Q&A、Tips のバックアップ(No.117)


注意

Q&Aに書かれている「対面式スクーリングのオンライン開催」や「試験代替レポート」に関する記載はコロナ禍の特例事項であり、2023年度現在は行われていない。しかし古い情報も過去情報のアーカイブとして有用と考えこれらの記載を削除していないので注意。(古い情報には打ち消し線が引かれているので区別はできるようになっていると思います。)

目次

Q&A(慶應通信全般編)

慶應義塾通信教育課程の特色を教えてください。

  • 基本的には、社会人が学び直しやキャリアアップをすることを目的に入学する教育の場として設立され、運営されている課程である。一般的な通学課程の大学と比べると、学生は圧倒的に20歳代後半以降の年齢の人が大半を占める(一方で現役大学生世代の二十歳付近の学生も、慶應通信学生全体の2割ほどいる)。
  • 学生証を提示することで、学割(教科書書籍やパソコン類を含む買い物、公共施設の入場利用料割引など。もちろん直接慶應通信に関係のない物事にも使える)、および学生用の鉄道運賃割引(科目試験・スクーリング・卒論指導・卒業試験など、学校が認めた目的手段での往復代金のみに限る。事務局への事前の郵送申請が必要)が利用可能。
  • スクーリングの受講期間以外では短期間時間単位のスケジュールは組まれていないので、日々の学習・科目試験・スクーリング受講・卒論作成指導・卒業試験まですべての計画を自分で立てて、その都度修正する力が求められる。
  • 正科生(普通課程入学・特別課程入学・学士課程入学の3種類)のほか、教員を目指す教職課程、科目等履修生コースがあわせて設置されている。

入学試験は難しいですか?

  • 入学試験はありませんが、書類審査があるため志願理由書と書評、その他出願書類の提出が必要となります。
  • 入学審査の結果については、意外と不合格(入学不許可)になる人が多いです(倍率1.1~1.5倍くらい)。また、高卒後5年以内での出願の場合は、高校の内申書の成績も考慮されるとのことですが、ある合格者は高校の成績が5段階評定で平均3より少し満たない程度でしたが一回で入学できましたので、出願した年度の倍率など、運の要素もあると思います。
  • 大学側が入試のデータを公表しておりませんので正確な分析は不可能ですが、慶應通信は入試に落ちても何ら恥ずかしいことはありません。SNS上では「慶應通信なんて誰も落ちない、落ちるやつはよっぽどの馬鹿」みたいなことを言う人もいますが、そんな声に惑わされないようにしましょう。落ちたらまた半年後に受けましょう。
    (2024年前後法学部既卒情報paganus)普通に文章が書ければ落ちることはないと思うが、SNSを見ていると、主張をはき違えているのかもしれないとふと思う。学びたいことがあるという前提を主張し、その学びの過程で、ここに入ってどう役立てるのか。例えば法律を学びたいが、カリキュラムとして法律以外も広く履修できるので、視野を広げることができるなど。落ちる人はそういった基本ができていないと思われる。つまり、レポート課題で求められている問題に回答する際に何を聞かれているかからズレた文章で空欄を埋めてしまうと落ちやすいのだろう。また、慶應ブランドや権威に触れるのも一発NGではないだろうか。あくまで通信教育課程でどう学んでそれを人生にどう生かしていくかというレールを自ら引いて、その通過点としてここの学びがあるという論理を構築し、その立ち位置を維持しながら全ての設問に同じ立ち位置で答えることを意識すれば落ちないだろう。

慶應通信のメリット・デメリットを教えてください。

  • メリット
    • 自分で計画を柔軟に立てられる。働きながらでも卒業できる。
    • 二重学籍(同じ期間に複数箇所の学校に在籍すること)が可能なので、環境次第では短期間に複数の学校を卒業して様々な学位や資格を手にすることができる。
      • ただし慶應通信と同時に在籍する学校の校則次第では不可能な場合もある(例:慶應通信と中央大学法学部通信教育課程との二重学籍は、中大側が校則で二重学籍を禁止しているので不可能)。
    • 幅広い層が学んでおり、刺激になる。非常にハイスペックな人がたくさんいる(東大京大在籍経験者、医師、芸能人や文化人、海外で活躍するビジネスマンなど)。
    • 卒業すれば学位(学士)が手に入る。
    • 卒業すれば塾員(他学でいう校友・同窓生)になれるうえ、慶應オリジナルのクレジットカードが作成できる。また卒業後において在学中に取得した慶應ID、慶應メールが永続的に使える。
    • 福澤諭吉、および慶應義塾への愛着が大いにわく。
    • 慶友会(後述)に入ればたくさんの学生と交流できて生き甲斐が生まれる。
    • 給料が上がる(実例あり)
  • デメリット
    • 首都圏に住んでいないと不利。地方では在住地周辺に慶友会がないことがある。
    • 科目試験が年4回しかない。
    • 2024年度現在の卒業要件として最低でも数単位は対面型スクーリング出席(三田・日吉・大阪(大阪は週末・夜間の一部のみ)→大阪は2023年度をもって廃止)が必須となる。2024年度から夜スクにおいて各学部専門科目の1科目が「リアルタイムオンライン配信型面接授業(スクーリング)」というzoom配信となるが、年に専門科目各学部1科目のみ対象と少なすぎるのでほとんどの人はスクーリングをネット環境だけでは完結できない(2020年度、2021年度はコロナ禍のため対面型スクーリングが例外的にオンラインになった。)。
    • 夏期スクーリングに参加する場合は長期間(最低1週間)休みをとる必要がある。
    • スクーリング申請のチャンスは1回だけであり、申請結果が「不許可」となった場合はたとえ以降に当該科目を受講キャンセルした学生がいても受講申請し直すことは認められない。
    • 海外の大学院を考えている人には向かない。慶應通信は特にテキスト教科の評価が厳しく、高GPAが見込めない。比較的評価が易しいスクーリングで底上げしないと、3.0以上は難しい。

卒業が難しいと聞きましたが、実際はどうなのでしょうか?

  • 決して難しくないです。英語が必修、レポートが多い、基本的に救済措置がない、スクーリング必須と社会人にとっては負担が大きいですが、努力が順当に報われる大学です。
  • 難しいのはテキストや学問そのものよりも、継続することです。2年以上継続できる人は半分に満たないです。2年継続できれば勝ちだと思います。
  • 通学と違うのは、まず孤独な学習環境が難しさの要因でしょう。友人がいない、すぐ会って相談できる先生がいない、学校に通うことも基本的に稀、サボっても誰も指摘しない。このため、例えば、通信教育とか英語とかダイエットとかを挫折したことあり、今でも挫折しそうという人には難しいと思います。ただし、昔と違い、SNSがあるので、他の人の学習状況は把握出来たり、つながりも作れるので、孤独さは昔よりは激減しているのではないかとも思います。ただ、できる人とそうでない人の差も激しいので、却って、マイナスになることもありますが・・・。
  • 特に挫折しやすいのは、積み重ねの学問の部分です。例えば、英語は基礎学力がかなり差があります。このため、勉強量が多くなる人もいます。英語が全くできなくて、過去に英語を何度も挫折した人は大変でしょう。入学前に科目履修生として、そのような科目や難しいとされる科目を履修してみて、大丈夫そうか試すのもいいかもしれません。
  • コロナ時代は科目試験がなく、科目試験なしで合格できた世代なので、余り参考にならないかもしれません(2020-2022年は代替レポートで卒業できました。74期は2020年入学なので、この世代は科目試験を受けずに突破も可能でした。77期以降は全て科目試験)。
    (2024年前後法学部既卒情報paganus)難しいかと言えば、全体的には別に。という結論になるが、必修で詰まることがあるので、歯ごたえはある。甲類は司法試験対策の参考書をウラ的に使えば良い。間違えても参考文献に使ってはいけないが。巷で言われる卒業率は全く考慮する必要はない。レポート出して試験を受けて計画的に卒論を書けば、最短プラス1年程度までで大半が卒業できる難易度だろう。それ以上かかるのは、なんらかの理由が在る場合だと思われる。時間が取れないとか。10年とかかかるのは時間が取れないのだと思う。勉強を適切にできて、要点をまとめることに慣れていれば難易度は高くない。必修と卒論が鬼門ではある。最もやばいのは卒論の指導教授ガチャか。これに外れると退学して再入学した方が早いかもしれない。スクのレベルは高くないのでスクを最大限に活用できればさらに難易度は下がる。繰り返しになるが、第一関門はスクや試験を受ける時間調整できるか(地方在住者にここはおすすめできない)。第二関門は、必修科目が取れるかどうか、近年はレポートが難化傾向だと思われる。第三関門は、指導教授ガチャで失敗しないか。数年努力してもこのガチャですべて台無しになる。ここの怖いところはこの第三関門。他はなんとかなっても相手は人間なんで、勉強というよりもコミュニケーションの問題になってくる。それさえもアカデミックな学びであるとするのなら、皮肉だが。社会人経験の無い象牙の塔の住人との対応には十分気をつけること。卒論指導はサービス業に就いたと思ってもてなせ。間違っても論争するな。異は唱えるな服従しろ。地雷原は駆け抜けるべし。

慶應義塾大学と関係ない民間の有料卒業支援サービスみたいなサイトをネット上で見かけますが、使えますか?

  • 2025年に、「インターネット上の添削サービスを利用して他者へ添削を依頼する」行為が不正行為として処罰された学生が公示されてます。危険ですのでやめましょう。
  • レポートなどは、とりあえず、合格とします、みたいなお情けで合格することも多いです。裏を返すと、卒業生で大きな顔をしている人もいますが、実は指導するほどの実力が身についていない可能性も高いです。素人の指導に金を払うと、間違ったやり方を身に着けてしまい、危険です。慶應通信固有の情報は、このwikiに載ってますし、卒業生も沢山書いてます。ここにある以上の内容に踏み込むと、不正行為になる可能性が高いです。過去、他人の指導を受けてレポートを書いたことで、その科目のレポート全て不合格、科目試験の受験取消、今後数回の受験禁止の処罰が掲示されています。単に卒業できただけのよくわからない個人のサービスを利用すると、このようなリスクが高いです。
  • そのような類のサービスを利用するのはやめた方がいいです。有料サイトに載っていることが全て事実だと思いますか?かなり、眉唾の主観ある記載も多いです。卒論指導は遅く受けた方がいいと主観に満ちた記載があるサイトもあります。(卒論指導は最短で1年半かかりますので、不要な出費が増えます。)特に強調したいのは、不正行為とみなされるリスクが高いところです。例えば、レポートでも、下記のような認定がされています。特定の他人の指導に従うと、癖が出るので、不正行為と発覚する恐れがあります。不正行為と認定されてしまうと、その後も罪悪感と後ろめたさで卒業が著しく遠ざかるでしょう。特に、複数の利用実績がある有料サイトだと、そのリスクは著しく高まります。 また、そのような有料卒業支援サービスサイトに個人情報を預けた場合、万が一それらの情報が流出したら取り返しがつかないでしょう。さらに、もし悪意のある人間がサービスを提供していた場合、「この高額有料プランを購入しないのなら、当サイトを利用していることを大学に報告しようかなー。」と脅される可能性もなきにしもあらずです。(ここまで露骨なことをやられたら警察や弁護士等に相談すべきですが。)
  • 「当社の卒業支援サービスについて、レポートや卒論の内容についてのアドバイスは不正なので行っていません。あくまでも単位の取り方や卒論に入るべきタイミング、また日々の学習生活における不安解消のための相談をしているだけです。」みたいなサイトもありますが、それってお金を払ってまで受ける価値があるものかどうかよく考えてみましょう。
  • とある、有料サイトは参考文献掲載のルールすら間違った形で記載しています。本当に卒業できたのか疑問に思うようなミスが載ってます。普通の人はしないミスを鵜呑みにして複数人が大学に提出してしまうと、明らかに間違った指導を同じ人から受けているとみなされ、不正の事情聴取を受けかねません。不正になると、大々的に全学生に事件と処罰内容が公開されます。

過去にどのような不正行為への処罰がありましたか?

他人の指導や添削を受けたことで、処罰を受けている事例がしばしばあります。有料で指導するサイトもありますが、この手のサイトは同じ指導者が行ってますので、過去の事例と類似します。今どきは、剽窃チェックの専用ソフトもありますので、他人の力を頼るのは辞めましょう。

具体例は、例えば、以下があります。

□2024年

  • 試験時間中に通信機器等に着信があったため、当該試験の受験を無効とする
  • 他人の指導を受けてのレポート作成。詳細は以下。 「テキスト科目「統計学(A)」のレポートにおいて不正行為(他人の指導を受けてレポートを作成)があったと判断されたため、通信教育部学則第80条に基づき以下のとおり処分を行った。 今後、再びこのような事態の生ずることのないよう学生諸君の自戒を強く要望する。 1.当該科目の2023年11月22日受付分のレポート(第1回~第4回)を無効とする。 2.2023年度第Ⅳ回(2024年1月実施)科目試験の当該科目の成績評価を無効とする。 3.2024年度第Ⅰ回(2024年4月実施)科目試験および第Ⅱ回科目試験(2024年7月実施)における当該科目を 受験停止とする。 」
  • NW12月号では、4件の不正行為が発表された。スマホを用いた試験中の不正1件、レポートの剽窃3件が発表された。特に悪質なものについては、半年以上の期間のレポートの受付禁止・スクーリング受講禁止・科目試験の無効と将来2回分の科目試験の禁止といった処罰がなされた。 □2025年
  • NL6月号 テキスト科目「経営分析論」のレポートにおいて不正行為(剽窃および他者への添削依頼)があったと判断されたため、通信教育部学則第80条に基づき以下のとおり処分を行った。 (処分内容) 1.当該科目の[2024年11月15日付受付、12月24日付返送分]レポートの評価無効。 2.2025年度第Ⅰ回(2025年4月実施)科目試験および第Ⅱ回科目試験(2025年7月実施)における当該科目の受験停止 当該学生は、他者のレポートを剽窃したことに加え、インターネット上の添削サービスを利用して他者へ添削を依頼するという、学生としての本分に反する不正行為を行った。 今後、再びこのような事態の生ずることのないよう学生諸君の自戒を強く要望する。

慶應通信で学習する意味はあるのですか?本を買って自学すればいいじゃないですか。

  • 体系的つまり効率的な学習、レポートや試験による一定の到達度の保証、人的資源や施設の活用、人生を変える学友や教授達との出会い、メリットは計り知れません。
  • 卒業すれば大学の学位が取れます。これは自学では得られないメリットです。

慶應通信で知り合いが作れず、孤独で続く自信がありません。何か策はありますか?

  • 慶友会やエックスなどのSNSを活用すると良いです。他の人の学習状況がわかるので、ペースがつかめますし、勉強の悩みを呟くと、他の人がアドバイスをくれることも少なくないです。ただし、答を知りたい系はNGです(不正行為になります)。

慶應通信のルールについて分からないことがあった場合はどうやって調べればよいですか?

  • 慶應通信のルールについては塾生ガイドに書いてあります。塾生ガイドを読めば疑問点はまず解決すると思います。
  • 塾生ガイドに書いていないようなこと(例えば「塾生ガイドに記載されていないような通年スクーリングの細かい疑問点」とか、「どの科目が難しいか?」とか、「スクーリングで人気の科目は何?」など)は、制度やシステム・卒業に関するものについては事務局に問い合わせる、その他に関することは慶應通信wikiを見る、あるいはX(旧Twitter)で慶應通信生に質問すれば疑問点が解消するかも知れません。
  • X(旧Twitter)で質問するときは相手の都合も考えましょう。また塾生ガイドを読めば分かるような内容については質問を控えた方がよいかもしれません(まあ、X(旧Twitter)で何をポストするかは個人の自由ですが…)。そのような質問をすると「それくらい自分で塾生ガイドを読んで調べろ」と不愉快になる人も出てくるでしょう(例えば「レポートは鉛筆書きではいけないのですか?」とか、「全面書換科目って履修登録必要ですか?」とか、「スクーリングとE-スクーリングの違いを教えて下さい」など)。

慶友会ってなんですか?

