テキスト科目情報(経済学部専門科目) のバックアップ(No.77)


注意

混乱を避けるため、試験やレポートは何年度のものかできるだけ明記してください。

wikiの編集方法が分からない方は内容を最下部の投稿用に書き込んで頂ければ編集できる人が対応してくれます。

2022年度以降の記載が薄いのでどしどし書いてください。

目次

専門教育科目(経済学部)

卒業に必要な専門教育課程の単位数は68単位以上である。必修科目17単位とさらに他の選択科目51単位以上選択して習得する必要がある。(必修科目と同名の科目がスクーリングやE-スクーリングで開講されることがあるが、これらは選択科目の扱いとなる。)

  • 経済学部生の専門教育科目における必修科目は経済原論(ミクロ経済学)(E)、経済原論(マクロ経済学)(E)、経済史、財政論(E)、経済政策学(E)、金融論(E)、経営学(E)のテキスト7科目17単位である。ミクロ、マクロ、金融論、経済政策学は、理論寄りの科目なので、苦戦する人も多いので、後回しにすると、これら科目のせいで卒業が遅れるので要注意。
  • 経済原論(マクロ経済学)(E)が難関科目で、スクを受けた人でも普通に不合格になる人が多い状況なので、自信がないうちは、財政論(E)や他のB群の科目試験をやった方がいい。そうしないと、B群が渋滞してしまう。但し、経済原論(マクロ経済学)(E)は必須科目な上に、他の科目でも使う知識なので、後回し過ぎるのもこれまた厳禁。
  • 必須科目は、スクーリングが開講されていて受講できるなら受講した方が効率は良い。理論系なので苦戦している人が多いため。と言っても、理数系が苦手意識がないならさほど問題はない。

    専門教育課程卒業所要単位68単位のうち40単位はテキスト科目での修得が必要となる。その他の28単位はテキスト科目もしくは面接授業(スクーリング・メディア授業)での修得が可能である。

    メディア授業(E-スクーリング)の修得単位は総合教育科目(放送授業含む)と専門教育科目合わせて10単位を限度にスクーリングの卒業要件に算定できる。

    なお経済学部生は法学部系の第7類科目(法学概論(E)、憲法(E)、民法、労働法(E)、経済法(E)、会社法(E))に関連するテーマでは卒業論文を書けない。

経済原論(ミクロ経済学)(E)【必修】

法学部「経済原論(ミクロ経済学)(J)」参照


  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

経済学の代表的な理論系の科目。マクロよりはとっつきやすいので、最初の理論科目としては比較的おすすめ。数式を用いた理論系の科目なので、腰を据えてやる必要あり。レポートも数式的な理解が求められる。大学受験レベルの数学が得意な人は楽しいと思う。

2023年7月科目試験は2問中1問は計算問題が出題された。

科目試験の採点は優しい印象。必ずしも過去問から出題されている訳ではないので、幅広い学習が必要。


2024年1月科目試験は合計2問。ある内容について図や式等を用いて説明する内容。対面に戻り、大学過去問とは傾向が変わった印象。


ちゃんとやっていたら難しくはないが過去問からは出題をずらしている感じなので、過去問だけで突破しようとすると苦戦する。

2024年4月の科目試験も過去問とは違う傾向で苦戦した人がちらほらといるとのこと。採点は比較的寛容だが、出題は幅広く出してくるので、全くやってないと白紙になりかねないところは注意。

経済原論(マクロ経済学)(E)【必修】

法学部「経済原論(マクロ経済学)(J)」参照

  • 学習量  ★★★★★
  • レポート ★★★★★
  • 試験 ★★★★★

経済学部必須科目の最大の山。この科目だけ異常な程に難しい。特に科目試験。この科目が突破できれば、他の科目でもやっていける。卒論以外の単位は取れる力があると思う。理論系の科目なので、理解して進むことが大事。 他の理論式がない科目では、理解があやふやでも参考文献の記載を引用すれば合格してしまうこともあるが、数式やグラフを用いた理論系の科目なので、理解がいい加減だとすぐそれが露呈するところが難しい。 理論式を理解せずに表面的に書き写して見抜かれて撃沈して、ちゃんと理解しようと始めて、やっとスタートラインに立てる感じ。 ミクロと違い難しいのは、ミクロは局所的な場面を想定しているので理論式の前提となる要素がわかりやすいが、マクロは、前提となる場面が異なると、変動する変数も異なるため、その前提を理解せずに、レポートや過去問を解くために、都合いいところだけ切り出すと、滅茶苦茶な理解になるので、レポートや過去問からのアプローチは厳禁。他の科目はレポートや過去問からのアプローチも可能だが、この科目で一部論点だけ拾うことをやると、却って変な理解になる恐れがある。出題側もそこを理解して、複数個所を対比させるレポート課題や科目試験の出題も結構散見される。

