__スクーリング情報 のバックアップ(No.21)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- __スクーリング情報 へ行く。
- 1 (2023-02-18 (土) 08:46:06)
- 2 (2023-02-18 (土) 12:08:26)
- 3 (2023-02-18 (土) 18:16:07)
- 4 (2023-02-19 (日) 15:12:39)
- 5 (2023-02-21 (火) 13:51:03)
- 6 (2023-03-02 (木) 13:36:17)
- 7 (2023-03-05 (日) 12:55:58)
- 8 (2023-03-06 (月) 22:23:16)
- 9 (2023-03-17 (金) 10:54:34)
- 10 (2023-03-17 (金) 16:43:11)
- 11 (2023-03-18 (土) 00:43:22)
- 12 (2023-03-18 (土) 13:31:18)
- 13 (2023-03-19 (日) 10:00:06)
- 14 (2023-08-21 (月) 06:58:49)
- 15 (2023-08-22 (火) 20:28:19)
- 16 (2023-08-23 (水) 18:31:35)
- 17 (2023-08-24 (木) 02:10:08)
- 18 (2023-08-24 (木) 14:57:17)
- 19 (2023-08-31 (木) 13:36:38)
- 20 (2024-01-15 (月) 15:43:03)
- 21 (2024-02-03 (土) 17:04:46)
- 22 (2024-02-04 (日) 04:06:25)
- 23 (2024-02-26 (月) 13:27:26)
- 24 (2024-03-09 (土) 03:58:50)
- 25 (2024-04-09 (火) 12:47:23)
- 26 (2024-05-01 (水) 15:32:26)
- 27 (2024-05-02 (木) 21:21:45)
- 28 (2024-05-03 (金) 16:22:47)
- 29 (2024-05-12 (日) 23:11:28)
- 30 (2024-06-02 (日) 22:11:01)
- 31 (2024-06-03 (月) 10:45:29)
- 32 (2024-06-05 (水) 13:15:51)
- 33 (2024-07-08 (月) 10:51:45)
- 34 (2024-07-25 (木) 16:46:32)
- 35 (2024-07-26 (金) 08:50:03)
- 36 (2024-08-13 (火) 01:44:17)
- 37 (2024-08-15 (木) 23:30:04)
- 38 (2024-08-16 (金) 11:20:29)
- 39 (2024-08-29 (木) 09:02:06)
- 40 (2024-09-03 (火) 22:29:05)
- 41 (2024-10-07 (月) 11:24:17)
- 42 (2024-12-26 (木) 09:50:29)
- 43 (2025-02-07 (金) 03:02:03)
- 44 (2025-02-15 (土) 19:53:33)
- 45 (2025-03-10 (月) 09:44:11)
- 46 (2025-04-13 (日) 14:45:47)
- 47 (2025-04-14 (月) 12:54:19)
- 48 (2025-04-14 (月) 13:46:33)
- 49 (2025-04-15 (火) 09:11:32)
- 50 (2025-04-25 (金) 20:07:25)
- 51 (2025-05-11 (日) 09:07:43)
- 52 (2025-08-11 (月) 09:19:46)
- 53 (2025-08-16 (土) 14:31:33)
このページについて †
スクーリング科目の概要、感想などが書かれています。先生名・出席確認状況・レポート・小テスト・試験・成績評価方法などの難易度や内容などを分かる範囲で結構なので書いてください。★の数は目安で5段階評価(1が簡単、5が難しい)です。書かなくてもよいです。すでに記載済みの科目についても、どしどし書いてください。
wikiの編集方法が分からない方は内容を最下部の投稿用に書き込んで頂ければ編集できる人が対応してくれます。
2022年度以降の記載が薄いのでどしどし書いてください。
目次 †
スクーリング全般 †
- スクーリングは学友と出会える数少ないチャンスです。活用しましょう。