  • 「慶友会とは、全国各地に存在する通信教育課程の在学生が、学生間の学習上の啓発を目的として自主的に結成している学生団体で、北は北海道から南は沖縄まで、現在その数は40団体以上に及んでいます」(慶應通信公式サイトより)
  • 慶友会は大学側が認めている学生団体です。毎月送られてくるニューズレター(慶應通信のお知らせが載る冊子)の巻末にも各慶友会団体の短信が載っています。
  • 横浜慶友会など地域の慶友会、英語や社会学などある特定の学問を共に学ぶ慶友会、ネットの繋がりだけの慶友会などがあります。
  • 慶友会の入会金や活動内容・行事等は各団体によります。
  • 通信教育は孤独になりがちですが、慶友会に入ると同じ目的を持った仲間がいるので勉学へのモチベーションがあがります。
  • 慶友会加入のメリットとして、講師を呼んで開かれる勉強会があります。自学では気が付かなかった点を学べるかもしれません。またレポートや科目試験対策に強い慶友会だと単位取得に有用です。(ただし、合格レポートの写しは厳禁なのでそのようなことを売りにする慶友会が万が一あったら近づかないようにしましょう。レポート作成の際に他人の合格レポートを参考にしたら最悪剽窃で処分されます。)また慶友会によっては独自に卒業生に対して卒業記念を進呈してくれます。
  • 慶友会加入のデメリットとしては、一部の慶友会のメンバーが陳腐化しているところも存在するという点があります。慶應通信に長く在籍している方が偉いと勘違いしている人もまれにいます。学問をするということよりも、学生生活を謳歌しようと遊び歩いている人もいます。そういったノリが合わなかったらさっさと退会したほうがいいです。
  • 慶友会への入会はあくまでも任意です。慶友会に入らない人もたくさんいますので無理に入る必要はありません。特に他人といると気を使って疲れる性格の人は入らないほうがいいでしょう。慶友会に入らずに卒業した人はたくさんいます。

慶應義塾大学通学課程第2学年編入について教えてください。

  • 入学1年目で所定の単位数を修得した上で大学へ申請し編入試験を受けて合格すれば、慶應通信から通学課程への第2学年編入が制度的に可能となります(詳細は塾生ガイド参照)。
  • 文学部、経済学部、法学部(法律学科・政治学科)、商学部、理工学部、総合政策学部、環境情報学部が第2学年編入を募集しています。なお編入試験に関する問い合わせ先は通信教育事務局ではなく、通学課程への編入を希望する学部となります。
  • 編入を希望する学部により出願資格となる修得単位数・単位数の内訳および通信教育課程の在籍期間が異なる。編入希望者は編入試験出願資格について早めに編入を希望する学部に問い合わせる事。(準備が遅れると、編入先の学部側が要求する単位を編入試験出願までに充足できない恐れが出てくる。)
  • 編入試験で合格する確率はかなり低いとも言われれるが、編入合格者曰く誰も受からないレベルの難易度ではないとされる。
  • 編入合格者の弁「ちなみに、今年度文学部二年次編入試験試験は、一次試験に合格したのが13人(定かでは無い)中の5人で、2次したのはそのうちの4人でした。必ずしも一次に通ったからと言って2次に受かる訳ではないようです。」(1次試験合格率約38%、1次試験合格者の2次試験合格率80%。)
  • 編入合格者の弁「私が編入に成功した最大の理由として ・慶應通信の卒業率は1%だ ・慶應通信は卒業に10年かかる ・通信から通学に編入は100パー無理 と言った根拠のない馬鹿げた出まかせや情報に目もくれなかった事ですね。これらの情報は全て嘘です。私が証明しましたーーー,,」
  • よく通信制大学の特色として様々なサイトやパンフレットに「慶應通信は通学課程への第2学年編入が可能!!」という点を大々的にアピールしている文章が見受けられるために、入学当初からこの制度を利用して通学課程編入を目指している慶應通信生がいますが、正確に言えばこの編入試験とは、通学課程生が転部を目的に「編入試験」という形で受ける試験としての意味合いが強いです。この試験は条件を満たした全塾生が申請できるので確かに通学・通信のどちらの学生も受験資格こそ与えられます。
  • 1次試験に合格した慶應通信生が2次試験の面接において面接官から「はじめから通学課程編入を狙っていたのですか?」的な質問が来たという噂があります。なお合格者には慶應義塾関係者の親戚や、義塾に強い結び付きをもつ人がいるとの噂もあります。
    • 編入合格者の実体験「編入2次面接終了しました。なんと、なんと、3人の面接官からそれぞれ質問を受けましたが、なんと、なんと、そのうち1人はネイティブの方で、英語で面接でした。英検準一の2次面接を思い出して何とか切り抜けた〜。」「でも面接官の方の1人(ボス的な人)から、入学したらゼミがあるんだけど、定員割れだと好きなのに入れないかもしれないからそこだけよろしく〜みたいな感じで言われて、あれ?入学前提だと心躍りました。」(この編入合格者は特に圧迫面接を受けていないようです。)
  • 管理人の私見として、管理人が通学を卒業した方に聞いた話を総合するとこのような評価になります。「編入試験は通学生も受験でき、事実上通学生の転部枠として機能している。そのため通信から通学に編入しようとする学生は、優秀な通学生と少ない椅子を賭けて争わなくてはならない。これを突破できるような優秀な学生は一般試験でも必ず合格できるので、一般受験した方がよい。」おそらく合格者に塾生関係者が多いというのは、通学生が受けてるからだと思います。
  • 通学課程に行きたいのであれば、はじめから通学課程一般入試を受けて合格するか、慶應通信を最短卒業して学士資格を手に入れた状態で通学課程に編入を申請するかが一般的にはおすすめだが、もし通信課程入学後に通学過程に編入したくなった場合はきちんと戦略を練り、「通信課程生はたとえ一次試験(筆記)を通過したとしても、二次試験(面接)で落とされる確率が非常に高い」というような根も葉もない噂に騙されず、しっかりと努力をすればそれほど無謀な道ではないといえる。編入試験を受けるにあたり、所定の期間内で決められた単位を取ることを要求されるので、それをクリアした人は一定の能力があるともいえる。
  • 以上のことを踏まえたうえで、編入を目指すか目指さないかは各学生の自由です。ただ「通学課程の一般入試が難しそうだから慶應通信で楽に入って編入試験で頑張ればいいや」くらいの気持ちだと合格は難しそうです。

通信課程は卒業式で学位記の授与がなくなったとは本当ですか?

  • 2025年2月NLに明記されてますが、学位記は全員への郵送になりました(以前は希望者のみ郵送)。このため、卒業式では、通信課程の卒業生のための独自式典はありません(2025年2月NLに明記)。従来よりもイベントの重みが減り、卒業式では大学の話を聞くより一方通行なイベントになったので、参加するか否かは一度考えた方がいいかもしれません。卒業式だけなら、オンラインで過去のものが見れます。

卒業式で表彰される金時計、銀時計、ユニコン賞とは何ですか?

  • 金時計とは、簡単に言うと主席で卒業した学生に与えられる表彰賞のこと。卒論担当の教授に優秀であることを学校に推薦されたうえで、各教官から推薦された成績優秀者のうちで全教官で審議の結果、1名選ばれ、金時計を与えられる。慶應通信教育部では文学部・経済学部・法学部のすべての学部の成績優秀被推薦者の中から1名だけが選ばれる。金時計を獲得した者は三色旗への原稿投稿や入学案内パンフレットへの寄稿を依頼される。
  • 銀時計とは、簡単に言うと主席の次で卒業した学生に与えられる表彰賞のこと。卒論担当の教授に優秀であることを学校に推薦されたうえで、各教官から推薦された成績優秀者のうちで全教官で審議の結果、各学部で1名ずつ選ばれ、銀時計を与えられる。慶應通信教育部では文学部・経済学部・法学部の各学部の成績優秀被推薦者から、それぞれ1名ずつ選ばれる。
  • ユニコン賞とは、全国通信三田会から表彰される賞のこと。いずれかの慶友会に所属しており、自薦他薦でその慶友会に多大な貢献を果たしたものと認められた者が候補となり、全国通信三田会でそれらの候補の中から毎年数名が選ばれ表彰される。ユニコン賞本賞、特別功労賞、感謝状、奨励賞の4種類の表彰部門がある。主に慶友会会長や役員またはそれらに準ずる活動をした人が選ばれ表彰されやすい。

新入生です。2022年度からリモートアクセスにより電子ジャーナルなどが利用できるとのことですがエラーが発生してログインできません。

  • 2022年度からリモートアクセスにより電子ジャーナル、電子ブック、データベースへのアクセスが可能となりました。これにより自宅のパソコンからインターネットを介して電子ジャーナルなどへアクセス可能となるのでレポートや卒論の参考文献集めが捗るでしょう。
  • ただしリモートアクセスが使える慶應通信生は「卒業論文指導登録」を行った学生が対象となります。卒業論文指導登録前の学生は使用できません。
  • 卒業論文指導登録には所定の単位(塾生ガイド参照)を取得する必要があります。卒論の構成を全く練っていなくても所定の単位を取ったら申請可能なので条件を満たしたら速やかに卒業論文指導登録することをお勧めします。(卒論に取り組むのは卒業論文指導登録後、指導調査票を出してからがスタートとなります。)

Q&A(慶應通信・就職活動編)

就職や転職で慶應通信は評価されますか?(主に日本国内の日系、外資)

  • 個人の体験ですが、転職の面接の際には、話題に出ました。「大学に通われているようですが、どういうお考えで通っているのですか?」と質問されました。また、その後の仕事について語っているときも、大学の話題について採用側から触れてきており、学ぶ姿勢というのは評価されると感じました。現職の業務の質を高めることができるという論理で話をしたら好感触でした。なお、キャリア採用面接でしたので、「手放しに慶應だから評価する」という視点では一切見られませんでした。大学に通っている社会人はそう多くはないので、言い方を工夫すれば高評価だと思います。但し、転職後も大学に時間を奪われる、単位が揃ってない等の状況だとネガティブな印象は与える可能性があるかもしれませんので、そこら辺は考えた方がいいかもしれません。私はほとんどの単位が揃っており、転職ができる時期にはほぼ卒業できる状況になる見込みなことを履歴書に記載して、その懸念が来ることは封じました。
  • 新卒就職の場合、雇用側の不安を解消してあげる必要があります。就職支援がないこと自体は大した不利ではありません。通学の大学生でも、就職活動でさほど役になってません。一番不利に働くであろう点は、「この人は本当に卒業できるのだろうか」と思われる点です。通学の場合は、単位が取れている人だけが4年生になれ、更に、卒業率も高いです。一方で、通信の場合、4年生になっても(←慶應通信は「学年制」を採用しておらず「単位制」を採用しているため、正確には「[学部]4年生になれる」のではなく、「学部4年生相当の単位数を既に取得した学生になれる」ということを意味する)、予定通りの時期(3月ないし9月)に卒業できるか否かは通学生に比べればかなり不透明です。慶應通信は特に卒業率が低いことはちょっと検索すれば出てきます。新卒の採用には多大なコストがかかってます。そのコストをかけても、結局卒業できなかったという学生は通学だろうが、通信だろうが、採用したくありません(追加採用のコストが発生するからです)。採用条件に大卒となっていることが多数だから、募集条件を満たさず、内定取消になる可能性が高いからです。このため、通信である旨を説明する場合には、「卒業見込証明書」(和文100円/部、英文600円/部)等により、具体的な単位数と卒論進捗状況を示して、間違いなく卒業できるということを採用側に理解してもらうことで積極的に不安を和らげる努力をしないと、なかなか内定を出しづらいのではないかと思います。なお、「卒業見込証明書」は、【通信教育課程・証明書申込用紙】をプリントアウトして必要事項を記入し、必要分の郵便小為替と返信用封筒を同封して事務局に提出することで入手可能です。
  • 就職活動のテクニカルな点として注意が必要なのは、「卒業」して1日でも経ってしまうと大半の日系企業では「新卒採用」の枠から漏れます。「既卒採用」となります。「既卒採用」の枠となりますと、とりわけ日本ではキャリア採用の枠内と見なされがちですので、ピカピカの「新卒採用」を念頭に置かれて慶應通信に挑戦しようとされている(特に若い就職未経験者の)方は、この点念のため留意されておくべきかと。

通信教育課程の学生は大学の就職支援を受けられますか?

  • 通信教育部が本拠を置く三田キャンパスの就職支援窓口の対象者は通学課程の学生のみです。通信教育課程ウェブページ内の「よくある質問」においても、『通信教育部には就職相談窓口はありません』と明言されています。就職支援を前提に新卒採用を目指したいと考えている人は注意しましょう。

国連職員(国際公務員/国際機関職員)を目指したいが可能ですか?

  • ルート選定を間違えなければ慶應通信からでも不可能ではありません。若手の学生には特に希望をもってほしいです。国連ポスト(Pレベル = 専門職)に応募する際の最低要件は、国連機関が求める専攻における①「修士号」取得者であること、加えて②専攻分野に関連して2年以上の実務経験があることです。最も可能性が高いルートは外務省ルート(具体的にはJPOないしAE)です。詳細は調べてください。情報入手先として特に有用なのは「外務省 国際機関人事センター」のWebpageです。なお、専門分野(専攻)が人文系、語学、教育学、体育学、芸術学(音楽、絵画)などだと門前払いの可能性が高いので注意が必要です。慶應通信ですと経済学部(専攻:開発経済学とか)、法学部(専攻:国際関係法とか)だと可能性が広がると思います。外国語運用能力(特に国連公用語)の高さは当然視されますのでその点も留意が必要です。
  • 在学中に国際機関のインターンシップに応募することも可能です(海外のみならず、当該機関の駐日事務所含む)。その場合、Reference letters(推薦書)を求められることが多いです。レターは卒論の指導教諭などに丁寧に依頼すれば引き受けてくださると思います。その際ドラフトは自分で書き、それを先生に見てもらい、レターの最後に署名だけいただくというやり方も多いので留意ください。
  • 海外でのインターンシップやフィールドワークなど留学(期間:28日以上、1年以内)を考える場合、文部科学省が主催する「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」の利用も一つの可能性として考えましょう。当該プログラムは高校生および大学生を対象とした給付型留学奨学金制度(原資は民間企業)です。慶應通信教育課程の学生も対象者に該当しますので挑戦できます(年齢基準や家計基準などはある)。

Q&A(レポート編)

今年度に在学2年目(2年次)となる人が、2年次に配本されるテキスト科目のレポートを書くにあたり、今年度のレポート課題よりも前年度のレポート課題のほうが書きやすそうだと考え、前年度(自身が1年次の時)のレポート課題で提出することは可能でしょうか?(前年度と今年度の科目で用いられるテキストは一切改訂等がなく同じである場合。)

  • 事務局に確認したところ「可能です」という回答でした。つまり、2024年度に配本される科目について、2024年度のレポート課題と2023年度のレポート課題を見比べて2023年度の課題の方が書きやすかったら当該科目が配本される前の2023年度の課題でレポートを書けるということです。ただし、レポート課題の有効期限は当年度と翌年度のみなので2023年度の課題でレポートを書く場合、2024年度内にレポート合格しないとレポートが失効となります。

レポートの再提出回数が多くて分厚くなり、ホチキスで留まりません。どのように提出すればよいでしょうか?

  • 千枚通しやセロテープを使用する学生が多いですが、万が一提出後郵送中や事務局仕分け作業中に外れてバラけた場合、最悪紛失で不備になる場合があります。無難にホチキスでまとめて提出したほうがいいです。
    • 先輩のブログ記事をご参照に留めてください。やり方および写真が連載されています。これなら安心です。

レポートの再提出回数が多くて分厚くなり、専用提出封筒に入れられません。どのように提出すればよいでしょうか?

  • 基本は茶色のレポート提出専用封筒に入れて提出するが、債権各論のように不合格の回数が10回を越えることもある科目のレポートでは、封筒に収まりきらなかったり、収まっても1キロを越える場合は封筒では提出できない。この場合は小包など他の郵便送付方法で事務局へ送っても受け付けてもらえる。(ただしこの場合、ポストではなく郵便局窓口での提出となるため郵便局営業時間外は提出できないということと、重さや大きさにより送料や切手の合計金額が変わることに要注意。)
    • 2023年度現在、ほとんどの科目のレポートがWEB提出可能である。WEB提出不可で何回もレポート再提出を要求される科目は必修でなければ途中で諦めたり、レポート合格前にレポート課題有効期限が切れる可能性が高い。よって、99%の学生はレポート提出専用封筒にレポートが入らなくなるような経験をすることはないので過度に心配する必要はない。

レポートを郵送する場合、切手はどれくらい貼ったほうがいいですか?

