値やエントロピーの計算など,表計算ソフトで検算できるものは利用した方が賢い。

代替レポートは範囲,量ともレポートと同程度だが,問の難易度は多少高いと感じた。ネット検索で答えが見つかるような単純な問題はほとんど出ないため,付け焼刃の知識では太刀打ちできない。ちなみに,手書き要求であるため,他科目と違い参考文献を読む込む必要がないから…と言って後回しにすると,時間が不足する。

数学(微分・積分)

  • 学習量 ★★☆☆☆(理系大出身のひと)~★★★★★(数学III未修者)
  • レポート ★★★★☆
  • 試験 ★★★☆☆(理系大出身のひと)~★★★★☆(数学III未修者)

数学の履修状況により難易度に大きな差がある。1変数の微積分、多変数の微積分、微分方程式の初歩まで。テキストは最低限かつ簡潔な記述しかなく、高校で数学IIBまでしか履修していない人にとっては「一行一行噛みしめるように読めば理解できる」とテキストにあるものの、そんなことない。非常に厳しい。数学IIIを履修していた人でも別に微分積分の入門テキストが必要と思われる。テキストの例題演習題は解いたほうがいいが、解答に解き方は載っていない。つらい。2020年度レポートは理系大学卒で学士編入した人にとっても骨のある問題で、一筋縄ではいかない。試験は量が多く高得点は難しいが、レポートと比べると難易度は低い。簡単な計算をするだけのサービス問題もあるため、それなりに微積の計算練習を積めば、単位取得に何とか漕ぎつけられるように作ってある。


  • 学習量 ★★★★☆
  • レポート〔1回目=微分〕 ★★★★★(2021年度)
  • レポート〔2回目=積分〕 ★★★☆☆
  • 試験 ★☆☆☆☆(代替レポート)

数学III未履修、普通課程で数IIBもろくに覚えていなかった者の履修経験として参考まで。

履修する人が最も少ない科目の一つと思われる。数学シリーズ3科と統計学を履修したが、間違いなく微積が最難関と断言できる。三角関数、対数関数などの初等関数や極限、数列を自在に操れるのが前提のため、線形数学、数学基礎で力をつけてから挑むのを推奨する。

入門で使った参考書は「ふたたびの微分・積分」(永野裕之)。スクーリングの微分積分で使っている教科書(おそらく経済学部通学課程のもの)も大変分かりやすく、かつ、ワンコインなので機会があれば入手したい。ただし、微積はスクーリングとテキストの両方で単位取得ができない点は注意。

一見するとレポート2回目(積分)の方が難しいように見えるが、数学基礎で数列の取り回しのコツをつかんでいれば、そのうち解答が浮かび上がってくる。履修要領に重要なヒントが記載されているので見落とさないように。課題も例年ほぼ変わっていない。

本当に難しいのはレポート1回目(微分)。こちらは例年問題が変わる。2021年度はディリクレ関数とトマエ関数の連続性について述べよというもので、ε-δ論法(テキストには載っていない)が必要。かなりの難問だったので、2022年度課題は易しくなることを祈るばかり…だが、基本的にはレポート1回目の連続性の問題が山場になるのは変わらないだろう。ちなみに履修者が少ないせいか、2週間ほどで1・2回目ともレポートは返却される。

代替レポートと試験では出題レベルが変わらないものと思われる。レポートほどの難問はなく、素直に式や定理にそって解けばよいものばかりで、かつ試験も持ち込みOKなので、ある程度教科書を読んで計算に慣れておけば難なく単位取得可能と推定される。

数学系最難関だけあって、単位取得の果てには各関数や積分記号を見ても物怖じしなくなる。経営数学、心理・教育統計学、ゲーム理論などの数学系専門科目を悠々と突破できる数学力も身につくので、数学力に自信をつけたい人におすすめの科目。

  • 履修お疲れさまでした。2020年レポート課題の第1回はε-δ論法こそ出ませんでしたが、場合分けの煩雑な問題で、何度も不合格になりながら苦労して合格まで時間がかかりました。レポートの内容はテキストと連動してないような気がします。というかテキストは難しすぎてほとんど見ていません。微積は大変ですね。

数学(線形数学)