- 通学過程と同じ先生が講義してくださいます(ただし主に夏スクを中心に慶應大学の教授教官ではない担当者(研究所研究員や他私立大学の教授など)もいます。これについて事務局に問い合わせたところ「大学から授業担当教官として公認され招聘されている立場なので、問題はない」とのことです。どうしても慶應大学の教官のスクーリング科目だけで受講単位を満たしたい方は、受講申請時に興味ある科目の担当者名をGoogle検索して、慶應の関係者の肩書きがあることを確認して納得した上で受講申請しよう)。特に夏期スクーリングは6日間の集中講義で、学生はもちろん先生にも負担が大きいです。この日のために遠くからきてくださっている先生もいます。感謝して受講しましょう。
- 一部のスクーリングでは評定の中に加算するための出席点を取ることがある。特に語学に多い。科目によっては20-30%を占めることもあり、重要。
- 試験一発勝負、レポート一発勝負の科目もある。成績評価方法は科目によって大きく異なるので、事前にシラバスをよく読んでおくこと。
- E-スクーリングやオンライン開催のスクーリングは、メディア視聴状況のほか、小テストが出席点代わりになることもある。
- たまに「この授業は単位が来ないことで有名です!受講された方の勇気をたたえます!」と宣言する先生がいて、その通りになる。
- 1単位5,000円。通常語学系は1科目1単位、その他は1科目2単位である。よって1単位の語学系以外の科目は1科目(2単位)で10,000円かかる。
- 2026年度から1単位当たり6,000円に20%増額。
- kcc-Trackは毎日2:00-4:00がメンテナンスのため、夜遅くオンライン授業を受ける人は注意!!特に小テストの途中で2時になると、大変なことになります。
スクーリングで履修資格の必要な科目 †
- 英語(リーディング・ライティング)の履修資格として、以下の4条件のいずれかに該当する必要がある。
- テキスト英語科目2単位(1科目)以上修得済みの人。
- スクーリング出席前年度までに放送授業で放送英語(リーディング)及び放送英語(ライティング)を各1単位合計2単位修得済みの人。
- 特別課程で入学時に英語の認定を受けた人。
- 学士入学で英語の仮認定を受けた人。
- その他ドイツ語各講座、フランス語各講座、英会話、実験スクーリングなどに履修資格がある。詳しくは塾生ガイド参照。
スクーリングの抽選について †
- スクーリングの多くの科目には定員があり、定員数を超えると抽選となります。運が悪いと申し込んだ科目全てが落選することもあります。
- 特に多くの人が必須となる英語のスクーリング、人気が高いE-スクーリング「近代日本と福澤諭吉」は毎回落選祭りとなります。
統計学スクーリングの科目全般について †
- 統計学に自信がある方のみおすすめ。授業ははじめのうちはなんとか初学者でもついていける内容だが、途中から難易度が急上昇してついていけなくなったという方をよく聞く。少なくとも受講前にテキスト科目の統計学を勉強して理解しないと難しい。おおかた、講師が誰であっても、統計学スクーリングのシラバスの履修要件には、そのようなニュアンスの受講前提要件が書かれている。
- なお、メディア授業の統計学はテキスト統計学の簡略版(担当者も同じ)なので、難易度はテキストよりも落ちる。おすすめ。
- 授業にはMicrosoft Excelが使用されるが互換ソフト(GoogleスプレッドシートやWPS Spreadsheets等)についての質問は受け付けないとのこと。授業で使われる事がある統計学のテキストも統計ソフトについてはMicrosoft Excelのみが説明されている。
- 2021年5月から慶應IDの導入により慶應通信生もMicrosoft 365 Appsのサービスを利用できるようになったのでMicrosoft Excelを無料で使用できる。
E-スクーリング(メディア授業)全般 †
- 「Canvas LMS」という学習管理システムを使って受講する。(2021年度までは「kcc-Track」という学習管理システムを使って受講した。)
- 過去に実施された夏期スクーリングなどの授業を録画した動画や新たにE-スクーリング用に新録された動画などが配信される。105分*12回など。(講義時間は一応の目安。講義により異なる。)
- E-政治学など、60分*20回の授業もある。
- 対面式のスクーリングと異なりE-スクーリングは科目試験(春期は第Ⅱ回科目試験、秋期は第Ⅳ回科目試験)が課される。科目試験はテキスト科目の科目試験と同じ扱いであるため、科目群枠を1つ消費する。複数履修する場合はテキスト科目との兼ね合いに注意。