科目試験はAD-AS曲線などの理論を理解していることを前提に発展的な論点を説明させたりと、理論的な理解の積み重ねが必要なところから意図的に出題している印象。その上、過去問とは被らないように表面的に過去問やっていた人では解けないような出題の仕方であった。

必須科目なだけあって、経済学の骨格を理解していない人には単位をあげないというメッセージが裏にあるように感じた。2023年度も不合格者は大勢おり、難関科目。

難しさのイメージとしては、類似することを学ぶ国民所得論の何倍も学習が必要。国民所得論はS取れたが、マクロはD続き。 2024年配布の過去問からマクロがなくなってしまった。傾向把握も困難になり、更に難問科目化に拍車がかかった印象。なお、過去問から同じ問題を出すような感じではない。科目試験の難しさは、理論式を理解してないいけない問題がほぼ毎回出題されること。このため、理論式が難しいからと、読み飛ばすような勉強していると、なかなか突破しない。ちゃんと理論式を理解してやればレポートも合格るし、科目試験も突破できる。

2024年4月の科目試験は比較的解きやすいという評判だったが、実際にふたを開けてみたら、不合格者ばっかりで、合格したと自信を持っていた人もことごとく落ちていた。SNSで見かけた6人は全員不合格だった。恐ろしい難易度。2023年から一年余りでSNSで見た感じでは、合格者は本当に一握りで、大部分が不合格。ここまで落ちている科目は経済学部ではちょっと見ない。

2024年7月の科目試験はエックスでは何人か合格者はいたが、それでも合格者は極小数。2024年10月の科目試験は、後回しにしがちなところから2問出されて、白紙やそれに近い人が続出。IS-LM曲線やAD-AS曲線の有名な場所だけ学んで単位を取ろうとか無理に近いので、全範囲を丁寧に学びましょう。出題も厳しいところをついてくるが、採点も厳しい。理解せずに結論の式だけ書いて単位取ろうとか考えてはいけない。自分で試験会場で理論式を導出するぐらいの気持ちで学ばないとなかなか単位が来ない。3~7回とか受けている人も珍しくない。他の科目は、その科目の重要なところから出題されるが、マクロは、遠慮なく、メインでないところから半分ぐらい出題される回が多いので、大事なところだけ勉強するみたいなことをしていると、余裕で不合格になる。過去と同じ出題は避ける傾向があるので、たまに、複雑な理論を理解しなくても済む出題も出されるので、何度も受けていればいつかは通る。

マクロ経済学中級

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★★★☆
  • 試験 ★★★★☆

経済原論のマクロよりもこちらが先に単位が取れてしまう人もいるので、両方できる人は両方同時にやると良いかも。

2024年4月の科目試験は、レポートのお題と類似な出題形式。持ち込み可なのと、経済原論のマクロと内容も似ており、また、金融論や経済政策学でも、マクロの内容は扱うので、汎用性ある知識になるため、受けておいて損はないだろう。

レポートは、経済原論同様に、理解しているかをしっかり見てくるので、マクロ経済学を理論的に理解してないと苦戦する。テキストの要約では許してくれない。経済原論のマクロをやってから挑む人が大部分であろうが、経済原論がある程度理解できていても、それなりに大変。不合格になって何度もレポートを出している人も多い。教科書に掲載されている題材のテーマがレポートのお題になることもあるが、教科書を写す・まとめるレポートでは基本的に通らず、ちゃんとレポートのお題を理解して、自分なりに調査分析する必要あり。レポートでは、教科書の行間を理解していることを示すことが望ましい。

経済原論のマクロ経済学が極めて難易度が高いだけであって、こちらもそれなりに大変。経済原論のマクロ経済学が通らない場合、こっちをやることで相乗効果があるので、経済原論のマクロが今の難易度が続くなら、この科目は取る価値は高いと思う。

試験は持ち込み可だが、試験では具体的に事例に当てはめた理論系の説明が求められるので、マクロの理論を理解せずに挑むと、その場で書くのは難しいだろう。

国民所得論

  • 学習量  ★★☆☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★☆☆☆☆

2023年10月科目試験の科目試験は過去問とほぼ類似の趣旨の問題。しっかり過去問をやっていたら、全問正解も難しくない。マクロ経済学や金融論と一緒に履修できる人はこちらを先にやると良いかも。