  • 学習量 ★★☆☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★☆☆☆(代替レポート)

いわゆる線形代数。ベクトルの基礎から、行列、逆行列、連立方程式の解、線形空間、グラム・シュミットの直交化法まで。テキスト後半の定理を理解するのはやや難しい。2020年度レポートは定義に従って計算するだけの問題が多く考え方はやさしいが、計算量が非常に多く煩雑なので覚悟すること。Ker, Imについては教科書が具体例に乏しいため他のわかりやすい演習書を参考にした方がいい。

線形代数は半分くらいベクトルの話なので、高校時代ベクトルが嫌いだった人にはつらい。とはいえ、ほとんどの問題は「1行目を2倍して2行目に加える」など単純計算するだけで、微積分ほど敷居は高くない。レポートでは計算ミスを厳しくチェックされるので、慎重に計算すること。不合格レポートではどこで計算ミスしたか毎回教えてくれる。添削する先生も大変だ。

2020年10月試験代替レポートはほぼ計算するだけ、ボーナス問題もあり容易。通常試験と同じ問題かもしれない。レポートの方がよっぽど難しい。

地学

4単位でありコスパがよいかもしれないが、通常のレポートは4本立て。加えて赤文字での添削は非常に細かく丁寧に指摘されるが、頑張って取り組もう。再提出がかなりの回数くることを想定しておいたほうがいい。添削者の先生はいずれも慶應義塾大学附属の学校で理科をお教えなさっており、NHK教育テレビ高校講座番組「地学基礎」でも時々ご出演なされて解説をなされている。この番組をご覧になり、運よくご出演されている回の放送を見れば、親近感ややる気が出るのではないだろうか。


2021年の地学で活用した参考文献です。これで通常レポートと代替レポートに合格しました。

  • 1.杉本憲彦他 『はじめて学ぶ大学教養地学』 ISBN 978-4-7664-2662-5
  • 2.杵島正洋他 『新しい高校地学の教科書』 ISNB 978-4-06-257510-2
  • 3.大塚韶三他 『ひとりで学べる地学 最新第4版』 ISBN 978-4-389-20139-5
  • 4.家正則他 『改訂版 フォトサイエンス 地学図録』 ISNB 978-4-410-29093-0

レポートの参考文献には、講談社ブルーバックスシリーズがおすすめ。教科書の内容プラス発展といった充実の内容で、読みやすく、根拠もはっきりしている。

物理学

レポート課題はものすごく個性的な問いが多く頭を傾げることになるだろうが、恐らくこの科目は一発合格を想定していないのではないかと思われる。やはり化学同様、わからないところは空白で提出するのは避けて自分なりに考えたところまで記して無理にでも答えらしき解答を記して提出しよう。間違いがあって再提出になっても添削コメントが丁寧なのでいつかは合格する。試験は直前にテキストを読み返して復習したほうがよい。

化学

レポートは3回分。わからないところは空白で提出するのは避けて自分なりに考えたところまで記して無理にでも答えらしき解答を記して提出しよう。間違いがあって再提出になっても添削コメントが丁寧なのでいつかは合格する。試験は持ち込み可能だが、直前にテキストを読み返して復習するほうが吉。

生物学

2021年度からレポート3回分全てweb提出可となった。(2020年度まではレポートは3回分についてワープロ使用の可否がバラバラだった。このことよりそれぞれ違う教官が添削しているものと思われる。)この科目は物理学や化学よりは添削が厳しめであり、まとめた内容に足りていないものがないか、参考文献の使用方法や注の書き方は適切か、など、細かくみられる。なるべく再提出の回数を減らすためによく見直してから提出しよう。テキスト科目履修要項にはまとめて提出せず一通ずつ提出することを推奨しているが、それだと返却されるまでに時間がかかるので、最短卒業を目指す人は再提出覚悟で一気に全三部書き上げて提出した方がよい

総合教育科目(外国語科目)