- 科目試験が課されるE-スクーリング科目に関して、テキスト科目同様科目試験受験申し込みが必要である。(E-スクーリングだからといって科目試験に自動申込されるわけではない。)科目試験受験申し込みを忘れると当該E-スクーリングの科目試験が受けられず成績に大きく影響(高確率でD評価)するので注意。
- 週ごとに3回分配信される。1科目履修するためには週に315分(5時間15分)を捻出しないといけない。複数履修する場合はペースが維持できるか注意。
- 科目によっては小テストがあるため、できるだけ毎週視聴したほうがよい。とはいえ提出期限は3週間程度と緩いので、時間のある日に一気に視聴することも可能。
- 1単位10,000円。通常1科目2単位なので1科目(2単位)20,000円となる。通常のスクーリングの倍の金額なので、落とせない。科目試験がある分、通学スクーリングより負担は大きい。
- 2026年度から2単位25,000円へ25%増額。
- D評価を取ってしまった場合、翌年以降同じ科目を再履修してC評価以上を取ったとしても、一度取ったD評価は消えません。(どちらもGPAの対象となる。)
E-スクーリングの抽選について †
- メディア授業ですが大部分のE-スクーリングに関しては対面型スクーリング同様定員数が設けられています。定員数を上回る受講希望者がいた場合は抽選となります(放送授業については定員がありません)。
- 一般的に受講を希望する科目の定員数が少ないほど、受けられる対象者が多いほど当選は困難です。特に「近代日本と福澤諭吉」(2022年度春期Eスク全学部合計定員150)、「図書館・情報学」(2022年度秋期Eスク全学部合計定員100)は定員数が決まっていて全学部生受講対象となるので抽選は激戦です。
- 慶應義塾大学に籍をおいているのでなんとなくE-スクーリング「近代日本と福澤諭吉」を受講したいと考える学生はとても多いです。その結果、数年間連続して落選する人も少なくありません。恐らくE-スクーリング「近代日本と福澤諭吉」が一番の人気科目だと思われます。人気講座ですが成績評価は厳しめの講座です。よって、成績評価が厳しめなのを承知の上で何があってもこの授業を受けたい人以外-単にスクーリング必要単位を満たせばいい人、スケジュールの関係上絶対にEスク当選したい人、GPAで高得点が必要な人-は回避をお勧めします。
メディア・放送授業は10単位を超えて履修しても卒業要件に含まれるのか?(2021/02/09) †
- 含まれません(2021/02/09 事務局から全体へのメールより)。
- 以下は、主に学士入学の人向けの説明です。
- 前提として、メディア授業、放送授業は、スクーリングとは別の扱いで、独立した項目です(学則26条)。スクーリングの部分集合ではありません。
- スクーリングに関係する卒業要件は次の4つです(このほかにも卒業要件はあります)。
- ①専門科目を68単位以上取得しなければならない(全課程共通)。
- 一般に「卒業要件」というと①を指すことが多い(学士の人が多いから)ですが、卒業要件は複数あります。
- ②テキスト科目を40単位以上取得しなければならない(全課程共通)。
- ③スクーリングを15単位(特別課程22単位、普通課程30単位)以上取得しなければならない。
- ④語学はスクーリング・放送授業で2単位以上取得しなければならない(全課程共通)。
- ①専門科目を68単位以上取得しなければならない(全課程共通)。
- 次が問題となる記述です。
- 放送・メディア授業で取得した単位は、10単位までスクーリングの卒業所要単位に振り替える(2020年版学生ガイド110Pなど)。
不明点と公式見解 †
- 「10単位まで」「卒業所要単位に振り替え」るのはどこまでの範囲なのか?
- ③だけか?
- ①と③か?
- 学生の間では「振り替え」は③のことを指す、ということに争いはありません。が、「卒業所要単位」という表現から、「振り替え」は①に対しても行われ、メディアは最大10単位までしか卒業要件①にカウントされないと信じられてきました。
- ところが2021/02/08にある学生が疑問を持って事務局に問い合わせたところ、「振り替え」は③のことのみを指すから、メディアでの専門科目での取得単位が10単位を超えても、①に算入されるという回答を得ました。
- しかし2021/02/09に、事務局から訂正の電話があり、①には算入されないとの回答。この時点では、統一見解がなかったようです。
- 2021/02/09 16時ごろの事務局から学生全員へのメールでは「10単位を超えて修得したメディア授業(E-スクーリング)・放送授業の単位は、卒業所要単位には算入されません」とのこと。③はもちろん①への算入にも10単位を上限とするという見解を示し、いままでの学生間での解釈を追認する形になりました。
Eスク「近代日本と福澤諭吉」・夜スク「総合講座」履修における卒業単位要件加算の注意点 †