  • 専用のレポート提出封筒の場合、第四種郵便通信教育用郵便物扱いになるため、
    • レポートを入れた封筒の重さが100グラム以内までは一律15円
    • 上に加えて、100グラムを越えるとさらに超過分100gごとに+10円分の切手を貼る
    • 郵送可能な重さの上限は1kgまで(この場合105円分の切手を貼る必要がある) となる。切手代不足で郵送不能になるのが心配な人は、郵便局窓口で局スタッフに頼み、正式にはかりにかけてもらってからその場で切手を貼って提出しよう。
  • 切手代を節約したいなら、重さの合計が100グラム以内ギリギリに収まる範囲まで複数のレポートをまとめて封入することがおすすめ(ただし提出締め切りがあるなどの場合は切手代節約よりも提出期限を優先しよう)。
  • 参考までに、以下に日本郵便公式ホームページの第四種郵便の料金表を示す。レポート提出封筒は「通信教育用郵便物」の一種である。 https://www.post.japanpost.jp/send/fee/kokunai/one_two.html#04
  • レポート提出締め切り間近や試験代替レポートの際に複数科目まとめて郵送しようとするときに郵便物重量超過や第四種郵便の規定を満たさない事(上部を完全に密閉してしまったなど)による切手代不足、消印有効当日のポスト最終収集時間後に投函してしまったなどで消印有効締切日を過ぎてしまった場合大ダメージ(締め切りに間に合わず科目試験受けられない、試験代替レポート締切日過ぎて成績がつかない)となるので、そのような重要な時には直接郵便局に行って窓口で第四種郵便を確認してもらい郵便料金を払った方がよい。
    • ↑完全同意です。期限ギリギリの郵送はゆうゆう窓口を使う方が多いです。

どれくらい切手を用意しておけばいいですか?

  • ふだんから5円切手をたくさん購入してストックしておくと、WEB提出不可のレポートを急に提出することになっても安心だ。余っても使い切れるので、多めに確保しておくと便利。50枚買っても250円で済む。
    • 使い切るには、郵便物やゆうパックを郵便局の窓口で差し出す際の送料を、切手と現金を併用して支払う方法が簡単。この方法だと切手を貼り付けないで済む。
    • 貼付で使い切る場合、従来は5円切手を一般的に通信教育以外の郵便ではまず使う場面がほとんどないので注意が必要であったが、2024年秋からの郵送代値上げで5円切手を貼付できる場面が増えると考えられる。
      • これまで一般的な郵便の送付切手代は端数が多かった(例えば葉書は一通63円、25グラム以下の手紙は一通84円)ので5円切手を使おうとすると余分になっていたが、2024年秋からは葉書一通85円、25グラム以下の手紙は一通110円と値上げになることで5で割り切れることから5円切手を貼付しやすくなる。
      • その他規格外封筒やレターパックなど5で割りきれる値の郵便物では大概が数百円以上の切手代を要するので、5円切手だけを使おうとすると今度は逆に大量に貼らなければならなくなり郵便局スタッフの切手の計算カウントが大変になる。
    • その他、手数料(5円切手の場合、1枚2.5円)を払うことで他の切手・はがき・レターパック等に交換も可能。
  • ただし2019年度以降、一部科目がレポートがWEB提出可能となり年を経る毎にWEB提出可能科目が増えている。2022年度の状況ではかなりの科目がWEB提出可能となっているので以前よりは切手のストックは必要ないかもしれない。ただし、試験代替レポートは郵送限定なので切手の出番が増えている。(試験代替レポートは2022年度で終了。)
  • 2023年度になり特例措置であった試験代替レポートが終了し対面式科目試験が復活した。これにより切手の使用頻度は落ちるだろう。特にWEB提出可能レポートが大半の経済学部、法学部の学士入学は一度も手書き、ワープロレポートを作成しない、つまり切手を全く使用しない人もそこそこいると思われる。

レポートを郵送するときの注意点を教えてください。

  • 封筒に封をする際は、糊だけで貼るのではなく、セロハンテープでガチガチに貼ったところの上を補強することが推奨される。時々事務局から『中身が入っていない封筒が届きました』と連絡があり、追跡確認しても一切中身のレポートが所在不明となる(もちろんそのレポートは不備扱いとみなされる)学生がいる。この場合一番に考えられるのが封の補強が弱かったという原因である。せっかく苦労して作ったレポートを紛失した上に周囲に迷惑をかけるなんて経験は誰しも嫌なはずなので、是非糊とセロテープの兼用をおすすめする。ただしその場合、セロテープは切手の上に貼らないこと(消印スタンプが押せないため)と、封の片端は5センチぐらい開けておくこと(全部封をすると第4種郵便と見なされずに切手代不足として自宅に戻されてしまうため)の、2つの注意点を遵守すること!

レポートの最後に挟む「講評欄」の裏の自宅への宛名を「様」を消して「行」にしてもいいでしょうか?

  • やめましょう。こちらから送るときに「行」に直してからレポートを送ると、レポートは受理はされますが事務局でわざわざその「行」の字を消して横に「様」のスタンプを押して返却されるとのことです。すなわちよかれと思って直しても結果は事務局の人の負担を増やすだけのことになるようです。

WEBでレポートを提出する際、提出ファイル名は何でもいいのですか?

  • 結論からいうと何でもよい。システム上個人別に割り振られたデータであることからわざわざ学籍番号を書かなくてもよい。

レポートが不備になる事例、ならない事例について教えてください。

ここで言う「不備」とは、「不合格(再提出)」とは全く別のものであり、「レポートの受け付けそのものをなかったものと見なすこと」である。よって科目試験前の提出締め切り日ギリギリに提出したレポートが不備となった場合は、その科目の受験資格は無効となり、試験は受験できないことになる。

  • 不備になった事例
    • (郵送・WEB)テキストや参考書、参考文献、他人の論文などを丸写しして提出した(特に科目試験有効レポート提出期限間際に出されたレポートに多い。最悪盗窃を疑われて処分すら受ける可能性もある)。
    • (郵送)ワープロで作成したレポートについて指定のレポート用紙ではなく、普通のA4コピー用紙に印刷して提出した。またレポート用紙への印刷中に手持ちのレポート用紙が無くなったので仕方なく一部のページのみ指定のレポート用紙に印刷、残りを指定のレポート用紙をA4コピー用紙に印刷し提出した。(全ページ指定のレポート用紙で印刷しないと不備となる。ただし放送英語のレポートや試験代替レポートなど任意のA4用紙に印刷してよいと指示がある場合はこの限りではない。)
    • (郵送)鉛筆書きのまま提出した。(特に新入生が初めて提出したレポートに多く見られる。要注意!!)
    • (郵送)手書き提出必須のレポートを、ワープロで作成して提出した。
    • (郵送・WEB)1度目にワープロで作成したレポートが内容面で不合格になり、再提出するレポートはプリンターのインクが無くなったため手書きで書いて提出した(WEB提出可またはワープロ作成可の同一年度同一テキスト科目において、レポートを再提出する場合は、1度目に提出した際のレポート作成方法で提出しないと受け付けてもらえない。ゆえに1度目の不合格レポートはワープロ作成で出したけど再提出レポートは手書きもしくはWEB提出で出す、というのは出来ない。ただしレポート再提出期限を切らすなどで無効になった場合は、指定がない限りは必ずしも無効レポートと同じ方法で作成する必要はなく提出できる)。
    • (郵送)レポート課題が複数題から選択する方式の場合、選択した設問番号や記号を○で囲み忘れて提出した・レポート初頁最上部に選択番号を記載し忘れて提出した(主に手書き・ワープロのレポートの場合。WEB提出の場合は設問番号を選択しないと提出できないのでこのようなミスは起きない)。
    • (郵送・WEB)文学部テキスト科目「国文学」は縦書き必須であり、横書きで書くと不備(添削不能とされ提出しなかったのと同じ扱い)になります(どこにもそのような注意書きはありませんが、添削される教官が「国文学は縦書きが当たり前」と考えているため)。また他の科目でも、国文学というタイトルを名前に含むテキスト科目やスクーリング科目のレポートに関しては、極力縦書きにすることをおすすめします。
    • (郵送・WEB)総合教育科目テキスト科目「保健衛生」について、レポートの字数を42字多く書いて提出したら不備で返ってきたという報告あり。
    • (WEB)レポートファイルと間違えて違うファイルを送信してしまった(提出直前にきちんとファイル名とレポ内容とが一致したものかを確かめること。一度間違ったファイルを送信してしまうと、無効の結果が出るまではその科目のレポートは提出できなくなりタイムロスとなる)。
    • (郵送)テキスト書き換え科目の場合、「追加履修」をkcc-channelで行い、事務局からの【承認】を得ることが必要になります。これを忘れるとその科目のレポートを提出しても「不備」となってしまいます。「不備」ですから当然<受付>もされませんし、「不備レポート」として後日返却されることになります。ところで「追加履修」の【承認】がkcc-channel上で反映されるには数日を要するので要注意です。自分は、苦労して書き上げたレポートをポストに投函したものの、数日経ってもなかなかkcc-channel上でレポートが<受付>とならないため改めて確認したところ、レポート締め切り日の前日の夕方になって「追加履修」をしていないことに気が付き青ざめたことがあります(この時点でレポートは「不備レポート」として郵送で返却途上にあった模様)。慌てて同じレポートを<Web提出>しなおせば間に合うかもと思いトライしましたが、「追加履修」の【承認】がなければシステム上<Web提出>ができないためできませんでした。そこでワラをもつかむ思いで事務局にサポートを求め問い合わせたところ、大至急「追加履修の申請」をweb上で行い、「不備レポート」が締め切り日までに自宅に届いたら、レポート前面に「現在、当該科目については追加履修の申請中です」のメモを張り付けて出しなおせば、直近の科目試験を受けられるように手配できる、とのことでした。当該「不備レポート」は翌日(締め切り消印日当日の昼)に自宅に届いたため、事務局に指示された通りに「メモ」をレポート前面に張り付け、急いで郵便局に走り再投函して事なきを得ました(仕事があったので家族に郵便局で出してもらった)。ギリギリでも事務局が手厚くサポートしてくれて本当に助かりました。仮にトラブルに見舞われたとしても、決してあきらめずダメもとで事務局に問い合わせて相談すべきかと。
  • 不備にならなかった事例
    • (郵送・WEB)レポートのページ番号を振るのを忘れましたが不備で不合格にはなりませんでした。ちゃんと中身を見てくれます。
    • (WEB)WEB提出の場合、ヘッダーに学籍番号・氏名を書くように指示があるが、ヘッダーにそれらを書き忘れて提出したけれども受理されました。
    • (郵送・WEB)学士ですが英語の認定を受けておらずレポートを出しています。質問を一つ飛ばして回答してしまいましたが、きちんとよみかえて正解にしていただき、飛ばしたところだけ再提出になりました。

法学部のレポートで「~を論じなさい」って言われてどう取り組めばいいのでしょうか?

  • まずは「論点」を見つけ、当該論点にどんな「対立」があるのかを探ることが出発点。その道案内をしてくれるのが「専門雑誌」で、詳しくは慶應通信wiki中の「おすすめ書籍」の項目を参照ください。
  • 法学の「専門雑誌」は、判例や法律の論点を研究者がコンパクトに解説するもので、彼らにとっては、自説を(他の研究者や法曹と)誌面で戦わせる<主戦場>でもあります。これを学生が丁寧に読むことで、ある論点につき「誰がどの先生の、どの意見に賛成しているか?反対しているか?」、「どの裁判所が、どの、いつの判決のどの部分に賛成し、あるいは反対しているか?」、「どの条文のどの文言の解釈で揉めているのか?」などいわゆる<論点>を頭の中で整理し、<対立地図>を描く手助けになってくれます。一旦<対立の構図>がわかれば「論じる」のは難しくありません。すなわち:(1)論点を整理してシンプルに提示し(Issue spotting, Issue presentation)、(2)裁判所・研究者間の見解対立を明示し(判例、学説の位置づけ)、(3)自分はどれを支持するべきと考えるのか?研究者の見解に手助けしてもらいながら自分で「説得力・理由」を以ってさらりと書く(自説・私見)。これさえ出来れば、もうそれは「論文(レポート)」です。法律を「論じた」ことになります。私見とか自説というのは、自分の全くオリジナルの誰も知らない説を無理矢理生み出して長々と述べることではありません。研究者・裁判所(法曹)の見解に耳を傾けて、どれが、なぜ、ベストか?ベターなのか?を自分なりに説得性を以って位置づけ、レポート内で提示することと考えるとうまく勉強が進むかなと思います。どなたかの参考になれば。仮に参考にならず、役にも立たなければ、ごめんなさい。

毎年発表されるテキスト科目の「新設」「全面書換」「改訂」「廃止」科目それぞれの概要を詳しく教えてください。

塾生ガイドに連載されているのでそこを参照とするが、ここでは最もややこしいテキストとレポートとの関係について説明する。

新設科目

新設される年度になったら学習およびレポート提出が認められる(もちろん市販テキストなどで先に予習しておくことは可能)。この時新設される年度において、その科目の配本される年度が自分の年次よりも下である場合は、テキスト追加履修申し込み(塾生ガイド参照)を事前にしておき、それが許可されてはじめて該当科目のレポートの提出が認められる。逆に配本年次が自分の年次よりも上な場合、および市販テキスト採用科目であれば、テキスト追加履修申し込みは不要(配本される年次が自分の属する年次よりも上の場合はその年次になるまでレポートは提出できない。また市販テキスト採用科目の場合は市販テキストを自分で買う必要がある)。

全面書換科目

テキストは改訂された新しいものを別途購入する必要がある(テキスト追加履修申し込み。市販テキストの場合は自分で購入する)うえに、レポートは旧科目で合格したものは、科目試験が旧科目名で施行されているうちに合格しないと無効となり、新たなレポート課題(新科目)で書き直す必要がある(なお旧科目のレポートは合格、科目試験は不合格の状態のまま新年度(旧科目が完全廃止になり新科目一本統一化となる)になってしまうと、旧科目の成績はDが残る←新科目の成績が合格になり単位修得しても旧科目への上書きはできず、成績表には旧科目のD表示については永遠に残るしGPA平均値も下げてしまう)。

改訂科目

テキストは改訂された新しいものを別途購入する必要がある(テキスト追加履修申し込み。市販テキストの場合は自分で購入する)が、レポートは旧科目で合格したものはそのまま有効である(書き直す必要はない)。科目試験はそのままこの科目を継続して受験できる。

廃止科目

旧科目で合格したレポートは、科目試験が旧科目名で施行されているうちに合格しないと無効となる(旧科目のレポートは合格、科目試験は不合格の状態のまま新年度(旧科目が完全廃止になり新科目一本統一化となる)になってしまうと、成績表には旧科目の成績にDが残り、平均GPA値も下げてしまう)。ただし逆にレポートが不合格中で科目試験は合格している場合に限り、再提出期限以内のうちにレポートをもう一度だけ書き直して添削に出すことが特例として認められている。もしこれでレポートが合格したら無事単位修得になり、レポートが合格しなかったら無かったことになる(成績表には旧科目のDは残らず、GPA値にも反映されない)。

Q&A(科目試験編)

科目試験を受けられる条件はなんですか?

  • テキスト科目はレポート提出+科目試験受験申し込み、メディア授業・放送授業は科目試験受験申し込みが必要となります。
  • テキスト科目については締切日までにレポートの提出が必要です。あくまでも提出が必要であって合格が条件ではありません。ただし、提出したレポートが不備や添削不能(レポートの体裁が指示に従っていない、レポートを鉛筆書きで出した、レポートの記述が極端に少ない、選択番号を選び忘れている等)の場合は提出とは認められません。
  • 科目試験受験申し込み期間はレポート締め切り日翌日より1週間程度です。科目試験受験申し込みをしないと科目試験を受けられません。特にメディア授業・放送授業は申し込みを忘れがちなので注意しましょう。メディア授業・放送授業の場合、所定の回での科目試験受験申し込みを忘れると次回以降受けることはできないので高確率でD評価になると思われます。

筆記用具は何を持っていけばいいですか?