  • マクロ経済学の一部分に特化した科目、教科書が厚くなく、記述も平易な記載に留まるため、初めての専門科目としてもおすすめ。

情報とインセンティブの経済学

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

レポートは教科書のみで合格でき、比較的優しい。

テキストは理論系なので、理解するのに頭を使い、全部を理解するのは楽ではない。多すぎでもなく、4単位科目ということを加味すると妥当。

2024年4月の試験は、大問4問が出題。前半の大問2つは用語を説明させる問題。残り2つの大問は、計算問題。具体的な数値を使っての計算問題小問2問と、文字式を使った問題小問3問。配点は不明だが、テキストの計算問題や文字式を使った解説を理解しないと高得点は取れない。また、問題数ベースでは、計算問題が半分以上なので、理論式をしっかりと理解しないと単位も際どいかもしれない。なお、問題はそれなりの数が出されるので、他の科目のようなピンポイント出題ではない。このため、努力していたら、それなりの点数にはなるはず。 また、4単位科目であることや経済政策学と範囲が重複することを踏まえると、コストパフォーマンスは悪くない科目。

試験の難易度出題形式は、総合科目の統計学と似ている。統計学よりは勉強量は少ないので、統計学が突破できた人なら大丈夫であろう。出題が広範囲に及び全部身に着けるのが大変なせいか、評価は若干下駄をはかせてくれている印象。

ゲーム理論

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

2024年度開講の新しい科目。

3単位科目としては、テキストもさほど厚くなく、理論系だが、他の経済学部の科目と違い、難しい数学もない。小中学校の場合の数の概念が理解できるぐらいの素養があれば十分。

レポートもテキストに準じた内容であり、参考文献も少なくて済む。

Eスクも同じテキストを使うのと、レポート課題とほぼ同じ内容を解説するので、一緒に受けるとかなり効率が良い。

ゲーム理論はニュース報道などでもたまに紹介されることがある内容でもあるし、経済学部の科目としても有名なので、履修しておいて損はない。

試験は、大問4問で、理論的にナッシュ均衡を導出する定番問題や説明をさせる問題などテキストの最初から最後まで幅広くでる。なお、理論的な問題は、応用的なものも出題されるので、テキストの後ろの方までしっかりと読む必要あり。

また、概念を理解しているかも問う問題もでるので、テキストの用語の使い方も具体的にしっかりと理解しておく必要あり。このため、章末問題だけでは足りず、テキストの隅々まで理解するつもりで読む必要あり。

  • テキストの誤記が多すぎるのがネック。早く改訂版を出してほしい。

計量経済学

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★★★☆
  • 試験 ★★★☆☆

統計分析フリーソフト「R」を用いた科目であるため、とっつきにくい点は否めない。難しいというよりも不慣れ故に時間がかかるところが難点。努力すれば単位が来る科目。

統計学や経済原論を学んでいる前提の応用科目と位置付けられる。卒業論文でもデータ処理の際に必要になる人もいるので、受けておく価値はある。

経済史【必修】

  • 学習量  ★★☆☆☆
  • レポート ★★☆☆☆(2023年度課題)
  • 試験 ★★☆☆☆(2023年度)

必須科目の中では手を付けやすい科目。持ち込みも可能だし、地道に調べさえすればレポートも合格する。

2023年度の試験は、持ち込み可なので、テキスト全体を読んでいたら難なく単位は来る。ただし、持ち込み可であるため、差がつきにくく、2枚目の裏面びっしり書いている人も少なくないので、良い評価を得たい場合は、ちゃんと要領よくまとめられるように頭に入れておく必要ある。

日本経済史

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

レポートの量が多いのはつらい。但し、採点は厳しくない。また、レポートのお題が広範囲なので、何を書けばいいか困ったが、お題に応える内容を真面目にやっていたら、基本的にはオッケーな模様。時間をかければ通る科目。数理系が苦手な方は良いと思う。

世界経済史

  • 学習量  ★★☆☆☆
  • レポート ★★★★★
  • 試験 ★☆☆☆☆

レポートの必要字数が異常に多いが、それだけの科目という印象。試験は持込可で、全く無勉でもSを取ることができた。試験勉強に費やす時間が0なのを考えると、これで4単位貰えるならコスパ悪くないと感じた。