- Eスクで開講されている「近代日本と福澤諭吉」・夜スクで開講されている「総合講座」について。これらの科目の単位を修得するとこの2単位は文学部・経済学部・法学部のすべての学生が自分の所属する学部(文学部と法学部は自分の所属する類)の専門必修科目として単位算入カウントされる。
- ただし、これらの科目を既に単位獲得した後に学部変更あるいは類変更した場合は、変更後の自分の所属する学部あるいは類の専門科目としてスライドしてカウントすることはできない(この場合当該の2単位は、学部変更した場合なら自由科目扱い、類変更した場合なら専門選択科目として、それぞれ変更されて算入される扱いとなる)ので、学習計画が狂う可能性が出るため注意が必要。
2023年度からのメディア授業外国語科目について †
- 2022年度まで開かれていた放送授業が廃止となり、2023年度からメディア授業外国語科目へ統合された。
- 放送授業で開かれていた英語(リーディング・ライティング)、ドイツ語(初級前期・初級後期)、フランス語(初級前期・初級後期)がメディア授業でも開講される。
- 放送授業ではwebでの外国語(英語・ドイツ語・フランス語)科目の音声配信だったが、メディア授業ではwebでの外国語(英語・ドイツ語・フランス語)科目の映像と音声の配信へと進化している。
- 放送授業では4月から12月までの授業と夏のレポートと2回の科目試験(第Ⅲ回・第Ⅳ回科目試験)の総合評価で単位が与えられるので単位取得に約1年かかったが、メディア授業では春期または秋期のどちらかだけでよいので受講期間が短縮される。(科目試験も1回でよくなる。)
- 放送授業では定員がなかったが、メディア授業では定員があるので抽選落ちする人が出てくるだろうと考えられる。
- メディア授業外国語科目単位の取扱いは放送授業に準じる。よって放送授業同様メディア授業の必修外国語科目を受けて必修外国語の対面スクーリングが免除されるのは学士入学者のみである。
放送授業全般(2022年度で終了→2023年度よりメディア授業外国語科目へ統合) †
- インターネットを通じて4~12月まで毎週1~2回分の授業が音声配信される(定員設定なし)。1講座1単位。1単位(1講座)5,000円。
2026年度から1単位当たり6,000円へ20%増額。→放送授業は2022年度をもって終了し、2023年度からメディア授業外国語科目に統合された。
- 外国語3言語6講座(英語リーディング(22年E群)・英語ライティング(22年D群)・ドイツ語初級前期(22年A群)・ドイツ語初級後期(22年A群)・フランス語初級前期(22年B群)・フランス語初級後期(22年B群))が開設される。
- 例年2月上旬に申し込み。1週間程度しか申し込み期間がないので注意。
- レポートを夏(ニューズレター8月号にレポート課題あり。pdf版では課題が省略されているので注意。)に1回、科目試験を2回(第Ⅲ回・第Ⅳ回科目試験)の総合評価で成績が評価される1年がかりの講座となる。
- レポートはweb提出不可で郵送となる。テキスト科目のレポートと同様にレポート課題、レポート提出票、講評欄(外国語科目専用講評欄)の添付が必要となる。レポート課題は特別な指示がない場合は外国語科目専用レポート用紙に書くことになる。英語リーディング、英語ライティングについて近年は任意のA4用紙でもよいと指示があるが、その場合でも外国語科目専用講評欄の添付が必須となる。
- 必修外国語の仮認定を受けた学士入学者は外国語科目専用レポートについて入学時に配布されないので外国語科目専用レポートを手に入れる必要がある。任意のA4用紙にレポートを書いてよい科目で任意のA4用紙にレポートを書く場合は外国語科目専用講評欄のみ必要となるが、外国語科目専用講評欄だけであれば5枚セットで事務局で無料でもらえる。また郵送希望の人も外国語科目専用講評欄5枚セットについては送料94円のみで送ってもらえる。(塾生ガイド2022 71ページ)
- 外国語科目専用レポートの講評欄は手書き用及びワープロ用と内容が異なるので流用ができない。締め切りギリギリで手元に外国語科目専用レポート用紙セットがないことに気づいたら講評欄を付けたレポートが出せなくなる。講評欄を付けていないとレポート不備で添削不能となる恐れがある。
- 「学士入学者」は入学時に選んだ必修外国語と同じ言語の異なる2講座(英語リーディング・ライティング、ドイツ語初級前期・後期、フランス語初級前期・後期)を取ればスクーリング外国語を取らなくても外国語についての卒業要件を満たす。(詳しくは塾生ガイド参照。)なおドイツ語初期前期と後期及びフランス語初級前期と後期の組み合わせは同一年度に履修できない。