  • 多くの学生はシャープペンシルや鉛筆を数本持っていきます(数本、というのは受験中にシャーペンの芯が切れたり鉛筆の芯が折れたりした時の予備です)。ただし受験科目がペン書き必須科目であればボールペンや万年筆が必要になります。ペン書き必須科目であるかどうか必ず事前に調べておきましょう。(調べるのが面倒、調べた結果が間違っていたという事を防ぐためにどんな科目を受けようともシャープペンシル、ペンを持っていけば間違いがない。)

科目試験の結果が納得がいかない。採点ミスがあるのではないか?

  • 塾生ガイドに記載の要領で事務局に成績評価の確認依頼の書類を提出することで確認頂けます。但し、理由は教えてもらえません。また、負担をかけるので、相当な根拠をもってやりましょう。

試験会場の特性を教えてください。

試験会場の存在する大まかな地図や建物階数はその都度該当試験の記事があるニューズレターを参照することになるが、以下に東京会場とそれ以外の地方会場について大まかな特性を述べる。

なお、場所に関わらずほとんどの受験会場では、試験中は見える位置に掛時計がありません。(三田キャンパスは無い、地方会場は場所によりけり。)試験時間は試験官の時計に従うことになります。ですので時計の持参を強くお勧めします。時計を持っていなかったら100円ショップで購入できる時計で十分です。その際、秒針の音がうるさいアナログ時計は他の受験生の迷惑となるので注意しましょう。

東京会場(三田キャンパス)

まず本校舎の一階奥の大広間に貼り出された掲示板に、教室番号ごとに受験科目名が表示されているので、そこへ向かうこと。広いキャンパスで同じ番号の教室を探すのに手間取る学生が多いので、あらかじめ試験時間よりも30分ほど早く到着して掲示板に来ればまず間に合うはず。なおこの際は複数科目受験する場合は毎試験ごとに指定の教室へ移動する必要があるため、毎時間終了後掲示板の前にくるのではなく、始めに掲示板の前に来たときに全ての受験する科目の教室番号をメモするか写真を撮っておくことを推奨する。よほどのことがない限り試験日の最中に指定された教室番号が変わるということはありません。かつては試験初日から2日目最後の試験まで一括で教室番号が貼られていたが、2023年度は初日は初日分、2日目は2日目分の教室番号しか貼られなくなっている。いずれにしても試験を受けに三田キャンパスに来たその日の最初の段階で確認すればいい。

大阪会場

いくつか会場があり、毎回同じではありません。以下は2024年時点の情報です。

  • 「慶應大阪シティキャンパス」(KOCC: Keio Osaka City Campus)

    グランフロント大阪ナレッジキャピタル「北館タワーC」の10階にあります。

    JR大阪駅から会場に向かう際は、道が分かりづらいため、はじめて行く方は地図で確認した方がいいかもしれません。

    「慶應大阪シティキャンパス」には、Room 1(大部屋: 定員110人)、Room 2(中部屋: 定員24人)、Room 3(中部屋: 定員不明)、Room 4(小部屋: 定員10名)、計4つの部屋あります。通常、科目試験は大部屋で行われ、残り3部屋のうち中と小の合わせて2部屋が試験前控室として開放されます。控室として利用される2部屋は座席数が足りないのか、コロナ前は常に密集状態でした。休憩時間のトイレも、すごく混みます。試験開始前の時間を北館1階のカフェ「タリーズ」などで過ごす方も多いようです。あと、ナレッジキャピタル2階にサンドイッチの「サブウェイ・野菜ラボ」があります。

    最寄りのコンビニは、おそらく地下2階の「セブン-イレブン」です。ちょっと遠いので、文房具など忘れないように注意しましょう。

  • 「大阪コロナホテル」

    最寄り駅は「JR大阪駅」ではなく「新大阪駅」なので注意が必要です。

  • 「TKPガーデンシティ大阪梅田」

    「JR大阪駅」から歩いて行けますが10分程度かかると思います。最寄り駅は「JR福島駅」です。

それ以外の各地方会場

基本的には試験会場部屋と控室がそれぞれ一部屋ずつ用意されています。各部屋の入り口には案内の紙が貼られていますので確認してください。くれぐれも控室と間違えて受験会場に突入することのないように注意してください。

コロナ禍前の科目試験と、コロナ禍後の科目試験の違いを教えてください。

  • コロナ禍の科目試験(2022年1月科目試験)では、全体的に感染対策が徹底され、換気と消毒が十分に行われていた。東京会場(三田キャンパス)では会場の広さや席の位置によって寒暖の差が激しかった。
  • 2022年1月に実施された科目試験において、東京会場(三田キャンパス)ではコロナ感染防止対策のために試験教室内での飲食は禁止された。試験開始前にペットボトルの飲み物を一口飲もうとした学生に対して試験官が試験教室内では飲まないようにと注意していた。試験教室内で飲み物を飲むことについて試験官によっては黙認していた(対面科目試験復活初回なので飲食禁止の注意が徹底されていなかっただけかもしれない)が、基本的には喉が渇いて飲み物を飲みたい場合は試験教室から出なくてはならない。
  • コロナ前の科目試験にあった「受験者名簿」が無くなり、代わりに「出席カード」を記入して提出となった(これにより、前の席の受験生から名簿を受け取り記入して後ろの席の受験生に回すという動きはしなくてよくなった)。受験票と学生証は例年通り両方持参する必要があった。

Q&A(スクーリング編)

スクーリングの抽選って何ですか?

スクーリングの抽選が当たりません。なんとかなりませんか。

  • E-スクーリングの一部の科目には定員がありません。定員の無い科目は基本的に全員当選のはずですが上述した通り定員超過の不許可になることもあります。スケジュールの関係上どうしても当選したい人は定員なしの科目を第1希望として受講申請すればほぼ確実に受講許可されるだろう。
  • 学士入学者は必修外国語についてスクーリングを回避し放送授業(定員なし)でも卒業要件を満たすことができます。(放送授業は2022年度で終了。2023年度からのメディア授業外国語科目は定員あり。)
  • コロナ禍でスクーリングがオンライン化されている時期におけるスクーリングの当選確率を上げる技として授業形態がオンデマンドよりリアルタイム、リアルタイムの中でも発言を求められる授業を選んだほうがよいと予想されます。オンデマンドはいつでも受けられるがリアルタイムは決められた時間帯にPCを繋がないといけないので利便性を考えるとオンデマンドのほうが人気になると思われます。リアルタイムでも発言を求められる授業は負担がかかるので希望受講生が減ることが予想されます。
  • E-スクーリングは定員数が少ないほど、受けられる対象者が多いほど当選は困難です。特に「近代日本と福澤諭吉」(2022年度春期Eスク全学部合計定員150)、「図書館・情報学」(2022年度秋期Eスク全学部合計定員100)は定員数が決まっていて全学部生受講対象となるので抽選は激戦です。
  • 慶應義塾大学に籍をおいているのでなんとなくE-スクーリング「近代日本と福澤諭吉」を受講したいと考える学生はとても多いです。その結果、数年間連続して落選する人も少なくありません。7年連続落選した実例もあるようです。恐らくE-スクーリング「近代日本と福澤諭吉」が一番の人気科目だと思われます。成績評価も厳しめの講座です。よって、成績評価が厳しめなのを承知の上で何があってもこの授業を受けたい人以外-楽に単位を取りたい人、単にスクーリング必要単位を満たせばいい人、スケジュールの関係上絶対にEスク当選したい人、GPAで高得点が必要な人-は回避をお勧めします。

夏期スクーリングについて教えてください。

  • 基本的には毎年8月の第1~3週の月曜~土曜にかけて、第1週・第2週は日吉キャンパスにて、第3週は三田キャンパスにて、それぞれ午前1科目(2コマ連続)・午後1科目(2コマ連続)行われる面接授業の王道イベントです。なお実験スクーリングは第1週と第2週、体育スクーリングは第1週にそれぞれあります。午後の科目が終わると日吉キャンパスならHUB(酒飲み場)、三田キャンパスなら近くの居酒屋での飲み会に向かわれる学生も多く、楽しいです。
    • 2022年度の夏スクはコロナ禍以降初の全面的な対面スクーリング実施となる。コロナが猛威を振るっている状況下での実施となるので夏スク終了後の複数人での飲食については控えたほうが望ましい。大学側からも「スクーリング出席に際した、飲酒を伴う会食については、自粛を強く求めます。」と通達がされました。スクーリング参加者には高齢者もいるので飲み会でコロナにかかった場合、それをスクーリングに参加している高齢者にうつしてしまう危険性もあるかもしれないので飲み会は自粛しましょう。
  • 特に地方在住者を中心として夏スクで初めて日吉や三田のキャンパスに足を踏み入れる人もたくさんいる。キャンパスへの道中迷わないためにも東京駅からスクーリングにキャンパスへ向かう場合、三田キャンパスならJR山手線を利用して田町駅で降りればよいが、日吉キャンパスなら東京駅の地下通路を歩いて都営三田線大手町駅から東急目黒線経由日吉駅行きの電車(できれば急行)に乗るとよい。地下鉄なので地上の鉄道のように事故などの遅延が少なく、また乗り換えの煩わしさもなく(目黒駅で鉄道会社が変わるが相互乗り入れなので電車を乗り換えずにそのまま乗っていればいい)、同じシート椅子に座っているだけで日吉駅に着くため迷うことがない。
  • 夏スク受講の際は大きめのハンドタオルを持参するとよい。受講会場の寒暖差に対して、暑い場合は汗を拭えるのに使え、冷房の効きすぎで寒い場合は膝掛けがわりに使え、万能に対応し体調を管理できるため。
  • 以下では、毎年夏スクでしか開講されない名物科目について述べる。
    • 物理・化学・生物実験スクーリングは、毎年日吉のスクーリング期間でのみ開講される。科目の特性上、この3科目はそれぞれレポート3枚を合格し、スクーリングも1週間の講座を2回(それぞれ別の講義で)受講しなければならず(以上のことを全部済ませてからようやく科目試験を受験できる)、加えて抽選倍率も高いので覚悟して挑むこと。
    • 「身体知」は、通信課程生10名と通学過程生10名が集い合同で行われる講座。主に演劇や身体表現など、机上の講義ではまず得られない知識を実際に体系的に作品作りなどを通して学ぶ。受講するためには第1希望にこの講座を選ぶとともに、別途なぜこの講座を受講したいのかを記した文書の提出が必要。出された書類をもとに教官が受講許可者を決定し、選ばれた学生のみが学ぶことができる。なお作品作りなど時間内でやることが多いため、開講終了時間を少しオーバーする可能性が高い。

週末スクーリングについて教えてください。

  • 基本的には毎年9~10月の土日に行われる、1日2講義×全6日間(土日2日間×3週間)のスケジュールで行われている、三田キャンパスで開かれるスクーリングです。土曜は午後、日曜は午前中に開講となります。土曜は学食や売店が開いていますので、そこで昼食をとってから講義を受ける学生も多いです。
  • 必修or選択外国語科目については、毎年必ず英語のリーディング、ライティング講座がそれぞれ2科目開かれます。英語以外の外国語科目は開講されません。
  • その他に総合教育科目、文学部・経済学部・法学部それぞれの専門科目が開かれますが、毎年開かれるものとそうではないものがあります。
  • 地方在住組は毎週土日が仕事休みをとれれば参加できます。ただし抽選については高倍率になる可能性が高いです。
  • 夏期スクーリングは平日と土曜ですが、週末スクーリングは土日に開かれます。夏期スクーリングの為に平日有給が取れない人は週末スクーリングを積極的に活用して単位を充足させましょう。

夜間スクーリングについて教えてください。

  • 基本的には毎年9~12月の毎週月、火、水、木、金曜日各日において午後18時20分~20時10分にそれぞれ1講義ずつ×12日間、三田キャンパスにて開かれるスクーリングです。直前まで通学課程の生徒が使用教室を使っていることがありますので、教室への入場はだいたい開講時間20分くらい前にしておいた方が無難です。
  • どの曜日にも最低1科目以上は英語のリーディング、ライティング講義が開かれています。倍率は夏スクや週末スクよりも低めだと言われています。
  • その他、総合教育科目、文学部・経済学部・法学部それぞれの専門科目が開かれます。また、週一回全学部共通の総合講座(毎年文学部・経済学部・法学部のどれかのコーディネートで開かれるオムニバス講義)が開かれますが、こちらは高倍率です。
  • 地方在住の学生はキャンパスまで行く移動時間や料金と比べてコスパが低い(夏スクは月~土の1週間6日分、週末スクは土日の3週間6日間で完結なのに対して、夜スクは12週間12日間も受講しなければならない)ため、参加する学生は少数です。ただし皆無というわけでもなく、少数派ながらも地方在住学生のなかには毎週新幹線などを利用して夜スクに来る猛者もいるようです。参加者は主に都会の仕事帰りの学生が多く、スーツ姿で受講する方々を多く目にするのも夜スクの特徴です。
  • 夜スクを受講している学生は誰でも受講期間中に三田メディアセンターの図書貸し出しを利用できる。本来通信課程生は卒論登録後に正式に期限つきでメディアセンターの利用の手続きをしてから図書を借りることができるようになるが、夏スクと夜スクの受講者は手続きなしで借りることができるようになる。うち夏スクは6日間のみの受講であればその6日間のみが貸し出し期間になるのに対し、夜スクの場合は第1日目が9月下旬、最終開講日が12月中旬にあたるので、まるまるその間の約3ヶ月間はメディアセンターの図書を借りまくることが可能となる(ただし本ごとの返却期限はきちんと守ること)。しかも、借りる図書は必ずしも夜スクや卒論に関係する本であるという必要はないため、例えば夜スクに通いながら地元の図書館に所蔵されていないほかのテキスト科目のレポート参考指定文献を借りて、夜スクを受講しながら同時並行に他のテキスト科目のレポートを提出しまくるということができる。

2024年度から導入されたリアルタイムオンライン配信型面接授業(スクーリング)について教えてください。

  • 2023年度までは秋期週末スクーリングと同時間帯に大阪(週末)スクーリングとして、また夜間スクーリングと同時間帯に大阪(夜間)スクーリングとして大阪市にある慶應大阪シティキャンパスにてスクーリングが開かれていた。(大阪(夜間)スクーリングは開講されていない年もあり。直近では2021年度、2023年度は開講されなかった。)
  • 2024年度は大阪スクーリングを発展的解消をし新たにリアルタイムオンライン配信型面接授業(スクーリング)が導入されることになった。
  • 「リアルタイムオンライン配信型面接授業(スクーリング)」(以降「リアスク」と略す)とはZoomによるリアルタイム配信を活用した面接授業(スクーリング)である。
  • 2024年度は夜間スクーリングの時間帯に文学部専門教育科目・経済学部専門教育科目・法学部専門教育科目より各2科目ずつが開講される。
  • リアスク科目はリアスクだけで受けられる科目であり、三田キャンパスで他の生徒が夜スク科目として受けている授業を垂れ流す内容ではない。
  • 卒業要件上の扱いは「メディア授業(E-スクーリング)」ではなく「面接授業(スクーリング)」となる。つまりZoomを使った遠隔授業ではあるが、E-スクーリングで得た単位の扱いではなく夏期・週末・夜間スクーリングで得た単位と同等の扱いとなる。(2020年度・2021年度以前に入学した学生は2020年度・2021年度にコロナ禍のため対面型スクーリングが例外的にオンラインになったことを経験していると思うが、その時に得た単位と同じ扱いと考えればいい。)
  • もし2024年度に2科目4単位取れれば、学士入学だと卒業要件に必要な対面型スクーリングの最低単位の5単位(メディア授業で必修外国語科目2単位を含む10単位満たす場合)の内4単位を取ることができる。2025年度以降、リアスク科目が変わり1科目(2単位)取れればリアスクとEスクのみでスクーリング卒業要件を満たすことができる。
  • リアスクは2024年度時点では各学部専門科目の各2科目が対象なので、普通課程・特別課程の場合は複数年でどんなにリアスク科目の単位を取ったとしても、必修外国語科目のスクーリングの為にキャンパスに行く必要がある。
  • 2024年3月時点の情報では開講科目は毎年変わるかまたは同じであるかは不明。(毎年同じ科目の場合は重複受講となるので卒業要件単位が積み上がらない。)
  • 2024年度に夜スクの時間帯に開講されるリアスクは「リアルタイムでのZoom配信」なので、開講時間にPCの前にいる必要性がある。三田キャンパスに行かなくても自宅等のPCで受けられるが、夜スクの時間に仕事があってPCの前にいられない人は受けられない。(オンデマンド配信ではない。)
  • 夜間スクーリングの時間帯に東京の三田キャンパスに行けない全国の地方在住の学生、また都内在住でも仕事の関係で夜間スクーリング開講時間に三田キャンパスに行くのが間に合わない学生がリアスク受講を希望すると思われる。各学部で各2科目しか開かれないので抽選倍率が高くなることが予想される。

夏期スクーリングが長いです。なんとかなりませんか。

  • 仕事を3週間休んで通っている方もいらっしゃいます。地方や海外からも泊まりで大勢来ています。何とか都合を付けましょう。
    • ↑とは言っても一般のサラリーマンではなかなか3週間連続して休みを取るのは難しいと思うのでどうにか1週間夏休みや有給をとって1年に1期分ずつスクーリングを受け、複数年かけて単位を充足させるのが現実的かと思います。
  • 2020年度、2021年度はオンラインでの開催となります。どうしても校舎へ通学ができない人はオンラインの内にできるだけ抽選倍率の低そうな科目を選び必要単位数を揃えましょう。
  • 2022年度以降は対面スクーリングが復活します。コロナの流行状況にかかわらず2022年4月には全学生課程(通信課程を含む)を対象として9割を越える科目を対面に戻すことが学校から公式に発表されています。感染対策の方法は状況にあわせて変える可能性もあるとしていますが、授業の形態が対面からオンラインへ変わるという言及はありません。
    • 2022年度夏スクは過去最高のコロナ感染者数が発生していますが対面で夏スクを行うことが決定されました。オンラインには変更しないようです。
  • 学校側は学生個人のおかれた立場一人一人にあわせた代替対応(例;家族に小さい子供がいるので感染リスクが不安で参加できないからオンラインにしてほしい、など)を行うことはないです。
    • 2022年度夏スクでは「コロナウイルス感染症罹患者・濃厚接触者・体調不良者(新型コロナウイルスを疑う症状がある方)のスクーリング試験対応については後日別途通知する」と大学側から発表されました。コロナにより休んだ受講者に対して救済措置がありました。

北海道や沖縄などキャンパスから遠方の地方に住んでいます。スクーリングはどうすればよいでしょうか?