レポ作成のため図書館に通うと、社会人の方の1か月の休日の大半が潰れる(9地域分を記述するので、休日の午前と午後で2地域分進めても、最低4日か5日は休日がフルで潰れる)。しかし、レポも試験も史実の羅列のみが要求され、文献の該当箇所をほぼ丸写しすればよく、卒論と違って独創的な文章やデータを作成する必要は一切無し。

・レポート 恐らく最低でも2万字程度が要求される。あくまでも自分のやり方なので参考程度だが、まず指定教科書の前半部(8章まで)を中心に、レポのテーマに該当する記述(〇〇の出来事によって〇〇国の経済に〇〇の影響があった。)をひたすら探し、付箋貼りまくって、それを地域・年代毎に整理してまとめた。これだけで多分1万字ぐらい行く。次に図書館で、山川の各国世界史を参考に付け足し。各冊はどれも分厚いが、レポートでは〇~〇世紀と範囲が限定されているので、意外にも該当する頁数は30頁程度。もし、複数レポートを選択できる状態(23年課題or24年課題)なら、時代の指定範囲が狭い方を選択した方が楽かもしれない。最後に、それ以外の参考文献も大量に要求されるので、補足。

・試験 持込可で楽勝。あくまでも4月科目試験のみだが、レポと同じように、ある歴史的出来事がある時代のある地域に及ぼした経済的影響について述べる史実の羅列問題だった。この傾向が続くなら、索引さえ引ければ何とかなる。世界史の教科書とか索引付きの全集っぽい本を持ち込むと尚良いかもしれないと感じた。

社会思想史

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★★★☆
  • 試験 ★★★★☆

試験は、持ち込み可能科目で4単位なので受講したくなるが、残念ながら、そこまで優しい科目ではなく、レポートや試験で苦戦し、D評価続きの人も少なくない。レポートは引用を具体的に記す必要があるので、書籍をまとめるだけだと、よろしくない。書籍の引用とは別に、自分なりに理解して記載することが極めて重要。 楽なタイプの持ち込み可ではなく、勉強してないと書けないタイプの持ち込み可。 試験の形式は、大問2つで、最初の大問は、用語説明問題。最後の大問は、社会思想家を対比させて述べる問題。解説ではなく、意義を述べさせる形式なので、理解せずに、用語の定義を述べるとDになる。事前に各社会思想家を自分なりに理解して挑まないと試験突破は難しいと思われる。持ち込み可科目の中では、事前準備をそれなりに要求する科目。

経済政策学(E)【必修】

法学部「経済政策学(J)」参照

  • 学習量  ★★★★★
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★★☆

経済政策学を理論的に学ぶ科目であり、理論系の科目なので、経済原論と一緒かその後にやるぐらいが良いと思われる。扱う内容はかなり広く、経済原論のミクロ経済学、マクロ経済学、国民所得論、金融論、情報とインセンティブの経済学などで学んだ内容も出てくる。裏を返すと、これらを学んでからやった方がいいとも言える。逆にこれらが身についているなら、運が良ければこれらの知識だけで、合格する可能性もある。

過去問を見てると、総需要曲線の導出など数式の理解を伴う問題もあり、テキストも、微分の操作があるので、大学教養ぐらいの基礎数学は知っておいた方がいい。このレベルの数式を回避しても結果的には単位が取れるときもあるだろうが、逃げてしまうと、理解できずに陥って却って長引く恐れもある。テキストの数学付録は付録だが、科目試験などを見ていると、付録まで理解してないと解けないであろう出題も散見される。偏微分の定義なども知っておく必要あり。

レポートはそこまで難しくないが理論系なので、数式や理論に苦手意識あったり、数式や理論を理解せずにやろうとすると苦戦する人もいる模様。但し、経済原論のマクロのように、体系的に記載を理解してないと解けないようなレポートではなく、必要な知識は多くなく、教科書だけでも処理できる。。

2023年以降の対面での試験は、そこそこ苦戦している人が多い。出題も満遍なく出されており、必須科目の中では難関科目の一つ。

2024年4月の科目試験はかなり傾向が変わってしまい、ミクロ分野の計算問題2問だけとなった。これが今後続くかは不明だが、過去問とは全く異なる問題の上、テキストにも同じ問題はちょっと見当たらない。ただし、数学が得意なら満点も可能で、人によってはすごく楽な出題であろう。なお、二次関数や微分がさっぱりわからないぐらいに数学苦手だと、解けない問題で、基本的な数学力が問われた。2023年やコロナ前の出題とは全く被りもしない内容だったので、過去問は全然参考にならないぐらいの気持ちでテキストを勉強する必要あると思われる。