  • 必修外国語は出願時に英語・ドイツ語・フランス語の中から選んだ外国語となる。慶應義塾大学(通信課程も含む)卒業生が出願時に免除を求めた場合を除き必修となる。(ただし慶應義塾大学卒業生が必修外国語として選んだ外国語について、慶應義塾大学在学中に取得した単位が8単位未満だった場合は部分認定となる。)
  • 出願時に仮認定を申請した学士入学者は出身大学で取得した外国語科目の単位に応じて仮認定が認められる。仮認定科目についてはレポートが免除され、科目試験合格により単位が認定される。
  • 必修外国語科目が英語の場合の卒業要件パターンは以下の通りとなる。(ドイツ語・フランス語は別途塾生ガイド参照。)
  • 普通課程・特別課程(①,②の2パターン)
    • ①テキストで3科目(6単位)+スクーリングでリーディング(1単位)とライティング(1単位)
    • ②テキストで2科目(4単位)+スクーリングでリーディング(1単位)とライティング(1単位) +メディア授業でリーディング(1単位)とライティング(1単位)
  • 学士入学(①~⑤の5パターン)
    • 普通課程・特別課程の上記①,②の2パターン
    • ③テキストで3科目(6単位)+メディア授業でリーディング(1単位)とライティング(1単位)
    • ④テキストで3科目(6単位)+スクーリングでリーディング(1単位) +メディア授業でライティング(1単位)
    • ⑤テキストで3科目(6単位)+スクーリングでライティング(1単位) +メディア授業でリーディング(1単位)
  • テキスト+メディア授業のみで卒業要件を満たすのは③パターンを取れる学士入学者のみなので注意!(例えば必修外国語に英語を選択した普通課程・特別課程入学者は上記①,②の2パターンのどちらの場合でもスクーリングでリーディング・ライティングの単位が必修となる。)
  • 選択外国語科目とは必修外国語として選ばなかった外国語を指す。テキスト科目では英語・ドイツ語・フランス語が開かれているが、もし英語を必修外国語として選んだ場合はドイツ語・フランス語が選択外国語テキスト科目となる。
  • 普通課程・特別課程では1ヶ国語2単位まで、合計2ヶ国語4単位まで総合教育科目の卒業所要単位として算定される。
  • 学士入学は総合教育科目が免除(経済学部の統計学(A)は人によって異なる)されているのでテキスト科目の選択外国語科目が卒業要件に算定されることはない。(スクーリング所要単位の算定についてはこちらに記載あり。)

英語Ⅰ

  • 学習量  ★★★★★(通常試験)→★★☆☆☆(代替レポート)
  • レポート ★★★★☆
  • 試験 ★★★★☆(通常試験:採点は甘い)→★★☆☆☆(代替レポート)

以前は英語のテキスト科目で最も難しかった。テキストは基本的な文法事項の説明で復習に最適だが、レポートではテキストとほとんど関係ない、しかも難しい長文問題を解かされる。試験ではテキストの例文435文の暗記を前提とした穴埋め問題と、文法事項の記述問題が出題される。すなわちテキスト全体の暗記が必要となる。満点阻止問題と思われるおまけ問題を空欄にしたのにSがついたので、採点は甘いようだ。例文を暗記すれば必ず単位は取れる。英語に時間をかけたくない人には履修をおすすめしかねるが、実力はつく。例文にロザリンドなる人名が頻繁に出てくるので、科目名はロザリンドと呼ばれている。

コロナ禍で試験が代替レポートになった影響で例文の暗唱も文法事項の暗記も必要なくなり、難易度が大幅に下がって英語の狙い目科目に変わった。英語テキスト最難科目の座は英語Ⅶに譲ることになった。2022年1月試験から通常試験に戻るため、最難科目に返り咲く可能性が高い。

2023年度 7月 科目試験

英語2と共に受けたが、前半の文法中心の問題は難しく感じなかった。後半の英文法を実際に論述で説明し、具体例を英語で各問題はそれなりに教科書をしっかりとやっておくことが必要だと感じた。(名詞にはどんな種類があるか、など)英語2よりはこの点で難しいが、飛び抜けて難関であるイメージはなかった。(特に今回はシェークスピアの長文に関して和訳や意味を問う問題のレポートだったので、同じ様な問題形式ではありませんでした。)