  • 卒業までに必要なスクーリング単位数は普通課程30単位、特別課程22単位、学士入学15単位です。この内10単位まではメディア授業(Eスク)に振替可能なので対面型スクーリングとして最低限必要な単位数は普通課程20単位、特別課程12単位、学士入学5単位です。
  • スクーリングの単位数は通常2単位、語学1単位です。普通課程、特別課程はテキストで選択した必修外国語(英語・ドイツ語・フランス語)と同じ言語についてスクーリングで2単位(語学なので1講座1単位。つまり2講座。)必修です。学士入学はスクーリングもしくはメディア授業のどちらかが必修です。
  • 学士入学は3分野科目及び保険体育科目の対面型スクーリング、メディア授業共に卒業要件として算定されない(自由科目としての受講は可能)。
  • つまりメディア授業で上限いっぱいの10単位を取る場合、対面型スクーリングとして最低限必要となる講座数単位数は以下の通りです。

    普通課程:11講座20単位(必修外国語スク2講座2単位とその他のスク9講座18単位)

    特別課程:7講座12単位(必修外国語スク2講座2単位とその他のスク5講座10単位)

    必修外国語スク2講座2単位の代わりにメディア授業で必修外国語2講座2単位を選択する学士入学:3分野科目及び保険体育科目以外で3講座5単位(1単位となる選択外国語スクを取らなければ3講座で6単位となる)

    普通課程・特別課程の人は3分野科目について対面型スクーリングとメディア授業合わせて12単位までしか算定されないことも別途考慮すること。

  • 土日休める人は秋期週末スクーリングならば仕事を休まなくても済むかもしれません。週末スクは土曜日13:30~17:15、日曜日9:00~12:45を3週間6日間です。お金はかかりますが地方(札幌、那覇など)でも飛行機を利用し、土曜講義終了後都内に一泊すればギリギリ通えるでしょう。(ただし地方でも稚内など地方空港から遠い場所はこれでも難しいです。)なお同時期に大阪でも1講座だけ開かれます。特に講座の種類に拘りのない西日本の人でしたら大阪週末スクも検討しましょう。(ただし大阪の講座は全学部が取れるとは限りません。)(→大阪スクは2023年度をもって廃止。)週末スクで1講座稼げます。
  • 夏期スクーリングは3期あり1期1週間です。1期に最大2講座出席できます。スクーリングの抽選運にもよりますが3期出席できれば最大6講座稼げます。3週間休める人は3期出席しましょう。
  • 夏期スクーリング(Ⅰ期・Ⅱ期)が行われる日吉キャンパスには「協生館」という宿泊施設がある。2023年度現在1泊4000円と破格の安さだが宿泊できるかどうかは抽選となる。(抽選倍率は結構高い。)
  • 都内のマンスリーマンションに泊まる場合大体月額10万円~15万円くらいが相場みたいです。
  • サラリーマンで1週間までならなんとか有給休暇が使える人は夏期スクーリング1期2講座を取る予定を立てましょう。学士入学者でしたらこれだけでも後1講座を残すのみになります。
  • 夜間スクーリングは三田で平日18:20~20:05なので地方の人は出席しにくいでしょう。ただし、決まった平日の曜日が連休の職についている人は物理的に出席できます。(例えば毎週固定で火・水曜日休みの人は火曜日の夜スクは出席できる。)開講時間的にも小笠原諸島在住などでなければ日本国内どこに住んでいても出席できるでしょう。難点として、夜間スクは12週12日間あるので週末スク3週6日間に比べて交通費宿泊費は単純計算で4倍近くかかります。さらに12週=約3ヶ月間毎週三田に行く必要があるので体力的にもきついです。夏期スク、週末スクに比べるとあまり現実的なプランではないかもしれません。
  • 夜間スクーリングは大阪でも1講座だけ開かれる予定なので大阪近郊の人は出席できる可能性があります。(ただし大阪の講座は全学部が取れるとは限りません。)(→大阪スクは2023年度をもって廃止。)
  • 学士入学者は夏期スクーリング2期3~4講座または夏期スクーリング1期2講座+秋期週末スクーリング1講座、特別課程の人も夏期スクーリング3期6講座(含む必修外国語2講座)+秋期週末スクーリング1講座に出席すれば最短1年で対面型スクーリングとして最低限必要な単位が取れます。ただし目的のスクーリングが全て取れるかどうかは抽選運に左右されます。スケジュール管理が大変そうなら複数年計画で卒業要件を満たすようにしましょう。
  • 2022年度以降はスクーリングについて原則対面実施となった。2023年度現在の状況を考えると、再度コロナ禍が悪化して2020年度・2021年度のように再び対面スクがオンラインスクへと代替される可能性はまずないと考えられる。夏スク・週末スク・夜スクが今後オンライン代替開催となった場合にはその機会を逃さないようにしましょう。本来対面である夏スク・週末スク・夜スクがオンライン代替開催となった場合、それらの単位は対面スクと同じ効力を持つ。つまり状況によっては夏スクなどのオンライン代替開催の単位+Eスクの単位のみでキャンパスに行かず卒業要件となるスクーリング単位を揃えることができる。(ただし繰り返しとなるが、2022年度以降は原則対面でスクーリングを行うことが発表されているので、今後オンライン代替開催になることを期待して単位取得計画を立てると、いつまで経ってもオンライン代替開催にならず必要な単位が揃えられなくなる事態に陥るだろう。あくまでもオンライン代替開催はイレギュラーと心得ること。)
    【2024年度以降の情報】
  • 2024年度から新たに「リアルタイムオンライン配信型面接授業(スクーリング)」(リアスク)が導入される。夜間スクーリングの時間帯に文学部専門教育科目・経済学部専門教育科目・法学部専門教育科目より各2科目を、Zoomによるリアルタイム配信を活用した面接授業(スクーリング)により開講する。卒業要件上の扱いは「メディア授業(E-スクーリング)」ではなく「面接授業(スクーリング)」となる。
  • リアスクを受けることで年に2科目分(2単位*2科目=4単位分)について三田キャンパスに行かなくても「面接授業(スクーリング)」の卒業要件単位が満たせることになるのでチャンスがあれば積極的に活用したい。

普通課程・特別課程の学生がメディア英語(リーディング)・メディア英語(ライティング)の科目を修得した場合、スクーリングの英語(リーディング)・英語(ライティング)に置き換えられますか?

  • できません。もしメディア英語(リーディング)・メディア英語(ライティング)をそれぞれ1単位ずつ修得した場合でも、置き換えられるのはテキスト英語科目のほうになりますので、結局スクーリングで別途「英語(リーディング)」・「英語(ライティング)」を受講し共に修得しなければなりません。
  • メディア英語をスクーリング単位として認定できるのは学士入学者のみです。

夏期スクーリングで開かれている中国語・スペイン語・ロシア語・朝鮮語ってどういう扱いをされるのですか?

  • まず外国語スクーリングには必修外国語科目、選択外国語科目という区分があります。必修外国語科目とはテキスト講座が開かれている外国語3種類(英語・ドイツ語・フランス語)の中から出願時に選んだ言語を指します。それ以外の言語は全て選択外国語科目です。中国語・スペイン語・ロシア語・朝鮮語が必修外国語科目となることはありません。
  • 一例を挙げると、出願時に英語を選択した学生は必修外国語科目が英語となり、英語以外の言語全て(ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語・ロシア語・朝鮮語)が選択外国語科目です。
  • 選択外国語科目について、普通課程・特別課程では1ヶ国語2単位(重複履修は最初のみ算定)まで、合計2ヶ国語4単位(重複履修は最初のみ算定)まで総合教育科目の卒業所要単位として参入されます。学士入学ではメディア授業、スクーリング含め1ヶ国語2単位(重複履修は最初のみ算定)まで、合計2ヶ国語4単位(重複履修は最初のみ算定)までスクーリング所要単位(15単位)として参入されます。
  • 必修外国語科目をメディア授業で履修する学士入学は最低5単位対面型スクーリングが必要(スクーリング所要単位15単位の内、10単位をメディア授業(Eスク)で取る場合)となりますが、夏スクで外国語科目以外の2講座4単位と選択外国語科目1講座1単位を取れば夏スクだけで対面型スクーリングとして最低限必要な5単位に達します。
  • 必修・選択外国語科目は1単位ですが、2単位科目と同じ授業時間です。2単位科目を取るのと労力は変わりません。ただ、中国語・スペイン語・ロシア語・朝鮮語は初級講座なので初めてその言語に触れる人でもついていけるレベルであり、全くの未習者でも努力次第でS評価やA評価を十分狙えるようです。
  • 中国語・スペイン語・ロシア語・朝鮮語は毎年開かれるとは限りません。またこれらの言語科目は初級のみの開講となるので1ヶ国語につき2単位ではなく1単位までしか卒業所要単位に算定されない事になります。(複数年度に渡り同じ言語の同じ科目を2回以上履修しても卒業所要単位に算定されない。)
  • ある年度にスペイン語初級、同年度あるいは翌年度以降にロシア語初級を履修した場合は2ヶ国語2単位となります。これは卒業所要単位2ヶ国語4単位までの範囲に入るので2ヶ国語2単位として算定されます。さらに中国語初級を履修すること自体は可能ですが、その場合選択外国語科目として3ヶ国目になるので卒業所要単位としては算定されません。

夏期スクーリングでD評価を取ったのですがkcc-channel上の成績表には何もかかれていません。これはGPAに反映されますか?反映される場合、翌年以降同一科目を取ってC評価以上を取ればテキスト科目のようにD評価を消すことができますか?

  • kcc-channelにおいては、次の(1)、(2)のどちらの画面からも成績確認が可能ですが、評価が「D」であった場合は、(2)の画面で確認することはできません(以下は2021年度のスクーリングの場合)。
    • (1) kcc-channelにログイン 「スクーリング」→「申込・照会・取消」→「スクーリング情報照会」→「2021年度」→「夏期スクーリング」
    • (2) kcc-channelにログイン 「履修状況」→「履修状況照会」
  • スクーリングのD評価はGPAの対象です。翌年以降同一科目を受けてC評価以上を取った場合でも一度取ったスクーリングでのD評価は消えません。この点はテキスト科目と異なります。
  • スクーリングにおいてD評価を取った同一科目で翌年以降C評価以上を取った場合、どちらもGPA対象です。 (塾生ガイド2021の49ページ)
  • スクーリングを申し込んだが、都合が悪くなり出席できなくなりそうな場合や初回講義を受けてみて思っていたのと違うのでキャンセルしたい場合は履修取り消しをすればD評価を取らずに済みます。ただし履修取り消しは初回講義日の少し前までに申し出れば返金あり、2回目の講義実施前までに申し出れば返金なしで取り消し可能ですが、それ以降は履修取り消し不可となります。

スクーリング中に起きた事件を教えてください。

  • ほぼ毎年盗難事件が起きている。置き引き被害を避けるために、スクーリング中は常に荷物を肌身離さず自分の目の前に置いておくことが必須。また夏スクでは受講大会場の入り口付近にスーツケースを並べて置いている人を多く見かけるがお勧めできない。例え鍵をしていたとしても、学生の人数が多いためにスーツケースの集合体の前で万が一ピッキングで盗難を試みている人がいても、周囲から「自分の荷物を探しているんだなあ」と思われるだけで、意外と気づかれにくいため。よって受講中は自分の席の真横に置いておくのが安全だ。
  • スクーリング受講中に机の上にお茶のペットボトルを置いていた学生がいて講師から怒られているのを見た。最近こそは熱中症予防の考え方がメジャーで大体の先生は飲み物くらいなら授業中でも摂取してても怒らないと思われるが、その概念がない時代を過ごしてきたベテランの先生を中心に一部のスクーリング担当者は受講中の飲食を一切厳禁する考えの人もいる。よって休み時間を除いて受講中は机の上には飲食物を置かないことが推奨される。気になる人は授業ガイダンスで尋ねるか、あるいは講師に直接、授業中の飲食は可能か聞いて確認しておくとよい。
  • あるスクーリングの最終日持ち込み不可科目の試験で、カンニングなどの不正行為がとがめられている学生を目にしています。当人が懲罰を受けて悲しむのはもちろんですが、周囲の受講生も心理的にショックなどを受けたりします。「受験は団体戦」とよく言われますが、不正行為をして他人にまで悪影響を与えないようにしてください。
  • 2019年度夏スクでは教科書の盗難、授業中酔っ払いの徘徊、授業後のHUBでの飲酒トラブルが確認されています。
  • 対面スクが全面再開となった2022年度夏スクでは保険学の授業において授業中ずっとピーナッツを食べている咀嚼音がうるさくて迷惑な「ピーナッツおじさん」が出現した。
  • 2022年度夏スクはコロナ蔓延下の中で対面実施になったので事務局から予め授業終了後の複数人での飲み会は強く自粛するよう通達があった。しかし一部の学生はそれを無視して日吉HUBで会食をしていた。さらにスクーリングに参加していない学生や慶應通信卒業生も日吉HUBにて会食を行った。慶應通信を立派な成績で複数回卒業したとある有名OBも日吉HUBへの会食に参加するという残念な事態が発生した。とある有名OBは遠方からわざわざ日吉HUBに来るという非常識さであったので在学生はこのような身勝手な先輩のような行動を取らないように反面教師にしたいものである。
  • 授業にノートパソコンを持ち込む学生がいるが、授業中のタイピング音がうるさいと感じる学生もいるので注意が必要。
  • 2023年に協生館にて、部屋の清掃不要の趣旨の札を掲げている部屋の住民が廊下中に喘ぎ声を響き渡らせていた。協生館の壁はそこまで厚くないので、変な行為をしないように。
  • 他にも情報求む!

夏スクの昼休みは食堂を利用してもいいですか?