財政論(E)【必修】

法学部「財政論(J)」参照

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

科目試験は多数の短文記述形式の小問が出題される。持ち込み可能なため、教科書の内容を覚える必要はないが、どのような記述がどこに書かれていたかや、概要としてどのようなことが書かれていたか程度の理解は盛ったうえで試験に臨むと、時間切れに困らずに済む。

金融論(E)【必修】

法学部「金融論(J)」参照

  • 学習量  ★★★★★
  • レポート ★★★☆☆(基本的な数学が理解できているなら)
  • 試験 ★★★★☆

マクロと並ぶ経済学部の難関必須科目。テーマもかなり多岐にわたり、しっかりと身に着ける気持ちでやった方がよい。スクーリングを受けると教科書の全体像が分かってから学べるので、おすすめ。2023年の科目試験は、他の科目より採点もシビアであるので、理解度も高めに挑むこと。一夜漬け等をやると却って遠回り。

2023年のレポートは、数学的な考えができれば、金融論としては、そんなに必要な知識もなく、難しくないし、時間もかからない。ただし、数学や統計学が苦手だと時間はかかると思う。このため、SNSを見ていても、すぐ合格している人もいれば、苦戦している人もいるので、人によって、難易度がわかれる。

2023年10月科目試験の科目試験の問題自体はそこまで難しいとは思わないが、他の必須科目と比べて採点が厳しい。SNSでSを確信していた人もCだったり、単位を落としている人もちらほら。

他の科目よりも正確な理解が求められたり、誤った記載は厳しく採点されている印象。 また、過去問と同じ問題は出題されず、ヤマを張るような勉強はお勧めしない。

2024年1月科目試験も不合格が合格者より多い印象。旧ツイッターでもC評価ばかりの印象。教科書通りにかなり書けたという人もCだったりするので、不正確なことを書くと減点されるなど、厳しい採点がなされていると思われる。

レポートや試験は数学が苦手な人は難航する。統計学や経済原論を先に履修した方がいい。エクセルでの関数処理もできる方が望ましい。SNSを見る限り、マクロ経済同様に、何度受けても不合格になっている人も珍しくないので、取り込む際には、この科目に集中してやったほうが良い。理論系のレポートなので、参考文献も何冊も用意する必要もない。ちゃんと教科書が理解できていたら、容易だが、理解できてないなら、平易な参考書を読むなどした方が良いであろう。

感覚的には他の科目で、A-S取れるぐらいの理解度でやっとCぐらいの評価。わかってないけど、知っていること、沢山書いたから合格にしてみたいな答案は評価されない。それどこか、不理解を理由にマイナス評価になるかもしれない。そう思うと、厳しい評価も理解できる。

マクロと金融論が合格できたら、テキスト科目については、経済学部卒業する能力は十分あると思う。レベルがわからず、入学を悩んでいる人は科目履修でこの2科目を先にやってもいいのかもしれない。

2024年度4月の試験は多くの人が合格し、Sも増えた。恐らく、担当者が変わったのだろう。以前のような難しさはなくなった。

2024年10月科目試験は、過去問にない出題形式で工夫された出題。新しい出題形式で、過去問をやっただけの人を落とす意思が感じされ、しっかりと理解していることが要求していると思われる。マクロのような採点の厳しさはないが、試験範囲は経済政策学に並んで広大なので、大変な科目の一つ。

社会政策(E)

法学部「社会政策(J)」参照

試験:2023年10月科目試験、持込不可。大学の過去問なし。2023年10月科目試験は、至極基本的な内容が問われた。問題数が多かったが、テキストを読み込んでおけば解答できるだろう。

社会保障論(E)

法学部「社会保障論(J)」参照

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

教科書は読みやすく、口語調でおすすめ。無知の知を知ることができるので、教養として学ぶ価値も高い。教科書は著者の主張もかなり強い印象なので、レポートは教科書と同じ著者の物を使った方が無難であろう。教科書と類似の著書がいくつもあるので、参考にするとまとめやすい。採点も厳しくない。もちろん、正しく理解しているなら別の参考文献でも歓迎となっている。

試験:2023年4月科目試験、持込可。大学の過去問はない。指定テキストはインデックスなどつけておくと便利。基本的な内容が問われ、持ち込んだテキストだけで回答できた。

国際貿易論

レポート:指定書籍の中から一つの章を取り上げ論じる問題。書籍は毎年変わる。

試験:2023年7月科目試験、持込可。大学の過去問があるためしっかり対策しつつ、指定テキストは分厚いのでインデックスなどつけておくと便利。当日は時間が足りなかった印象。