英語Ⅱ

  • 学習量  ★★☆☆☆
  • レポート ★☆☆☆☆
  • 試験 ★★☆☆☆

英語テキスト科目4つの内最も楽という定評がある。英語が苦手な人や入学したての人は、まずこれから。

テキストは前半が文法の解説、後半がリスニング・スピーキング用の表現集でCD付き。文法解説は、高校英文法を学習済みであることが想定されているように見える。高校の時習った英文法で「なぜ?」と思えるところ、例えば時・条件の副詞節はなぜ現在形なのかについて、納得のいく説明をしてくれる。他にも面白い解説がたくさんあるけど、英語が苦手だときついかも。高校生向けの英文法書は優秀なものがたくさんある(「総合英語」と書いてあるものがよい。Evergreenが有名)ので、まずそれから学習しよう。

2021年度レポートは全てテキスト中の表現から出題されており、簡単。前半の文法事項だけではなく後半からも出題される。

2022年1月科目試験は前半は簡単な文法問題だが、後半では英語Ⅰ同様のオリジナル問題もあり、満点阻止の意図が見える。


ここ毎年(少なくとも8年間は)レポート課題の問題がすべて同じです(2021年度)。第一回、第二回ともにそれぞれ百点満点のうち40点以上正解していれば合格となります(事実、42点でも合格になった人がいます)。しかも、基本的にテキストの練習問題だけ答えを丸暗記していれば科目試験でもギリギリ合格になります。SNSを見てると英語Ⅱのレポートが11回不合格になった人や、試験代替レポートが7回連続でDだった人がいるそうですが、しっかり勉強していればこのようなことにはならず、C以上で合格になりますので安心してください。


2023年度 7月 科目試験 ノー勉でも文法がわかっていれば解ける問題。自分でゼロから作文をしたりすることもなく、穴埋めや与えられた単語からその順序を聞かれる問題,動詞の変化などレポートに毛が生えた程度のレベルでした。

英語Ⅲ

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★☆☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

ジュラシック・パークやバック・トゥ・ザ・フューチャーなどの物語を約80ページ読みこなす。同じ長文読解の英語VIIと比べるとややレベルは高め。教授2名による執筆で、前半は注に「辞書を引け」と書いてある箇所が多く注の意味があまりない。ちょっと腹立つ。レポートは量が少なく、本文の和訳、代名詞の内容指摘など。2019年第II回試験ではテキストと関係ない英文の和訳が半分くらい出題された。英語力があれば無勉強で合格可能。ペン書き必須なので注意。

通常試験・代替レポートともに評価が厳しいように思われる。Dにはならないが、Sも取りづらい。


  • 学習量  ★☆☆☆☆
  • レポート ★☆☆☆☆
  • 試験 ★☆☆☆☆

楽天のみんきゃんみたいなイメージで自分がどう取り組んだかだけレポさせていただきます。

2019年第II回試験を受験しました。レポートは配本を一切見ないで発音の問題だけ辞書引いて書きました。試験も配本は一切見ないで前日に大学受験で使用した単語帳を少し復習しただけです。試験会場では配本にびっしり色々書き込んでる人をたくさん見かけて自分はやらかしたか!と一瞬焦りました。けど、開き直って試験を受けました。私の和訳の書き方ですが、ボールペンで線を引いてたくさん訂正しまくり、書き漏れた部分の上にV←こういうの書いて上に漏れた部分書いたりと超ぐちゃぐちゃの答案になってしまいました。和訳自体も頭の悪い小学生低学年みたいな稚拙すぎる文章です。でも一応単位きていました。


  • 学習量  ★☆☆☆☆
  • レポート 不明
  • 試験 ★☆☆☆☆

2019年7月に英語Ⅲを受験したものです。学士入学であるため、レポートについては割愛させていただきます。職業は高校の英語科教師である手前、英語はある程度得意ではあります。評定はSでした。 試験の難易度についてですが、大学受験で基本的に必要な知識の英語力があれば対処できます。文中に幾つか専門的な用語が出てきますが、分からなければならないという趣旨のものというよりは、基本的な単語と文法で理解した文脈を前提として単語の意味を類推するということができれば十分だと思います。 一概には計りにくいですが、標準的な私立大学の入試問題で合格点がとれる人orTOEIC600点が取れる方ならば勉強せずに試験へチャレンジしていただかれても問題ないと思います。