  • 利用は可能です。ただし、かなり混雑します。加えて午前の授業終了時間が少し延びた場合、はじめから食堂での昼食をあてにしていた学生は、列に並んだり席を確保するだけにかなり時間をとられますので、午後の授業の予習時間はおろか、最悪の場合昼食を完食する時間すら無くなってしまうこともあります。保険のために事前に生協売店やコンビニなどで食料を買っておくことをおすすめします。
  • 2022年度夏スクⅠ期、Ⅱ期の日吉キャンパス夏スク期間中に経済学部の藤田康範研究会とマリオンクレープがコラボして日吉キャンパス内にマリオンクレープ日吉キャンパス店(8月クールの営業日時:8月8日(月)〜8月19日(金) 11:00-14:30(L.O. 14:15))が開かれていた。ゼミ生が考案したこの店舗だけの限定メニューや慶應カラーのクレープ包み紙というオリジナリティがあった。昼食休憩の間はスクーリング参加者以外にもTwitter等での評判を聞きつけてやってきたスクーリング不参加の学生やOB・OGで行列となっていた。

スクーリング後にお土産を買おうと思っています。おすすめのお土産店やお土産を教えてください。

  • 日吉キャンパスなら、「慶應義塾公認 オリジナルグッズショップ」に行けば間違いはない。慶應ならではの食品や日用品に至るまで豊富なラインナップで商品が揃っている。
  • 三田キャンパスなら、キャンパス東門の隣にある和菓子店「御菓子司 文銭堂本舗」がおすすめ。福澤諭吉の写真入り包装がなされた名物最中「学問のすゝめ」をはじめ、手作り豆大福や季節菓子など、手の届きやすい価格で美味しい和菓子が販売されている。
  • 三田キャンパス正門西側にある「三田インフォメーションプラザ」で慶應義塾の公式グッズが買えます。「三田インフォメーションプラザ」で売られているグッズは、「生協購買部」で売られている慶應グッズとはラインナップが異なっていますので、両方のショップを覗くのがよいと思います。なお、「生協購買部」は土曜・日曜・祝祭日は閉店ですので注意が必要です。一方「インフォメーションプラザ」の方は週末・祝祭日も時短ながら空いていることがほとんどです。

Q&A(学習全般編)

学習のモチベーションが上がりません。何か上げる方法はありますか?

必修外国語が英語です。テキスト科目の英語は4科目(英語Ⅰ・英語Ⅱ・英語Ⅲ・英語Ⅶ)ありますがどれを選べばいいでしょうか?

  • 必修外国語が英語の人にとって、テキスト科目の英語はほとんどの人が3科目必要になると思います。
  • テキスト科目履修要領、つまり大学側の公式見解によると、英語Ⅱが基礎、それ以外は中級となっています。英語が苦手な人ははじめに英語Ⅱを履修し、その後英語Ⅶを履修することを勧められています。また、英語教職課程履修者は英語Ⅰ、英文学専攻予定者は英語Ⅲの履修が勧められています。
  • 将来英語教師になったり、英文学を専攻する予定がない人で単位を取れればそれでいいと考えている英語が苦手な人は単位を取りやすい科目を選べばいいでしょう。これまでの傾向では対面式科目試験では英語Ⅱ→英語Ⅲor英語Ⅶ→英語Ⅰの順に難しく、試験代替レポートでは英語Ⅱ→英語Ⅰor英語Ⅲ→英語Ⅶの順に難しそうなので簡単な方から3科目、または不合格の可能性も見越して4科目受けて3科目合格を目指しましょう。(ただしレポート合格or仮認定の状態でD評価を取り、その後放置するとGPAにはD評価分も算定される。)
  • 対面式科目試験よりも試験代替レポートの方が一般的に単位を取りやすいので試験代替レポート実施中の内に英語の単位を取り終えたい。
  • テキスト科目について英語Ⅱのレベルがやっとでその他の科目は厳しいと感じる人は、スクーリングの英語リーディング・英語ライティングに加えてメディア授業(2022年度以前は放送授業)の英語リーディング・英語ライティングを履修することで必要となるテキスト英語科目が2科目に減らせます。一般的にはテキスト科目よりはスクーリング、メディア授業(旧 放送授業)の方が単位を取りやすいです。
  • 試験代替レポート中の英語単位取得戦略について、テキスト英語科目1科目受けるよりも、3or4科目受けるほうがおすすめではある。それは試験代替レポートが例外措置であり、次回から科目試験になる可能性があるので難易度が低い試験代替レポート内に合格しておきたいのと、3or4科目試験代替レポートを受け取る権利を獲れば、もし3or4科目手が回らなくても、郵送されてきた各科目の課題を比較して簡単な方から取り掛かることができるというメリットがある。3or4科目消化できなかったら1or2科目送れば良い。

教材が届いたのですが、何から手をつけていいか分かりません。

  • まずはレポートを1通出すことを目標にしましょう。入学者の中には一度もレポートを出さずに辞めた人もいると聞くのでそうならないようにしましょう。
  • 最初にレポートを出す科目に迷ってる人におすすめなのは英語Ⅱです。(ただし英語を必修外国語としている人の場合。)英語Ⅱ自体が英語科目の中では最も簡単であり、レポートも取り組みやすいです。まずは英語Ⅱのレポート2回分を次のレポート締め切り前までに出すことを目標にしましょう。
  • レポートを提出して不備でなければ科目試験を受けられる権利が与えられます。レポート締め切り後の1週間程度が試験申し込み期間になるので、とにかく家から近い受験地で申し込みましょう。もし欠席せざるを得ない場合も特にペナルティはありません。
  • 科目試験当日は合格の自信がなくても受験しに会場に行きましょう。何か書けば受かる可能性もあるかもしれませんし、不合格でも会場の雰囲気や設問の傾向や難易度などが分かるので次回以降の科目試験に生かせるでしょう。
  • 総合教育科目(3分野科目)の最初の科目選択については自分の学部・類に沿った科目(例:経済学部は経済学、法学部甲類は法学(憲法を含む)、法学部乙類は政治学(A))を選べばいいでしょう。その科目は専門教育科目を学ぶ際にも役立ちます。
  • レポート締切間隔は大体3ヶ月です。3ヶ月の間に最低でも1科目は新規にレポートを出すようにすると挫折しにくいかもしれません。3ヶ月の間新規レポートを1通も出さないと、次の3ヶ月も出さなくなり、結局長期間レポートを書かなくなって挫折するかもしれません。

2022年度第Ⅰ回科目試験が試験代替レポートになりました。試験代替レポート実施における科目選択戦略を教えて下さい。【コロナ禍の特例】

この項目はコロナ禍の試験代替レポート実施期間中の内容であり、2023年度以降の対面式科目試験復活以降の状況とは異なります。

  • まず試験代替レポート実施における科目選択の優先順位は E-スクーリング・放送授業科目>必修科目≒試験代替レポートのほうが簡単な科目>科目試験持込不可の科目>科目試験持ち込み可の科目>試験代替レポートの方が大変な科目 とでもなりましょうか。
  • E-スクーリング・放送授業科目については実施されている回しか試験を受けられません。放棄したらかなりの確率でD評価となります。半年後もしくは翌年に同じ科目を再度履修して好成績を取ったとしても一度取ったD評価は消えません。ですのでこれらの科目は何があっても試験代替レポートを出しましょう。一般的にはE-スクーリング・放送授業科目の評価はテキスト科目よりも甘く単位が取りやすい傾向にあります。
  • 必修科目については卒業までにどこかのタイミングで絶対取ることになるので、試験代替レポート中に取ったほうが後で楽になるでしょう。(ただし、慶應通信wikiを見て試験代替レポートの方が難しそうなら科目試験実施中に取ったほうがいいでしょう。)
  • 試験代替レポートのほうが簡単な科目についてはボーナスステージになるので積極的に取りましょう。具体的には語学系、数学系でしょうか。特に多くの人が必要となる英語Ⅰ、英語Ⅱあたりはおすすめです。試験代替レポートだとテキスト暗記が不要となります。
  • 科目試験持込不可の科目については、科目試験受験においてどうしても一定の勉強量、暗記が必要となります。科目試験では誤魔化して答案を書くのが大変ですので試験代替レポート中にクリアしたいです。
  • 科目試験持込可の科目については、科目試験において適切な資料を持ち込めれば勉強不足でもなんとかなる科目が多いです。よって、試験代替レポートとして選択する科目としては優先順位は落ちるでしょう。(もちろん科目群に空きがあれば積極的に狙いましょう。)
  • まれに試験代替レポートの方が大変な科目もあります。具体的には試験代替レポートにおいて大量の参考文献が必要となる科目、手に入りにくい書籍を課題図書とする科目、大量の文字数を手書きで書かせる科目(体育理論4000字×2=8000字手書き)、明らかに試験代替レポートの方が合格率が低い科目(英語Ⅶ)、科目試験が簡単な科目(論理学(A),(L))などです。そういった科目は科目群が空いていなければ後回しの方がいいでしょう。
  • 試験代替レポート実施をニューズレターで知った場合、レポート締切が数日後である状況があると思います。体裁を満たしていないレポートでなければレポートを提出さえしておけば試験は受けられます。ですのでレポートが不出来だと思っていても積極的に出したほうがいいでしょう。合格レベルに満たなくても体裁不備レベル(論述系のレポートで明らかに文字数が少ない、課題の指示に従っていない等)以上ならOKです。それで試験は受けられます。締め切りまでの数日間通常レポートをたくさん書くのは大変ですが、多分後日科目試験対策で勉強するよりは楽だと思います。
  • 試験代替レポートは例外規定なので次回以降試験代替レポートが行われる可能性は低いものと認識しておいたほうがよいでしょう。
  • なお、試験代替レポートを申し込んだけれども期間内に提出できなかった場合は科目試験欠席と同じ扱いです。E-スクーリング・放送授業科目を除いて成績がつかない事になります。次回以降試験代替レポートになった際の過去問収集という役割も期待できるので6科目も試験代替レポート出すのは無理と思っていてもA~F群の6科目フルで通常レポートを出して試験代替レポート受講を申し込んだほうがいいでしょう。
  • レポートは大変でも試験代替レポートはそうでもない場合があるのでできれば複数科目の試験代替レポートを受け取れるようにして、そこから優先順位を付けて試験代替レポートを出す戦略も使えます。最悪、E-スクーリング・放送授業科目以外は出さなくてもペナルティ(D評価)はありません。

普通課程(または特別課程)入学です。総合教養科目の自然科学系の科目の選択に迷っています。どれがおすすめかアドバイスをください。

  • 総合教養科目では「人文科学・社会科学・自然科学の3系列それぞれで最低2科目6単位以上の単位修得」が、卒業所要条件のひとつとされている。文系の通信制大学である特色上、この自然科学系列の科目選択に悩む者が多いので、以下に科目について述べておく。
  • 非経済学部生がよく選ぶパターンは「地学」+スクーリング「自然科学概論」またはスクーリング「自然科学特論」の組み合わせである。これなら6単位(上の3科目単位修得すれば8単位)を獲得でき、自然科学分野のみの卒業所要要件は満たすことができる。
    • 地学は貴重な4単位科目でありかつ現在試験が持ち込み可なテキスト科目である。レポートが手書きで4通出さねばならず厳しい印象だが、それさえ乗り越えてしまえばあとは試験で指定テキストや参考文献を書き写しさえすれば単位はとれる。持ち込み可のうちに早めに単位をとってしまおう。
    • スクーリング(2015年度などはたまにEスク開講の時もあった)の「自然科学概論」「自然科学特論」はそれぞれ2単位科目であり、担当者によって扱う講義テーマは変わるが、全般的に授業中で発言し授業態度を良くして試験勉強を真面目にすれば、単位は基本的に確保できるといえる。数学が苦手な学生も高評価をとりやすくかつ貴重なスクーリング単位がとれるとだけあって人気が高く、反面スクーリングの受講抽選倍率も高いのでそこだけ注意すること。
  • ただし、近年「地学」のレポートは難化傾向にあります。反面「統計学(A)」のレポートはテキストをしっかり読めば解けるレベルの問題です。(むしろ「統計学(A)」ではあれこれ参考書を用意せず、テキストのみを熟読して理解することが推奨されている。)レポート作成にかかる時間、難易度を考えると「統計学(A)」の方が楽かもしれません。
  • 経済学部生はテキスト科目「統計学(A)」(4単位)が必修であるので統計学(A)(4単位)+2単位以上科目の選択となるだろう。
    • テキスト科目「統計学(A)」は一見難しそうだがテキストが初心者でもわかりやすく書かれており、レポートに関してはテキストを参考にすれば解くことは難しくない。近年地学のレポートが難化しているので非経済学部生も統計学(A)を選んだほうが簡単かもしれない。(経済学部生の必修科目なのであまりにも難しすぎると経済学部生が卒業困難となるだろう。英語の単位が取れず中退する人は時々聞くが、統計学(A)の単位が取れず中退したという経済学部生はあまり聞かない。)
  • 「数学(基礎)」、「数学(微分・積分)」、「数学(線形数学)」は数学を得意とする者向けである。
    • テキスト科目の「数学」2単位シリーズは、計算が得意で高校で数学ⅢCを最低限履修している者でないと太刀打ちできないと思われる。難易度としては易しい順に線形数学(コツがわかればなんとか対応できる)、微分・積分(試験が持ち込み可能)、基礎(と冠しながらもかなり発展的内容が含まれておりレポートが採点厳しく試験も持ち込み不可)、の順。スクーリングは講師や内容次第によって難易度はさまざま。数式の更新がほとんどないためテキストの改訂や全面書き換えはほとんど無いといってよいが、改訂書き換え期間よりもむしろ自分の在籍期間中に単位を修得できるかが危うく思われてしまう科目シリーズである。
  • 「物理学」、「化学」、「生物学」はそれぞれ6単位なのでコスパがよいと思えるがよく考えて選択すべき。
    • 各科目ともレポートは3通出す必要があるが、添削がどの科目も非常に厳しい。
    • テキスト科目レポートを出すだけでは科目試験を受験することはできず、別に実験スクーリングに参加する必要がある。実験スクーリングは毎年夏期に日吉開講期間のみ、加えて各科目定員があり、しかも同じ科目を最低でも別の講義でそれぞれ2つの受講(6日間半日×2講座)が必須となる。よって日吉で開講されている夏スク期間に参加できない人はそもそも実験スクーリングに参加できない。夏スクに参加できる環境にあっても抽選の壁に阻まれるのが嫌な人(卒業時期を遅らせたくない人)には絶対におすすめできない。
    • 3通の全レポートを提出し、スクーリングも2単位受講した後で、ようやく科目試験を受けることができるが、化学以外は持ち込み不可。加えて科目試験が合格しても、(レポートは当然であるが)スクーリング評価が2講座のうちどちらかでもDであった場合、Dの単位数分は改めてスクーリング受講して合格をとらなければならず、それまでは科目試験の合格は無効。ちなみに「レポート全合格+スクーリング2講座のうち片方合格だがもう片方が不合格+科目試験合格」の状態であってもこのまま該当テキスト科目が廃止や全面書き換えになってしまった場合、これまでの努力はすべて水の泡、しかも6単位分がDとなって永遠に成績表に残り、全体の平均GPA値を大きく下げるという悲惨に見舞われる。
  • スクーリングで開かれる「天文学」、「人類学」、「情報処理」は、人それぞれの興味で選択してよいといえる。「情報処理」はMicrosoft WordやMicrosoft Excelを使えるレベルであれば割と楽に単位を取れるという情報あり。
  • スクーリングを組み込む際にはスクーリング上限単位とスクーリング抽選を考慮すること。希望するスクーリング科目が人気科目の場合、スクーリングが複数年外れる可能性があります。

経済学部学士入学者(英語選択・統計学(A)非免除)です。最短卒業の為に初年度におすすめの履修方法はありますか?