人文地理学(E)

文学部「人文地理学(L)」および法学部「人文地理学(J)」参照

  • 学習量  ★★☆☆☆
  • レポート ★★☆☆☆
  • 試験 ★★☆☆☆

レポート合格のコツは、人文地理学とは何かを理解して書くこと。地理学Ⅰ同様、手が付けやすい科目。教科書も薄い上、一般常識的な話も多いので、専門科目の割にとっつきやすい。複数学部で開講されているので、敷居は低い。

科目試験は、文学部、法学部と同じ問題。環境問題など一般常識である程度馴染みある題材のテーマが多いので、レポートも試験も理解はしやすいだろう。専門科目ではあるが、どちらかというと一般教養に近い科目。単位は取りやすい。 2024年4月の科目試験は、テキストの論について、説明された上で、自身の意見を書く形式。ある意味自分で答作れるので、単位は取りやすいと思う。


  • 学習量  ★★☆☆☆
  • レポート ★☆☆☆☆

2024年度人文地理学受講(試験はこれから)

教科書に沿って人文地理学とはなんぞやを記載した後、業務で扱っているGISの話を(守秘義務に反しない範囲で)羅列したらレポート合格した。

業務でGISの契約をしているからなのか、自分にとってレポートの難易度は低かったと思う。初めての一発レポート合格。あくまでレアケースだと思うが、参考まで投稿させていただきました。

地理学Ⅰ(E)

文学部「地理学Ⅰ(L)」および法学部「地理学Ⅰ(J)」参照

  • 学習量  ★★☆☆☆
  • レポート ★★☆☆☆
  • 試験 ★★☆☆☆

教科書も薄い上、一般常識的な話も多いので、専門科目の割にとっつきやすい。複数学部で開講されているので、敷居は低い。ただし、トランスナショナルなど著者独自の考え方もあるので、そこはしっかりと理解してレポートを書くこと。

内容は結構経済学部に関係するところに着目しているので、経済学と関係ない等の先入観は持たない方がいい。現代の経済に着目されており、履修した方が良いと思う。

2023年度のレポートは、丁寧に文献を調べたら問題なく合格する。

2023年度の科目試験は優しい。テキストをちゃんと理解するつもりで読んでいたら、単位は来る。ただし、過去問と同じ出題という感じではないので、ヤマを張るのは向かない。

地理学Ⅱ(地誌学)(E)

文学部「地理学Ⅱ(地誌学)(L)」および法学部「地理学Ⅱ(地誌学)(J)」参照

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

他の地理関係の科目同様、教科書も薄い上、一般常識的な話も多いので、専門科目の割にとっつきやすい。複数学部で開講されているので、敷居は低い。

2023年度の課題でレポートを執筆。旅行記や紀行文を1冊選び、地誌の観点から論じる。執筆者はアイルランドの紀行文を取り上げ、外務省やアイルランド政府観光庁のサイトなどを活用した。自分が好きな地域を選ぶと楽しく書ける。

テストはピンポイントに出題される。興味深くテキスト全体を読んでいたら、記憶に残っていて、それなりに書けるだろう。テキストも分厚くないので、試験対策もしやすい。

都市社会学(E)

文学部「都市社会学(L)」〈第1類〉および文学部「都市社会学(L)」〈第2類〉および法学部「都市社会学(J)」参照

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

    レポート:複数の参考文献が必要。テキストは読み応えがあるが興味があれば楽しい。

    試験:2023年7月科目試験、持込不可。大学の過去問があるためしっかり対策すれば解答できるだろう。 2024年4月の科目試験は、3問中2問選択。全く知らないものが出ても一問までなら致命傷にならないので、他の科目より配慮がある。

経営学(E)【必修】

法学部「経営学(J)」参照

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★☆☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

経営学の基礎が学べる。理数系の知識は不要なので比較的やりやすい。 レポートも添削が早く、テストも過去問やればOK。専門科目で最初に手を付けやすい。

2024年度から傾向が変わって、過去問からは出題をずらすようになった。このため、過去問やっていたら大丈夫ではなくなっている。テキストを真面目に最初から読んで勉強しましょう。

経営分析論

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

決算書の数値の意味がわかる科目であり、応用的な科目にはなるが、社会人になっても役立つ知識があるので、履修にはお勧め。教科書も薄い。 また、レポートの内容も、企業で働く人なら当然意識しておくべき視点が多いので、社会人としての教養的な位置づけの科目。とても実践的な実学科目。 単なる数値の羅列に見える決算書の数値が意味することがこの科目を学ぶことでかなり理解が深まる。