もし英語が苦手な方でしたら、しっかりと中学校・高校1、2年生レベルの勉強をすれば十分単位自体は獲得できると思います。 試験勉強としては、英語Ⅰ、Ⅱのテキストを読み、文法を把握したうえで市販の単語帳(何でもよいと思います)をやりこめば準備はばっちりです。

英語Ⅶ

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★☆☆☆
  • 試験 ★★☆☆☆(通常試験)→★★★★★(代替レポート)

バイリンガルで子どもを育てることについての本の一部を80ページほど読む。読みやすく注が充実しており、辞書なしでもだいたい読める。読んだ結果、バイリンガルで子供を育てるのはやめようと思った(※のちに思い直して、やっぱりバイリンガルで育てたいと思った)。2019年度はレポート・試験ともに本文を題材とした読解問題。比較的取り組みやすい。レポートはweb提出可能で、とても快適。(※2019年当時はweb提出科目が非常に少なかった)

2020年7月試験は代替レポートの採点が非常に厳しく、不合格者が続出した。

2020年10月試験代替レポート、2021年1月試験代替レポートも引き続き鬼のように採点が厳しく不合格者が多数出た。英語Ⅰのロザリンドに代わり、ギデオンの母ちゃん※として頭角を現しつつある。時代は変わった。(※著者の子供の名前がギデオン)

Sを取った人によると、指示代名詞の内容を詳細に書くと高評価になるらしい。わかってますアピールが必要とのこと。

2021年4月試験も相変わらず不合格者や断念者が多数出ている。10月試験でも状況は同じ。1月試験は通常に戻るので、また状況が変わるであろう。


英語Ⅶの再試験でようやく合格しました。しかし点数は辛かったです。英語ⅢはSでしたがⅦはBでした。Sを取る気で大辞典で主要な単語を細かくチェックもしました。何を間違えたのかいまだに全くわかりません。


英語VIIの科目試験の難易度について

英語だけはかなり自信のある方ですが、英語VIIの試験結果が「B」でした。

因みに、2023年夏期スクーリングでの英語(リーディング)の評価は「S」であり、同じような英語読解の試験問題で 何故このような差が出るのか 全く理解できない。


英語VIIの科目試験評価について[私見]:

自分は英検1級を持っていて(学生時代取得)、国際結婚をしているため(テキストの主題でもある)バイリンガル教育も実践しています。そういう環境にあるわけだから本科目は楽勝?かと思いきや試験結果は「B」でした。今振り返って思うと、この科目はある意味で受講者の「日本語能力」を測るウェイトの部分が他の英語科目より高いのかなと(・・・言い訳になってしまいました)。以上は2019~2020年あたりの情報です。

ドイツ語第一部

文法の前編です。解説は丁寧でわかりやすいと感じました。英語と似ている点や注意すべき違いがある点に関しては、英語の知識を前提として説明されているところもあります。また、英語の考え方や文法を援用できる点も多いので、最低でも中学〜高校初級レベルの英文法はできていた方がよいと思います。必修外国語として履修するのであればスクーリングも必修となりますが、初級前期のスクーリングを短期のスクーリング(夏スク)で履修するのであれば、あらかじめテキストで予習しておくことをおすすめします。覚えることが多いので、短期での詰め込みは難しいです(個人差はあります)。

ドイツ語第二部

文法の後編です。第一部と同様です。

ドイツ語第三部

文法の復習と語彙の習得が目的とされています。レポート課題はテキストとは関係なかったので、テキストを読まなくてもレポートに進めます。文法事項でわからないことは、第一部・第二部のテキストを参照するといいでしょう。第2回のレポートが受かりにくいです。諦めずに頑張りましょう。

ドイツ語第四部

ゲーテ、クライスト、カフカの著作からです。注は文法の解説が減り、単語の訳がメインになりました。第三部と同様、テキストを読まなくてもレポートに進めます。レポートは和訳のみだったので、辞書を使えば比較的楽に解答できるでしょう。

フランス語第一部

初学者に分かり易いテキストになっています。基礎が細かく書かれていて、発音が難しい部分もkcc-Trackで発音確認ができ、またワンポイントレッスン動画があります。テキストに沿って進めていくとレポートは合格します。レポートの添削も丁寧です。