- 毎年スクーリングの外国語は競争率が高く落選祭り(夏期・週末スクーリング外国語全落選もありえる)となるので短期卒業を狙っている学士入学者は保険として定員がない放送授業を取っても良いかもしれない。 (ただし放送授業受講取り消しができるのは4月中旬頃までなので夏期・週末スクーリングで外国語の単位が取れたからといって放送授業のレポート・試験を放棄した場合D評価となる。)
- 対面型スクーリングの外国語授業の場合、先生によっては授業中発言を求められたり、日本語が一切使われずに授業が進んだり、外国語によるスピーチ発表会があったりするので能動的にその言語を学びたい人にはよい環境だが、外国語が苦手で好きではなくスクーリングが卒業要件に関係するので仕方なく受講しているコミュ障の人にとっては負担が大きい。そのような学士入学者は放送授業により対面型スクーリングを回避できる。放送授業は受け身で音声を聞いていればいい。
- 放送授業のデメリットとしては科目試験の枠が1科目につき年2回潰れる。放送授業と同じ群の科目は年4回→年2回(第Ⅰ回・第Ⅱ回科目試験)しか科目試験を受けられなくなる。原則として放送授業科目の科目試験の追試験は無いので絶対に休めない。(急用、病気で科目試験を休んだ場合の救済措置が無い。)また放送授業とかぶる群の秋期E-スクーリングは受けられなくなる。放送授業の単位が不要になり受講取り消しできずに放棄する場合D評価となりGPAが下がる。なお、D評価を取った場合、翌年以降同じ科目を再履修してC評価以上を取れたとしても、一度取ったD評価は消えません。(どちらもGPAの対象となる。)
- 放送英語(リーディング)、放送英語(ライティング)の科目試験は最低限の対策をすればまず合格できる難易度である。テキスト科目の各英語科目の科目試験ほどは難しくないだろう。ただし夏のレポートを出した上で10月と翌年1月の科目試験2回分を受けないといけないので、科目試験は絶対に出席できるようにスケジュール管理をしよう。
- 放送授業は2022年度をもって終了し、2023年度からメディア授業外国語科目に統合された。
2020年度、2021年度の特別措置(スクーリングのオンライン代替開催、夏期スクーリング減少に伴う春期週末スクーリング追加) †
- 2020年度のスクーリングはすべて新型コロナウイルスの影響でオンライン代替開催となった。授業によってオンデマンド、ライブ配信など差がある。オンデマンド配信の場合は、E-スクーリングと同様にkcc-Trackを使った授業となる。配信日はスクーリング予定日と同じ科目と、指定日に一気に全配信する科目がある。いずれにしても、E-スクーリングよりも日程がきつく、複数履修する場合は綿密なスケジュール管理が必要である。
- 夏期スクーリングについて、従来はⅢ期開講されるが東京2020オリンピックの影響により2020年度、2021年度はⅡ期になった。(2020年のオリンピック延期後もⅡ期のスケジュールに変更はなかった。)
- 夏期スクーリングが減る埋め合わせのためか、2020年度・2021年度の週末スクーリングは秋期に加えて春期も行われた。
- 2020年度秋期週末スクーリング、夜間スクーリング、秋期E-スクーリングはほぼ日程が重なった。履修計画は慎重に。
- 2021年度も新型コロナウイルス蔓延が続いている事より春期週末、夏期、秋期週末、夜間スクーリングのほぼ全ての科目がオンライン開催となった。
- 2022年度の夏期・秋期週末・夜間スクーリングは2019年度以来全面的に対面授業復活となった。
- 2022年度になり夏期スクーリングがⅡ期→Ⅲ期に戻ったタイミングで春期週末スクーリングは廃止となった。
2018年度以前 †
E-スクーリング †
倫理学特殊 †
- 柘植尚則先生
2017年Eスク。経済とその倫理学を学びます。先生が書かれたテキスト読破もさることながら、授業にはしっかり耳を傾けて、毎回ノートを取ろう。このノートは小テストやレポート、科目試験勉強でも大切になる。内容的には、働きながら慶應通信に通う方は、職場の倫理観が印象に残ると思います。
近代日本と福澤諭吉 †
- 西澤直子先生ら
Eスクで毎年開講(筆者は2018年に履修)。言わずと知れた慶應義塾創立者の福澤諭吉の歴史をたどる。講師6人によるオムニバス形式。様々な面から諭吉の行動を分析し、当時や後世に与えた影響を考える。8年くらい毎年開講されているが、慶應通信一の人気科目で抽選倍率は高いのに対して、評価基準は厳しいとの噂も。
ゲーム理論 †
- 穂刈享先生
夏、週末、夜、Eスクなどで毎年開講されている。まるで学者風の格好をなされた先生。よく授業ごとに黒板が数式で埋まることがあり、出席は取らないものの予習復習は欠かせない内容である。ナッシュ均衡、ゲームツリーなど、事前に勉強してから受講した方が理解が進む。評価Aの学生が多く、あまりSをとった方は聞いたことがない。講義を一回聞いただけでは理解できない人も多く、Eスクだと、映像視聴を繰り返し見ることができるので良い。ただし視聴状況は評価対象外のようだ。