レポートは、経営学と同じようなプロセスを得る出題になっており、経営学のレポートが苦でなかった人なら、経営分析論も順調にこなせるであろう。レポートの添削はかなり親切で、合格している場合でも多々コメントを頂いた。

試験は標準的な量と難易度。

経営数学

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆ ※統計学(A)を履修している前提

統計学を履修したなら、その延長線上で学べる(統計学と中身も被っている)。経済学部生ならぜひ知っておいた方がいい実践的な実学科目。テキストも統計学と比べ薄く、追加資料も不要。分散や検定等が出てくるので、統計学を先に履修することをお勧めする。150頁もない教科書1冊でレポート試験対策ができるので、負担は多くない。統計学が突破できた人なら特段問題はないだろう。

レポート(2024年度)は、教科書の章末問題を解く形式で、章末問題は教科書本文にある例題の条件を変えたものなので、教科書を読めば解ける。数学的な知識も付録に記載されており、こういうものかと割り切って解けば、見かけ程は難しくはない。 添削は、経済学部の中では、とてもスピードが早く、改善点も具体的かつ丁寧なので、やりやすいです。

一部、統計学で扱ってない数学もあるが、付録があるので、付録を見てやれば、さほど難しくない。

科目試験は過去問配布がないので、対策はしづらい。統計学のように問題文に数式やヒントなどは与えられないので、ちゃんと理解して自分のものとして定着させて挑むことが大事。そうでないと解けない。

基本的なところから出しているので、章末問題を解く姿勢でいけば、自然と必要な概念は身につくし、テストも合格する。

2024年7月の試験は、ちゃんとテキストを理解しようとしていたら解ける問題。なお、テキスト全体をちゃんと読む必要があると感じた(理解できるところだけ読むとかだと対応できない可能性あり)。出題はピンポイントで出される。採点は普通かちょっと辛い感じ。

商業学

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★☆☆☆
  • 試験 ★★★★☆

レポートは引用の仕方など厳しい制約の印象があるが、ちゃんと書いていればちゃんと評価してくれる。試験は、少しボリュームが多い印象。難しいというより2単位のわりに範囲が広い。

保険学

会計学(E)

法学部「会計学(J)」参照

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★★☆
  • 試験 ★★★☆☆

レポートは、参考文献を探すのが面倒。ちょっと汎用性がないテーマだったりする。また、レポートは印刷して出す必要があるのも面倒。レポートの採点自体は厳しいとかはない。科目としては、会計全体の基礎を学べるので、経済学部生なら知っておいた方が良い内容。

試験:2023年10月科目試験、持込不可。大学の過去問なし。2023年10月は、2問あり、ある言葉や事象について論述する問題。基本的な内容でテキストを十分読み込んで対策しておけば解答できるだろう。

簿記論

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

簿記をやったことがない人は慣れることが大事。簿記3級レベルなので、経済学部生の教養として知っておいた方がいい科目。積み重ねの学問なので、直前暗記とかは無理で、やったことない人は楽ではないと思うが、経済学部生の教養的な科目としては学んだ方が良い。

科目試験は、精算表の問題で、満点ではなくても充分合格になる模様である。仕訳が8~9割がた合っていれば単位はもらえると推測される。

簿記3級の問題集をやれば、Sも取れるだろう。簿記がやったことがない人は大変かもしれない。

原価計算

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

    簿記の知識が必要であるため、人によっては評価が分かれる。会計関係の知識を深めたい人は受けた方が良い。

    レポートも試験もどちらも教科書だけ表面的にやっていたら書けないような出題なので、しっかりと準備する必要あり。難しくはないが、持ち込み可だからと、ノー対策で受けて単位来るような出題ではない。2024年10月は、索引で調べてすぐ書けるようなイージーな出し方ではなかったので、テキストを事前に読んでおくことが必要。持ち込み可だからと勉強しないで挑む人は、合格させたくないのだろうなと感じる出題形式。ただし、ある程度読んでおけば難しくない。

会計監査

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★★☆
  • 試験 ★★★☆☆

    監査論を学習する科目で、レポートは参考文献として挙げられている先生の著書をまとめれば対応できる。スコープがピンポイントなところがあり、少々レポートは面倒。

法学概論(E)〈法学部系第7類科目〉

文学部「法学概論(L)」参照

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

2021年度旧科目。総合教育科目の法学(憲法を含む)では法の抽象的な概念が中心でしたが、本科目は現実的な面が中心であると感じました。レポートについては、テキストのみでは著しく不十分です。公共図書館等で法律系のデータベースを使用できると、レポートが容易になります。私個人の場合では、地元の市立図書館が第一法規のデータベースを導入しており、そこに判例評釈をしている文献が記載されています(網羅性はありませんが)。その部分を県立図書館や国会図書館で閲覧(複写)すると、その判例における論点が明確になります。加えて、基本書で内容を補足できれば内容としては十分だと思います。