2021年試験代替レポート:テキストに沿った内容での出題。難度は易し目。代替レポということで辞書使用前提で、難易度を上げているのかは不明です。

2021年1月試験代替レポート:テキストに沿った内容で、動詞の活用、発音記号などに関する出題。難易度は、そう高くない。ただし問題用紙に「辞書・翻訳サイトなどの使用不可」と明記してあった。

フランス語第二部

初学者に分かり易いテキストになっています。基礎が細かく書かれていて、発音が難しい部分もkcc-Trackで発音確認ができ、またワンポイントレッスン動画があります。テキストに沿って進めていくとレポートは合格します。レポートの添削も丁寧です。

2021年試験代替レポート:中文読解の内容で科目比較すると英語Ⅰの様な内容です。代替レポということで辞書使用前提で、難易度を上げているのかは不明です。

フランス語第三部

長文読解がメイン。テキストのフランス語文は読みやすく、対訳と文法解説もついているので、難易度は高くないと思います。巻末の単語集に目を通すことと、辞書を丁寧に引けば、十分理解できるかと。ただし2021年のレポートでは、固有名詞や慣用句など、辞書1冊ではカバーしきれない部分もありました。添削は早いし(1か月弱)丁寧でした。

フランス語第四部

2021年のレポートは、課題文に対する質問への答えと、雑誌の記事を仏訳するもの、計2問ですが、そんなに難易度は高くないと思います。添削は2週間で戻ってきました。

総合教育科目(保険体育科目)

  • 保健体育科目は4単位まで総合教育科目の卒業所要単位として算定される。

保健衛生

レポートの字数に注意!!42字多く書いて提出したら不備で返ってきたという報告あり!!


科目名から医療保健系の内容が書かれていることが想像できるが、実際テキストはその通りである。自分自身の健康に役に立つ科目はあるが、癌の解説など、暗いことも書かれているので、勉強するときに悲しくなって萎えないように、心構えが必要。レポートの課題はほぼ毎年傾向が変わっており、また最新の医療系データを学習してもらうためにテキストの改訂回数も多い。このことから、レポート作成と科目試験受験(単位修得)までの感覚は短い方がいいので、早めに単位を取っておきたい科目(あまり長いと改訂後のテキストを購入したり、手間がかかる)。


家庭の医学コンパクト版という感じのテキストで、幅広い健康・病気に関する最新の知見がコンパクトにまとまっている。書いている人が最近人間ドックで判明したバレット食道についても記載があった。特に身体的な病気に関する記述は簡潔すぎて、むしろ難しい。感染症、精神医学についての記述は必見。2021年度レポートは手書き強制だが2000字と短い。参考文献3冊が必須なものの、テキストの簡潔さを考えるとそれくらい読まないと書けないだろう。

テキスト科目履修要項をよく読むと、「参考文献は出版年が10年以内のものとしていただきたい。」と書かれているのに注意が必要である。適当に借りてきた古い文献を参考にレポートを書き始めて、後で全面書き換えになる恐れがある。

体育理論

試験、レポートともに非常に難しいとの声が多数報告されている。試験代替レポートは手書き必須で4000字*2問の合計8000字の手書きが要求される上、成績評価も非常に厳しくD判定が連発する人も珍しくない。(2020年度)


2021年度に入ってから前年までの殆どの人がD判定であった状況から少し改善が見られ、ちらほらと合格者が出ているようである。


スポーツやフィットネスの方法論だけでなく身体論、文化論にも踏み込む刺激的なテキスト。薄いので各章末の参考文献などを頼りにしながらレポートを書くことになるだろう。


なお、教職課程へ進む予定の人は、学部在籍中のうちにこの科目を単位修得することを強く奨める(教職課程ではこの科目が「体育」の枠で単位修得必須になるため、課程に上がる前にとっておくとこの単位は有効のまま引き継がれるので、教職課程在籍中の負担が減るため)。


2022年度に体育理論は全面書換されます!レポートに合格したのに科目試験が不合格続きで諦めている状態の学生が多くいると思いますが、2023年3月までに卒業しない限りは、2022年度中に科目試験に合格しないと、成績表にDが残り平均GPA値も下がってしまいます!!ラストチャンスなのでなんとしてでも年度内に体育理論の科目試験をC以上とって合格しましょう!!

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