  • テキスト科目についての計画を示す。E-スクーリングは必要に応じてこの計画の中に適宜組み込む。
  • できるだけ早くテキスト必修科目(英語(テキスト3科目)、統計学(A)、専門科目必修7科目)を片付ける。
  • 試験代替レポートは科目試験と異なり「暗記」をしなくてよい。一般的に試験代替レポートの方が単位を取りやすい。いつまで試験代替レポートが続くか分からないが、試験代替レポート合格の方が科目試験合格より遥かに簡単な科目を早めに片付ける戦略も考えられる。(具体的には語学系や計算問題系、科目試験持ち込み不可の科目など。)
  • 以下の方法で最短3回の試験回数で英語(テキスト3科目)、統計学(A)、専門科目必修7科目をパスできる。
    • 優先順位:英語、統計学(A)>専門科目必修7科目>専門科目選択(第7類法学系以外)、Eスク>専門科目選択(第7類法学系)
    • 専門科目(第7類法学系)は卒論のテーマにできないので優先順位を最下位とした。
  • 科目試験選択一例
  • 科目試験1回目
    • A:経済原論(ミクロ経済学)(E)、B:英語Ⅱ、C:経済史、D:英語Ⅰ、E:英語Ⅶ→回避して経済政策学(E)でも可、F:英語Ⅲ
    • 保険のため英語テキスト4科目受験としたが、3科目しか卒業要件に関与しないので1科目回避可。試験代替レポート実施期間の傾向では英語Ⅶが最難関であるので回避もあり。
    • 科目試験が復活した場合、英語Ⅰはテキストの435例文を暗記していることが前提の穴埋め問題が出される可能性が高いのでかなり厳しい。英語Ⅶではなく英語Ⅰを回避した方がよいかもしれない。
  • 科目試験2回目
    • B:財政論(E)、D:統計学(A)、E:経済政策学(E)、F:経営学(E)、A,Cは任意の専門科目、おすすめはA:簿記論>憲法(E)、C:地理学Ⅰ。
    • 経済原論(マクロ経済学)(E)、金融論(E)は現状受かりにくいので先に財政論(E)、経営学(E)を片付ける。
    • この段階で英語(テキスト)3科目6単位、専門教育科目7単位以上getとなるので卒論指導登録を行う。
  • 科目試験3回目
    • B:経済原論(マクロ経済学)(E)、F:金融論(E)、A,C,D,Eは任意の専門科目。おすすめはA:簿記論>憲法(E)、C:地理学Ⅰ、D:国民所得論(経済原論(マクロ経済学)(E)との相乗効果)≧人文地理学(E)(単位が取りやすい)>商業学>法学概論(E)or民法、E:会計学。
  • スクーリングはできるだけ全て取る。ただし第3希望まで全て希望を埋めても全て落選することが多々ある。抽選率アップのためにも「可能であれば」受講者が少ないと予想される「リアルタイム」授業を選択する。
  • 休みが取りにくい社会人、地方生はスクーリングがオンライン開催の内に必要最低限の5単位を取りたい。(スクーリング必須15単位中E-スクーリング、放送授業をフル活用しても10単位までしか算入できないので最低5単位はそれ以外のスクーリングが必須となる。)
  • スクーリングのリーディング、ライティングは抽選が激戦なので落ちたら放送授業(リーディング、ライティング)を検討する。(英語やオンデマンド授業だけの固め打ちの場合、本当に全落ちのケースもあります。)
    • あるいは初めから放送授業を念頭にスクーリングのリーディング、ライティングを諦めて貴重な第一希望枠を他の科目に当てる。
  • 上記の計画はコロナ禍により科目試験が試験代替レポートに変更された2021年に立てられたものです。2023年度より科目試験が復活したのでほとんどの科目について試験代替レポート時代よりも単位を取るのが大変だと思います。(試験代替レポートであれば事前に全く勉強していなくても調べればなんとかなる科目が多かった。)またスクーリングも原則対面授業となる予定です。
  • 2022年度より卒論指導登録をした慶應通信学生もリモートアクセスにより電子ジャーナル等を利用することができる。リモートアクセス利用により卒論のみならずレポート作成にも役に立つ。
  • 2024年度の対面試験のみ経験している世代からすると、上の履修計画は不可能とは言いませんが、困難です。6科目受験資格を得ることぐらいまではできますが、6科目を対面でクリアするのは至難で、特に、経済原論・経済政策・金融論・経営学・統計学はテキストも分厚く、1科目通すだけでもかなり骨が折れます。また、経済原論・金融論・経済政策は、落とす人も多いです。経営学も2023年度までは過去問だけで簡単でしたが、今では過去問と違う出題となって難易度が上がっています。また、最短卒業を狙う場合、1回の科目試験で3~4科目ぐらいのペースの合格で十分です。

法学部学士入学者です。最短卒業の為に初年度におすすめの履修方法はありますか?

  • 学士入学ならまず英語を3科目さっさと取ってしまいましょう。6単位稼げるので気持ちが楽になります。そして最短卒業するなら、卒論登録をASAPでやらないといけません。専門科目7単位が必要です。せっかくなので必須科目から埋めていくとよいと思います。
  • 法甲・乙とも憲法が楽です。あとは法甲なら民法総論(刑法は難しいので、時間がかかります)、法乙なら政治学(J)が鉄板だと思います。
  • その後は、語学のスク要件の2単位と専門35単位を、1年半後までにとれるように計画を立てれば最短卒業に近づきます。こちらの卒業予定申告書の記事も参考にしてください。
  • 卒論初回指導で本指導を取れるかどうかで卒業が半年変わります。テーマは広すぎず狭すぎず、6-8万字程度で書けそうな話題を注意して選んでください。通信生はテーマが狭くなる傾向があると(管理人は)聞いています。
    (2024年前後法学部既卒情報paganus)甲類の話。とりあえず英語は難しくないので、さっさと取ること。英語ができないなら最短は難しいだろうが、前評判程度のレベルは無い。中学英語とそこそこの文法ができればなんとかなる。英検3級プラスアルファ程度じゃないだろうか。英語を完璧にしようとするな。部分点を狙え。必修の憲法と民法は最優先。その後に政治学。それらを取れれば卒論登録が近づく。スクで楽勝科目を選んでさっさと専門の単位を稼ぐ。初年度は卒論登録ができる単位数を期限までに集められるかが肝。試験はとりあえず6科目エントリーできるようにレポートを乱発すること、どうせ1回では受からない精神で良い。レポートの評価は成績評価には関係無い。レポートはなんか文字数が埋まっていれば受理されないことは無い。金時計銀時計を目指さないなら、低空飛行でも単位を集めることを最優先とすべし。また、スクは出席を取らない科目がある。そういう科目は最終日の試験とその前日の試験範囲発表の時だけ参加して、一夜漬けで対策すれば単位は来る。特に夏スク夜スクがそういう傾向があると思われる。参考文献は正攻法であれば、芋狡式に見つけるのだろうが、時短のタイパ重視であれば、司法試験のメジャーな基本書をググって見つけるべし。また司法試験予備校の講座やテキストを入手して、該当法の論点の山を張る。大抵の法の学術論点は3つから5つ程度なので、そこを押さえておけば試験は突破できる。卒論の内容的には、初回指導は予備指導に回されても諦めないこと。研究計画書を3パターン程度提示して先生にくらいつくと、本指導にできる。3パターンとしては、松竹梅的に、論点の広いものから狭いものまで、自分の感覚で、これ論点狭くね?くらいのが意外と先生受けがいい場合がある。ウラ的なことをいうと、卒論担当は、ここのプロパーを選ばないこと、格上の経歴の方にお世話になれば、細かいことを言われない可能性が高い。ここの空気感を感じたいのでなければ、選択肢として提示する。詳細は割愛するが、考えるな感じろ。

法学部学士入学者です。仕事や子育てに忙しいからか、自分の能力不足なのか1回の科目試験で2科目以上回せる気がしません。最短卒業は狙っていないのですが、1回の科目試験に3科目くらい回せるいい方法はありませんか?

  • 通常科目試験に戻ってしまいましたし、3科目受験はなかなかに負担が大きいです。「この科目取りたい!がんばろう!」という立場なら、じゃあがんばってくださいとしか言えませんが、「卒業を目指すために単位が欲しい!」という立場であれば、負担の少ない科目を選ぶしかないです。このサイトとか、過去問を見て「これいけそうじゃね?」って科目を選んでいくとよいと思います。
  • 3~4単位科目は、意外と1~2単位科目と負担が同じだったりするので、同じ2科目でも4単位2つを取ると心に余裕が出ると思います。ただし、4単位科目は試験orレポートのどちらかが厳しいことがありますので、やはりこのサイトを参考にしていただいて、地雷科目を踏まないようにした方がよいです。
    (2024年前後法学部既卒情報paganus)楽勝科目を選べ。持込科目を散らすこと。レポートは乱発でいい。まじめに書くのは再提出で採点者の温度感を確かめてからでいい。文字数を埋めることに注力すべし。科目試験はとりあえず6個全部エントリーすること。で、ここからが重要だが、科目群のリストを眺めると、必修や持込で埋まる群ごとの優先度の順番が見えてくる。取りたい科目よりも、まずは必修を最優先、その後に、持込しなくても対応できそうな科目を1科目~2科目組み入れる、持込科目はメンタル対策に毎回1科目入れること。群ごとに必修で詰まると楽勝科目に手を付けられない群が出てくる。群の中で渋滞させないことを意識すべし。行政法、労働法、刑法あたりはレポートに苦労することが明白なので、刑法以外は後回しもしくは長期戦で取り組めばいい。債権兄弟、債権総論、債権各論、物権法なんかは論点が似ているのと考え方も似ているので、ちゃっちゃと勢いに乗ってとることができる。こいつらは論点をまとめるというよりも列挙できるかどうかにかかっている。持込可で0合格を無くしメンタルを維持しながら、深く進行していくイメージ。惑わされてはいけないのは、他人が難しいと言う科目でもそうでないことが往々にして在る。本人のセンスや適正次第だということ。とにかくレポートへ文字を埋めろ。書けないなら参考文献を増やして、とりあえず適当に文章をコピペして眺めて、行間を適当に自分の言葉で埋めれば一丁上がり。

法学部学士入学者です。刑法総論は刑法各論の後に履修するのでしょうか?履修計画表で確認しているのですが、どうもよくわからないです。

  • システム的にはどちらからやってもよいですが、一般論として、刑法総論が分かっていないと刑法各論の理解がいまいちになってしまうので、刑法総論から履修した方がいいと思います。
  • ただし、配本時期について刑法総論はⅢ②、刑法各論はⅡなので普通課程・特別課程・学士入学いずれも刑法各論の方が刑法総論よりも1年前に配本されます。したがって、刑法総論が配本されるまで1年待つのもあれなので刑法各論を先に履修してもよいと思います。
  • 初めて刑法各論を読んでも、「構成要件」とか「未遂」などの法律基本用語の意味が分からないと思うので、刑法各論のテキストを読む前に刑法総論テキストをざっとでもいいから先に読んだ方がいいと思います。
  • 2021年度から刑法総論は指定テキストが日評ベーシックに変わったので、読みやすくなってます。
    (2024年前後法学部既卒情報paganus)科目試験の頁にも記載しているが、刑法総論は時間がかかる。各論から先に履修していい。学習はパズルのピースを砂漠から拾い上げて、最終的に組み合わせるイメージで良い。理想は小中学校の教科書のように基礎から応用へということになるが、各論は分かりやすく言えば、実例についてである。概念ではなく実際の罪について書かれている。懊悩している時間は人生には無い。配本計画が各論先行なのだから各論からさっさと手をつけるべき。林檎を食べる時に林檎の食べ方を考えるのが各論。林檎の栽培から考えるのが総論。先の書き込みで総論テキストがどうとか書かれているが、入学した時点では総論のテキストは無いので、市販の司法試験対策本を入手することになるが、学習としては都度適当にググればいいんじゃ無いか。AIに聞いても良いし。必修の総論をやるときには、どうせ俯瞰できるようになっている。学習の効率としては目次を眺めるという俯瞰から入る方が良いが、各論だけでも単位取得は可能。

GPAの平均値が1.0未満でも卒業できますか?

  • 卒業試験8単位(卒業論文評価4単位+面接試験評価4単位)を含む全体の成績GPAの平均値が仮に1.0(C評定ライン)に満たなかった場合、たとえ卒業所要単位を満たして卒試に合格していても、慶應通信の卒業はできなくなるのでしょうか?
    (例→「テキスト科目でレポート合格・試験不合格(Dが残る)のままで廃止や全面書き換えしてしまった」科目が多い(D評価を新科目で上書きできない)+スク・EスクでD判定をとった科目が多い(上書きできない)+合格した科目もほとんど全てBかC評定という学生など)
    • GPAが平均値1.0未満だと卒業できないとは塾生ガイドに書かれていないので、GPAが低くて卒業できない事ということはないだろう。
    • 卒業できない例として、卒業試験で2回不合格となると3回目の卒業試験は受けられないので卒業できない(在籍期限までは在籍できるが卒業できない)。

Q&A(卒業論文・卒業試験編)

卒業論文の長さはどれぐらいですか?

  • 具体的な文字数や長さはルール化されていません。論文の内容について指導教諭とコンセンサスが取れた段階で、ボリューム(文字数やページ数)を確認すれば十分だと思います。
  • 経済学部の場合、理論寄りならかなり短いのもあります。但し、そのグラフを出すために労力を割いている論文なので、楽という解釈はしない方がいいです。
    (2024年前後法学部既卒情報paganus)甲類の例。まず前提だが、指導教授は忙しい。無駄に長いものは読みたくないわけだ。2万字程度で十分卒業できる。指導時に先生の期待値を下げる。というかだらだらと指導を受けずにさっさと次へ行きたいと主張すること。また題材も深掘りせずにある程度先行研究があり、論点が明確になること。さらに職業経験の無い昼間の学生が書けない角度の視点があれば先生も乗ってくることが予想される。先生はお客様である。もてなすことを考えれば自ずと決まってくる。自分が面白いものではなく、先生はこれを面白がるだろうか。そこを押さえること。長さは書いていれば、文献を増やせばいくらでも増える。導ける結論から逆算して書けば良い。2万字程度を狙うのが、負担無く先へ進むコツ。甲類はその点、論点や学説が多岐にわたるものがあるので、テーマは見つけやすい。狙った先生の経歴とその先生の師匠の検討を付けて、どの学派にいるだろうかと考えるのもウラ的な対策かと思われる。学閥で占められているジャンルがあるので、そこ卒の参考文献で固めていくと自ずと選択できるだろうと思われる主張が分かる。お客様の主張に合わせて論文の主張もカスタマイズするべし。図版は綺麗に貼れ。研究計画書の段階で、結論、主張、分析、まとめ。こんな感じでざっくり考えて、それぞれ4000字から5000字を振り分ける。まあ、卒論指導で、先生を掴め。ガチャで真面目な先生に当たるとこの方法は通用しないかもしれない。プロパーを選ぶな、若い先生を選ぶな。定年間近の方がおすすめ。

卒業論文の書式は決まっていますか?

  • フォントも引用方式(例:MLA方式とかシカゴ方式など)も決まっていませんでした。先生から指示がある場合はそれに従えばよいかと[2024年時点の情報]。
    (2024年前後法学部既卒情報paganus)書式はあえて明確に聞かずに、取り敢えずいつものレポートスタイルで提出した。面倒くさくなるので、提出して先生に、こんな感じの書式で問題ないですかとコンセンサスを取れば別に良い。事務局は気にしない。

卒業試験の長さはどれぐらいですか?

  • 自分の場合は40分ぐらいでした。前半が卒業論文の内容に関するもの。後半が総合面接諮問といって、専攻全体から学術的な質問を受けました。前半と後半はきっちり分かれていて、「それでは、卒論についてはここまでとして、ここからは総合諮問に移ります。」と主査から言われました。
    (2024年前後法学部既卒情報paganus)30分~40分が多い。SNSブログで事前リサーチ、自分の経験を含めておそらく大半が同じだろう。論文要旨説明に10分程度、質疑応答に10分程度、雑談で10分程度。総合諮問は真面目な先生だと広範囲に出題されるようだが、ウラ的にいうとこの時点で自らの成績を参照されながら、コメント(雑談)されることが多い。いちいち法学全般の知識を問われたら答えられるわけない。事前に先生の心を掴め。卒業させてくれるから卒業試験に呼んでくれている訳だ。落とす試験ではない。ニコニコしていればすぐ終わる。小児科の注射みたいなもん。余談だが、副査の先生が激烈真面目で、この方に当たっていたら卒業が遠のいただろうなあと感じた。質問は取り敢えず何か答えておくこと、完璧な論文など無いのだ。どうせ穴がある。そこを突かれる。痛いの痛いの飛んで行け。ここで落ちるのは都市伝説級。正装して愛想良くな。

卒業試験の場所はどこでしたか?

  • 自分の場合は研究室棟の会議室でした。試験開始15分ぐらい前に研究室棟1階の受付で自分の名前を備え付けのノートに記帳して、あとは勝手に会議室へ向かいました。
    (2024年前後法学部既卒情報paganus)研究室棟の会議室。近年は通信教育部の事務所には寄らなくなった模様。

卒業試験の服装はどうしましたか?