2023年のレポートの文字数は少ないが、その割にしっかりと根拠を求めてくるので、却って書きづらい。要点を抑えた記載をする必要があるので、理解力や要約力が大事。 レポートは、判例解説関連の雑誌を読んでおくと、やりやすい。都道府県の大きめな図書館なら大体入手できます。また、大型本屋にもあります。

試験は教科書通りの内容で、真面目にやっていたら単位が来る。法律系科目をやるなら、最初はこちらの科目がお勧め。

憲法(E)〈法学部系第7類科目〉

法学部「憲法(J)」参照

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

レポートは学者の学説などを読み込んで整理して述べると良い。最新の裁判例を出しているので、資料探しも、判例関連の雑誌がある図書館だと良い。大学図書館なら確実にある。また、判例自体は法学部で扱うものなので、大型書店でも入手可能。 添削は比較的丁寧。合格しても、添削してくれるので、使命感ある方が添削していると思う。参考文献もかなり具体的に指摘してきたりする。添削は、誤字脱字にはかなり厳しいので、ちゃんと見直してして、提出しよう。

レポートは、他の科目と比べて、添削事項が多いものの、対応しやすい添削なので、ヒントなしで一般論で片づけることも多い他の科目の添削よりは再レポも対応しやすいだろう。憲法で扱う内容はニュースなどでも話題になる判例であり、また、レポートで論述する憲法の条文数も1桁程度なので、わかりやすいと思う。

民法〈法学部系第7類科目〉

  • 学習量  ★★★★☆
  • レポート ★★☆☆☆(2023年度)
  • 試験   ★★★★☆

民法は法学部でも学ぶが、法学部は、複数に分かれているのに対して、経済学部は、この科目で一通り学ぶ。このため、基本的なところを中心に出題されており、法律が専門ではない学部の人が受けているという配慮がなされている印象。

レポートは学説が分かれるような難しい論点もなく、市販のテキストをまとめれば合格できる。民法自体は、ボリュームは多いが、テスト自体は重要なところを出している感じ。経済学部の科目よりも資料探しはしやすい。学説がわかれるような法学部で聞かれるような難しい論点もなく、教科書的な内容の題材。

六法の持ち込みが可能なので、テキストの内容と民法の条文を対比してちゃんと勉強していたら、単位も問題なく来る。4単位科目なので、2科目分と考えると、分量もそこまで多くない。

法律が苦手・慣れていないとちょっと大変かも。民法自体がかなりのボリュームなので、重要な事項がどこか意識することが大事。

科目試験は、法文の参照が許されているので、テキストと太陽する箇所のアンダーラインぐらいを引いておけば、単位を取ること自体はそこまで難しくない。過去問の配布があるので、過去問を読みながら、テキストの該当箇所と条文を整理して試験に挑めばよい。出題はオーソドックスで有名論点のみなので、過去問を丁寧にやっていたら、単位は来るだろう。ただし、同じ出題ではないので、理解していることが大事。

労働法(E)〈法学部系第7類科目〉

法学部「労働法(J)」参照

経済法(E)〈法学部系第7類科目〉

法学部「経済法(J)」参照

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★★☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

独占禁止法を中心とした科目。独占禁止法自体はさほど条文も多くなく、また、社会人ならば、ビジネスをしているときにも触れることが多いので、社会人や経済学部生の教養として学ぶ価値が高い科目。

会社法(E)〈法学部系第7類科目〉

法学部「会社法(J)」参照

  • 学習量  ★★★☆☆
  • レポート ★★☆☆☆
  • 試験 ★★★☆☆

指定テキストは分かりにくいので市販の入門や基礎テキストをやれば十分。資格試験対策のテキストがいいだろう。会社法自体は真面目にやると大変だが、基本しか出題されないので、基本的なテキストで学ぶのが良い。会社法などで会社の仕組みを知ることは卒論でも役立つ。企業に関するテーマを挙げるなら、法規制の動きも知っておいた方が良いので、ぜひ学んでおいた方が良いだろう。

レポートのお題はどんなテキストにも乗っている定番のもの。

経済変動論→2022年度廃止科目

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