夏・夜・週末スクーリング †
社会学(専門) †
- 岡原正幸先生
- 出席と取り組みで評価
毎年夏、週、夜スクで毎年開講されている。抽選あり人気科目(数年後に担当の先生が定年を迎えるため受講チャンスはあとわずか)である。テストはなし、出席と取り組みで評価。ただし自分史を事前に書き、授業内では多額生徒のコミュニケーションが必要で演劇様のものに取り組むものであり、あまりにもなめてかかる学生は評価は来るか怪しくなる。徹頭徹尾真面目に取り組んだものこそS評価が保証される(が、ほとんどの学生は真面目なので高評価になる)。
岡原先生の論文はこちら
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr1950/38/3/38_3_321/_pdf/-char/ja
西洋史概説 †
- 神崎忠昭先生
- 試験 100%
時折講義中にダジャレを挟む、ほんわかとした朗らかな性格の、まるでムーミンパパのようなお方です。慶應通信ホームページにも先生の講義が載り、コメントもありました。出席を取らず最後の試験で評価が決まりますが、西洋史とダジャレとムーミンが好きなそこの貴方におすすめです。
経済学 †
- 北條陽子先生
- 試験 100%
たまに黒板を使われますが基本教卓上でお話しされ続けて時には一人笑いをなさるかわいらしい先生。出欠はとらず最終日試験のみでの評価。試験終了後は問題用紙は持ち帰ってよいというのが独特の試験だが、2017年ニューズレター15頁のように、解答用紙まで持ち帰ってしまい不正行為となった受講生もいるので要注意。
2019年度 †
E-スクーリング †
社会学特殊 †
- 竹ノ下弘久、藤間公太先生
現代社会に潜む不平等には何があるか?そんな疑問を念頭に置きながら、この授業に登場される2名の先生方の講義を受けてください。用いられる最新の研究データから、何と何に問題があるのかを知り、その改善点の提案を受けつつ、受講者自らの意見を持つことが大事になります。使用する授業の資料は枚数が多めですが、その分学ぶ価値は十分にあります。
法哲学 †
- 大屋雄裕先生
1回20分など短めの設定のため(ただし回数は多くなる)、集中力が続きそうな講座。法と哲学との関係などを学ぶ。苦手な学生は苦手な内容。あとマイクの持ち方が聖子ちゃんのようなかわいい先生。
夏期スクーリング †
医事法 †
- 平野美紀先生
- 出席 1回取った
- レポート ★★☆☆☆
- 試験 ★★★☆☆
香川からはるばるいらっしゃった先生。オランダに留学した経験があり、超個人的現実主義なオランダと同調圧力の強い日本の比較は示唆に富んでいた。医療に法律が全然追いついていないこと、安楽死や出生前診断など法律を通して生と死をどう扱えばいいのか、精神医療にかかわる法律などなど盛り沢山な講義で、試験も分量が多かった。遠方から通っている人が多いことへの配慮もしてくださった。非常に良い講義でした。ありがとうございました。
芸術(美術) †
- 國本学史先生
- 出席 取る
- 小テスト 3回
美術研究職の優しい先生。日本美術史をスライドを使い特徴などを学ぶ。通常教室授業ではスライドのため消灯されるから、ノートテイクのためには手元にミニランプ設置が必須なので用意しよう。先生「寝ててもいいですよ(笑)」と話され、実際出席と三回の小テストで成績評価され難関とまではいかないが、やはり高評価を取るためにはまじめに勉強した方が吉。
法学概論(文学部、経済学部) †
- 兒玉圭司先生
- 試験
法学部ではない学生に法学の専門事項を教えてくださる。先生によらず、法学(憲法を含む)と法学概論のスクーリングでは必ず当該年度の六法最新版を使うので、事前に買って持参しよう。テストは漢字記入必須。
週末スクーリング †
国際法 †
- 尹仁河先生
- レポート なし
- 試験 ★★★☆☆ ほぼ100%
2020年度のEスクになると思われる(※なりました)。国際法の主体や国家承認、国際責任などの基本事項に加えて難民・環境法・国際司法裁判所・紛争解決など多種多様な内容を扱い、外務省や国連のサイトの検索方法も教えてくれたり、印象深い参考動画も見せていただけた。とてもやさしそうな尹先生にはファンが多く、尹先生だからという理由でこの授業を取っている人や、授業を機に国際法に興味を持ち、卒論も国際法にしようかなと考えている人もいる。テキスト科目の国際法I・IIとの親和性も高い。なお、国際法IIは尹先生が添削しているとのこと。試験は事前に問題を教えてくれたが、記述量が非常に多く高得点を取るのが難しかった。通学過程の尹ゼミへのリンク