  • 自分(男性)は、スーツにネクタイ。ただし、夏場だったので上着なしのクールビズでした。

先生にお土産を渡しましたか?

  • 指導時にそれとなく打診したら受け取ってくれそうだったので試験終了後にタイミングを見てお渡しした。ゼミ生や研究室の院生に行き渡るかな程度の分量のお菓子にしました。先生によってはお土産、プレゼント類は一切受け取らないという方もいらっしゃると思われるため、事前に打診した方がよいと思います。

Q&A(卒業後編)

卒業後も慶應ID(keio.jp)にて利用する[Microsoft 365 Apps]のOffice Software(WordやExcelなど)は使い続けられますか ?

  • 私は自分のMacbook(Apple社)にDLしてMS Officeを利用していました。卒業後もしばらくは使えていたのですが、ある日を境にファイルは開けるものの編集はできなくなりました。

Tips

  • 入学時の合否通知は直接手渡しで不在時には不在票が入っている。対して、卒業決定通知(or撃沈通知)は郵便受けに直接入れられる。なので自宅待機してる必要はないけど郵便受けチェックは必要。 -- 2022-02-27 (日) 00:02:06
  • 学費の引き落とし日を忘れないように。
  • 日吉キャンパスに行くなら武蔵小杉乗り換えはやめたほうがいい。乗り換えが遠すぎる。
  • kcc-channelは https://kcc-channel.keio.ac.jp:10443/up/faces/login/Com00501A.jsp からアクセスするとサーバー証明書エラーが起こらない。
  • 参考文献をe-hon, honyaclubで注文すると地元の書店で受け取れるので地元の書店の活性化に繋がる。対してamazonや楽天ブックスなら書店に行かずに本が手に入りポイントも付く。また電子書籍を買うこともできる。自分の好きな方を選びましょう。
  • 結婚等で学費引落口座の名義を変えたら、速やかに事務局に連絡しましょう。そのままだと引落に失敗します。スクーリング受講費などであればまだしも、引き落としに失敗したのが年度の学費で気づいてなかった場合、自動的に『みなし退学』(勝手に退学になる上に在籍証明書・退学証明書も発行できない立場になるので、実質慶應通信にいなかった者扱いとなる)になってしまいます!!
  • kcc-channelは2:00-4:30、kcc-Trackは2:00-4:00がメンテナンス時間でアクセス不能になります。

慶應通信あるある

くすっと笑える(笑えなくてもOK)エピソードなどお待ちしています。

  • 渾身の出来と思ったレポートほど不合格
    • 添削担当者はわかってねえな!!と思う(わかってないのはこっち)
  • レポート提出2か月後に不合格
  • 必修の試験5回連続でD
  • (通常試験の時の話)英語Ⅰむずすぎ量多過ぎワロタ→試験が簡単
  • (通常試験の時の話)論理学むずすぎワロタ→試験が5分で終わる
  • レポートできた!!!苦労した!!!→メンテ
  • 稀に珍添削がある。
  • 通信は学生の伝える力&読み取る力、添削者の伝える力&読み取る力で成り立つものだと痛感する。
  • 履修計画を立てるのは楽しい。
  • 慶應から紙の配達物が届く日に限って雨。

コメント

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 経済学部学士入学者(英語選択・統計学(A)非免除)ですが初年度におすすめの履修方法では、スクーリングを重視していないように感じます。つまり、最短での単位取得を狙う場合、オンラインでのスクーリングが卒業単位獲得には手っ取り早い気がするのですが、それでも必修を優先させたほうが無難でしょうか? -- nao? 2021-05-01 (土) 13:28:07
  • 経済学部の履修の話を書いたのは私ではないので、以下は私見です。学士で最短を狙うなら卒論指導登録を素早くやらないといけない(卒論は最低で1年半かかるから)ので、卒論のテーマに関係する必修を優先しているのでしょう。116単位修得済みで卒論ができていない人は山ほどいます。スクーリングももちろん重視してると思います。抽選率が低いのを狙えと書いてあるので、できるだけフルで取って必要単位を満たせということと解釈しました。 -- rokujo? 2021-05-01 (土) 14:50:51
  • おはこんばんにちは。Rokujoさんおはこんばんにちは!以前ブログで勉強法について、質問したものです。 -- 高広? 2021-05-01 (土) 17:32:18
  • その時は回答ありがとうございました!結果なのですが、共通試験では92%というかなりの得点率を上げることができましたが、二次試験であと一歩及ばず、という感じでした。受けたのは西日本の○大、○学部です笑。いま個人的にはどういう選択を持とうか考えているのですが、私がなによりも財産になったのは、7回読みとわんこら式を自分なりにマスター出来たことです。私はたまに、この慶応通信wikiを閲覧しているのですが、ためになって面白いです。ありがとうございました。 -- 高広? 2021-05-01 (土) 17:36:07
  • ちなみに補足なのですが、私は速読英単語の上級編の英文48本と速読英熟語の英文50本すべて、番号もセットで暗唱したら、英語力が一気に伸びました。そして暗唱していく中で、記憶力も明らかに上がったような感覚を受けます。英語は暗唱が効果的でふね! -- 高広? 2021-05-01 (土) 17:43:29
  • ブログの方ですね!共通で92%はすごい。東大合格者平均より上ですね。私は今年の共通を全教科やって86%でした!二次は残念でしたが、私の記事が財産になったと言っていただいてとてもうれしいです。7回読みは大学でめちゃめちゃ役に立ちます。こいつのおかげで1日3時間しか時間が取れないという制限の中で、初学の状態から2-3冊文献を読み込んでレポート執筆まで1週間で到達できるようになりました。わんこら式は思想は実践してます。英語の暗唱についてはとても参考になります。私もギリシャ語とか様々な外国語が必要になりそうなので、暗唱をやってみようと思います! -- rokujo? 2021-05-01 (土) 19:44:30
  • (管理人様宛へ)もし可能でしたら、鈴太先輩へ慶應通信wikiへの情報提供のオファーをお願いしたいです。この方は慶應通信イベントが迫る期日になるたびに、塾生ガイドに書かれていない非常に有益な情報をツイートでみんなに大量にご発信してくださり助かっております。しかし個々の学生がツイートを昔の分まで追うのが大変なことと、彼自身も2か月後から他大学へ行かれるとのことで、もし許可があればツイートの書き込みをwikiへ書き込みできるお時間があるのは今ごろくらいしかなくラストチャンスだと思いましたので、よろしくお願いしたいです。 あと、そろそろこのページが長くなったので分割もご検討よろしくお願いします。-- 2022-02-07 (月) 23:38:10
  • こんばんは。すいませんが今日から仕事が繁忙期に入ってしまい、いろいろと管理が難しい感じです。個人的にはこのページは長くてもいいと思うので分割はかんがえてないです -- rokujo? 2022-02-10 (木) 03:49:10
  • 某先輩へのオファーですが、私が書き込むわけではないので私には権利がないです -- rokujo? 2022-02-10 (木) 03:50:31
  • 有益なツイートはTogetterなどにご自身でまとめ、公開されるのはいかがでしょう? wikiよりも簡単にまとめられます。 -- 2022-02-17 (木) 16:14:12
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wikiの編集方法が分からない方はこちらに書き込んでください。管理人が随時記事の方に移動します。匿名で結構です。

無題

(2022-02-27 (日) 17:24:34)

政治思想史2021レポートに取り組んでいますが教科書重厚すぎて沼みたいで。川出 西洋政治思想も読んでいますがレポートのテーマが違うのでまだ手がかりが掴めずにいます。中世ヨーロッパも苦しんでまだ合格いただいていまでん。世界史は苦手でした。基礎になるおすすめの参考書を教えてください。

  • 政治思想史は分厚い上に含意する所が難しくてたいへんですよね。歴史は実はあんまり関係ないです。私は世界史は高校で未履修でした。西洋思想の流れをつかむのなら岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア新書)は定評があります。また、副読本として有斐閣アルマの西洋政治思想史も読みました。ただ、レポートの参考文献は政治思想史テキストと中世ヨーロッパ政治思想のテキストしか結局引用してないです。 -- rokujo? 2022-02-28 (月) 07:41:37
  • ありがとうございます。レポートはとりあえず出してしまいましたので試験までにご紹介いただいた本を読みます。今の段階で試験に受かる気がしません。。 -- 2022-03-06 (日) 20:56:47
  • 教えてください。ニューズレターはどうやったら見れますか? -- tp? 2024-12-29 (日) 10:23:31
  • kcc channelにログインしてトップ画面にリンクがあります。pdfファアルを開く形になります。 -- JT? 2024-12-31 (火) 14:57:37
  • 教えて下さってありがとうございました。開くことができました。 -- tp? 2025-01-06 (月) 09:09:29

無題

(2022-02-26 (土) 22:08:13)

お世話になります。みなさんが勉強に使ってお気に入りの文房具やツール、ソフトなどおすすめを教えてください。

  • 文房具は3年間1度も使いませんでしたので、この後の記述は参考程度にしてください。一番使ったソフトはkeio.jpで提供されるwordです。ほぼほぼwordがすべてだと思います。自動保存はONにした方が便利です。keio.jp導入前は、OpenOffice?というフリーのOfficeもどきを使っていました。これも操作性は悪くないですが、wordの方が便利です。スマホやPCで共通のデータをやり取りしたいなら、googleドキュメントを使って文章管理するのもよいでしょう。慶應通信はこの2つだけでほぼ乗り切れると思います。それから英単語などの記憶にはAnkiというツールをもう何年も使っています。 -- rokujo? 2022-02-27 (日) 02:16:56
  • それから、勉強時間記録用にStudyPlus?というスマホアプリを使っています。これはモチベーション維持に非常に有効です。 -- rokujo? 2022-02-27 (日) 02:17:36
  • おすすめの回答ありがとうございます。オフィスが無料で助かりますよね。あまり得意でないので使いこなせていませんが。。みなさんiPad使用されていますか?論文を読みたいので携帯では小さすぎて印刷するにはページが多すぎてみなさんどうされているかと気になりました。よろしくお願いします。 -- 2022-03-06 (日) 20:54:57
  • 私はiPadをkindleとpdf閲覧用にしてます。私が持っているのは古いので無理なのですけど、新しめのiPadなら、公式のApple PencilとノートアプリGoodNotes?と組み合わせることでノートが一切必要なくなりますし、pdfに書き込みもできるようになります。でも高いです。論文をたくさん読んだり分類するならiPadよりもwindowsのノートPCがいいでしょう。私は両方使ってます。 -- rokujo? 2022-03-07 (月) 09:22:37
  • お世話になります。 -- 2023-09-13 (水) 20:41:55

eスクーリング

(2022-05-14 (土) 17:07:11)

こんにちは。
ただの愚痴ですがシステムが新しくなって
前のようにどこまで受講したかなどが分からないものになりました。
PDFがどこに格納されているか、テストはどこから表示させるかなど去年のシステムの方が遥かに操作性が良かったです。
モチベーションの低下につながります。

  • おせわになります。数年目の学生です。卒論登録済で図書館の登録の更新がしたいのですがどこからするのかご存じの方がいましたら教えてください。手がかりがみあたらなく。。 -- 2023-09-13 (水) 20:44:08




卒業式について教えてください。

大橋栄二? (2025-01-10 (金) 00:16:02)

昨年、動画で日吉記念館での卒業式の模様を見ました。塾長から卒業証書を代表で受け取った学生は通信教育部を主席で卒業した学生ですか。総代に選ばれる基準は何かあるのでしょうか。ご存じなら、ご教示ください。

  • ↑↑↑ 卒業試験の項目において、「卒業させてくれるから卒業試験に呼んでくれている訳だ。落とす試験ではない」とか「ここで落ちるのは都市伝説級」とか書いている者がいるようだが、優秀な卒業生は自分が一回の卒業試験で合格になった経験から、このように後輩や現役学生に対して「卒業試験は難しくない(or簡単、普通にやれば大丈夫)」的なアドバイスする傾向があるだけであり、在学生諸君はこれをそのまんま本気にして鵜呑みにしてナメてかかると地獄を見るであろう。現に1回目の卒業試験で不合格だった学生は、有名卒業生たちの話(一例:同じ日に卒業試験を受けた学友から後日「落ちた」という連絡が来て、自分まで血の気がひいたという体験話)などからもわかるように、一定数存在している。また数年前SNSに「2回目の卒業試験に落ちてしまったがどうすればよいか」という内容の匿名投稿があり、「大至急退学して特別課程で再入学すべき」「学位授与機構で学士号を取る方法がある」などとさまざまな卒業生OBたちからアドバイスが掲げられたり、在学生からも不安な声の投稿が出回り当時の慶應通信学生SNS界隈が騒然となったこともあることから、2回目の卒業試験の不合格者も一切皆無であるとまでは言い切れない。 だがよくよく考えれば、「卒業『試験』」なのであるから、受験する全員が合格することが前提とされているのであればそもそも『試験』とは呼ばれない。学生であるあなた方がちゃんと慶應義塾大学通信教育部を卒業するにふさわしい能力があるのかを、教官たちが厳しく見極める場なのである。 たまに「主査は自身の手で卒業論文の提出許可をしておいた学生をわざわざ卒業試験の場で不合格にするわけはないし、試験に同席する副査も自分が不合格にさせたら提出許可を出した主査教官の顔に泥を塗ることになるので合格にせざるを得ない。だから絶対に合格する」という超絶屁理屈的な考え方をしている学生がいるようであるが、もし本当にそうであればこれまで卒業試験での不合格者は一人も表れなかったはずであり、卒業生たちの経験話とは完全に矛盾していることとなる。よってこの甘い考え方は事実とは異なるといえよう。 「2回目の卒業試験で受かればいいから~」などと、絶対に甘く考えるな。後悔することのないように全力で、学生諸君は卒業試験1回目から心して受験せよ。 -- 2025-07-29 (火) 01:58:02
  • ↑↑↑ 卒業試験の項目において、「卒業させてくれるから卒業試験に呼んでくれている訳だ。落とす試験ではない」とか「ここで落ちるのは都市伝説級」とか書いている者がいるようだが、優秀な卒業生は自分が一回の卒業試験で合格になった経験から、このように後輩や現役学生に対して「卒業試験は難しくない(or簡単、普通にやれば大丈夫)」的なアドバイスする傾向があるだけであり、在学生諸君はこれをそのまんま本気にして鵜呑みにしてナメてかかると地獄を見るであろう。現に1回目の卒業試験で不合格だった学生は、有名卒業生たちの話(一例:同じ日に卒業試験を受けた学友から後日「落ちた」という連絡が来て、自分まで血の気がひいたという体験話)などからもわかるように、一定数存在している。また数年前SNSに「2回目の卒業試験に落ちてしまったがどうすればよいか」という内容の匿名投稿があり、「大至急退学して特別課程で再入学すべき」「学位授与機構で学士号を取る方法がある」などとさまざまな卒業生OBたちからアドバイスが掲げられたり、在学生からも不安な声の投稿が出回り当時の慶應通信学生SNS界隈が騒然となったこともあることから、2回目の卒業試験の不合格者も一切皆無であるとまでは言い切れない。 だがよくよく考えれば、「卒業『試験』」なのであるから、受験する全員が合格することが前提とされているのであればそもそも『試験』とは呼ばれない。学生であるあなた方がちゃんと慶應義塾大学通信教育部を卒業するにふさわしい能力があるのかを、教官たちが厳しく見極める場なのである。 たまに「主査は自身の手で卒業論文の提出許可をしておいた学生をわざわざ卒業試験の場で不合格にするわけはないし、試験に同席する副査も自分が不合格にさせたら提出許可を出した主査教官の顔に泥を塗ることになるので合格にせざるを得ない。だから絶対に合格する」という超絶屁理屈的な考え方をしている学生がいるようであるが、もし本当にそうであればこれまで卒業試験での不合格者は一人も表れなかったはずであり、卒業生たちの経験話とは完全に矛盾していることとなる。よってこの甘い考え方は事実とは異なるといえよう。 「2回目の卒業試験で受かればいいから~」などと、絶対に甘く考えるな。後悔することのないように全力で、学生諸君は卒業試験1回目から心して受験せよ。 -- 2025-07-29 (火) 02:03:08