- 指定テキスト大森正仁『よくわかる国際法』はよくわからなくて辛い。各項目を2Pに強引にまとめているため、全体的に記述が薄い。有斐閣アルマ『国際法』が授業とテキストの間を埋める参考書として最適か。参考文献とされているが、有斐閣『国際条約集』は必須。
- 一度時間を10分オーバーしたとき「皆さんが一生懸命聞いてくださるので時間を忘れて話してしまいました」
- 最終日「こんなにもたくさんの皆さんが残っていただいてとてもうれしいです」
自然科学概論 †
- 小野裕剛先生
- 小テスト 12回(出席点代わり)
毎回行われるミニテストの合計で成績評価されることもあり、決して欠席できないが、授業内容はさまざまな自然科学の知識を身につけられるうえ、たまに先生独自の意見を聞いたりできる。なお卒業所要要件において、総合教育科目の自然科学分野で2科目6単位以上充足させなければならない普通課程の学生で数学や統計学を扱うのが苦手な方は、テキスト地学(4単位)+自然科学概論または特論(2単位)で履修することが無難といえる。そのためスクーリング科目の「自然科学〇論」の講義は履修希望人数が多く抽選の可能性があることも覚えておこう。
社会心理学 †
- 李光鎬先生
- 授業終了前にまとめを作成して提出(出席点代わり)
- 試験あり
総合教育科目社会科学分野枠扱いでの社会心理学という珍しい授業。新しいテキストで様々な社会心理学用語を学び、授業終了前に各々がそれをまとめて提出する形式。最終日の試験のためには暗記力が必要である。先生は講義中よく笑い、朗らかそうなお方だった。
夜間スクーリング †
自然科学特論 †
- 戸金大先生
- 試験あり
里地里山や自然環境など様々な場所でフィールドワークされる先生であり、授業もグループワークや簡易体験実験を行うなど、とても楽しい。授業で書いたプリントはkcc-Trackでフィードバックするのでログイン必須。具体的内容は控えるが、試験は自然に関する多角的視点が必要だといえる。
2020年度 †
春期メディア授業(E-スクーリング) †
- 2020年度からE-スクーリングは春期と秋期の2回になった。
E-統計学 †
- 秋山裕先生
- レポート ★★★☆☆ 2回
- 試験 ★★★☆☆
なんとテキスト科目のテキストをそのまま使用するという、非常にリーズナブルな授業。担当教官も一緒。単位も半分と、テキスト統計学の短縮版と思われる。データの読み方から、正規分布~中心極限定理~仮説検定~回帰分析まで。excelの使い方を詳細に解説してくれており、神excelの使い手に一歩近づける。資料もデータも熱心に用意してくれる素晴らしい講義。
講義終了後にテキストを読むと、よくわかる上に発展項目も充実していて、とても楽しく読める。Eスクからテキスト科目に繋げてもいい。
中間レポートはそれなりに量があるが、やっていて楽しいので苦にならない。試験代替レポートは量が多いわけではないが簡単な設問ではなく、講義内容を確実に理解していないと回答できないような内容だった。
春期週末スクーリング †
- おそらく東京2020オリンピック(後に2021年開催に延期)の影響により夏期スクーリングがⅢ期→Ⅱ期に減る埋め合わせのため、今年度は秋期に加えて春期も週末スクーリングが開催されることになりました。
- 2020年度春期週末スクーリングは新型コロナウイルスの影響でオンライン代替開催となった。結果履修申告が殺到し、受講希望者の半数位が落選した。
英語リーディングB †
- 赤羽俊昭先生
- オンデマンド授業
- 課題量 ★☆☆☆☆
- 難易度 ★★☆☆☆
1日目はTOEICのリーディング問題を解かせる。制限時間なし。2日目以降は下線部和訳、内容説明などで、量は少ない。注がとても充実している。やさしい先生!最終日まで同じ形式だった。NYTやThe Economistの読解にチャレンジする。格調高い文章で慣れない表現も多いものの、先生の注のおかげで非常に読みやすい。下線部和訳は大学入試問題で出てきそうな重要表現を多く含む文が多く、慣れていれば簡単。
夏期スクーリング †
- 従来はⅢ期ありますが東京2020オリンピック(後に2021年開催に延期)の影響によりⅡ期になりました。
- 2020年度夏期スクーリングは新型コロナウイルスの影響でオンライン代替開催となった。春期週末スクーリングと同様、20%ほどの受講希望者が定員超過となり落選した。
英語ライティング4 †
- ジェローム・ヤング先生
- リアルタイム授業(発表あり)
- 課題量 ★★★★☆ 毎回の課題+最終課題+スピーチの準備
- 難易度 ★★★★☆
定型的な英文ライティングの書き方を順に学び、1000語、5パラグラフのファミリーヒストリーに関するエッセイを書いて、最終日にスピーチする。成績は出席、授業への参加具合、毎回の課題、最終課題、スピーチがすべて加味される総合点勝負。と書いてあるが、最終日のスピーチが完成していれば、かなりいい成績がもらえたと思われる。
先生は日本語に堪能だが授業は基本的に全部英語。英語が苦手だとつらい。家族に連絡するのがほぼ必須で写真も必要なので家族と仲が悪いとつらい。課題も毎回たくさん出るのでつらい。書いてみると300語程度でも結構時間がかかるので、1000語(2Pくらい)となるとかなりつらい。しかし英文ライティングの王道をみっちり教えていただけるので、やりがいはある。
オールEnglishでディスカッションも豊富だったので、スピーキングに大いに慣れた。ライティングも、推敲を重ねることができたので、相当力が付いた。しかもほかの人のスピーチがおもしろいという、素晴らしい授業でした。
心理学(行動・個性) †
- 木島伸彦先生
- オンデマンド授業
- レポート ★★☆☆☆ wordファイルの穴埋め10回と、レポート2回(授業時間内)
- 試験 なし
前半は学習心理学、後半はパーソナリティ心理学について学ぶ。精神疾患やパーソナリティ障害までカバーする。学習心理学はレスポンデント条件付け、オペラント条件付けなど。スキナーがちょっと怖い。全体的に興味深い話題が多く内容も素晴らしい。が、LGBTや自閉症に関連する知識がやや古く、男性だからしょうがないが、男性の妊娠、トイレ問題などにかかわる女性の権利剥奪について何も興味がないところは、ちょっと残念。障碍という呼び方も、もやもやする。
映像ファイルが60分程度なので、おそらく、課題も含めて1回105分で終わるように調整してくれてあると思われる。レポート課題は、授業1回分とカウントされている。授業をちゃんと聞いていれば、すぐ答えられる課題だった。とてもありがたい。
憲法 †
- 岡田順太先生
- オンデマンド授業(必須)+リアルタイム授業(任意:Zoom)
- 課題 1回(1000文字程度のレポート)
- 試験 小テスト6回
2020年度の夏期スクリーニング講義は岡田教授の本務校である獨協大学法学部の春学期で使用された動画データ(YouTube)が使用されています。YouTubeやレジュメ等は慶應通信用に手直しも無く、手抜きです。(細かい改版番号が入り乱れていて、受講者が細かく手直しする必要があります。)動画の音声もとても小さく、かなり努力しないと音声が聞き取りにくいです。講義は単調に喋っているだけで頭に入ってきません。
授業内容はYouTubeで公開されているので、先に見てから受講をするか判断をした方が良いと思います。
https://www.youtube.com/channel/UCFUX2o7NWgjFy3qdIhxVqIw/playlists
- 20夏の憲法受けましたけど、別に聞き取りづらくはなかったような。私はむしろ2〜3倍速にして効率よく勉強できたので良かったです。自動文字起こしもちゃんと認識してたので環境によるのかもしれません。
刑事政策学 †
- 尾崎万帆子先生
- オンデマンド授業
- レポート ★★★☆☆ 100% 2問 文字数指定なし(2000~4000字程度)
- 試験 なし
刑事政策の原則、刑事制裁論、犯罪者処遇論、被害者支援論を学ぶ。犯罪被害者学の先生なので被害者支援論が多い。どの項目もきめ細かくみっちり教えていただける。統計の読み方が素晴らしい。
どれだけの量の講義資料を用意していただいているのか、回によっては130分くらいあることもある。
初日に11回分の講義が視聴可能になっており、レポート課題も出ているので、人によっては爆速で履修可能。レポート締め切り経過後、第12回総括としてフィードバックがあるとアナウンスがあったものの、レポートの論点を書いたPDFが配布されて終わった。採点はポイントが抑えられていないと高得点が難しく、厳しめ。
政治理論 †
- 慶済姫先生
- オンデマンド授業
- 小テスト ★☆☆☆☆ 3回 30% 出席確認程度
- レポート ★★★☆☆ 70% 文字指定なし(4000字程度、多いほど良い)
通学課程の法学部政治学科の先生。基礎的な政治理論を学ぶ。本当は基礎的なことを事前に学んでから望んだ方がいいらしいが、初学者でも大丈夫なように、各所で基本的なことも教えてもらえた。余談が楽しい。政治理論は難しいので諦めないでください(10回読んでください)、私もここまで来るのに20年かかりました、勉強するだけではなくて実生活にも応用してください、というのが印象深かった。
自分でもよく話す方だとおっしゃっており、たしかに、かなりのスピードで話が進んでいくので結構ついていくのが大変。全部メモすると、相当な量になる。
小テストが予告なしなのでちょっと鬼。でも要望があって、次の日の締切りを朝まで延ばしていただいた。レポート課題も最初から公開されており、助かる。ただし、採点は厳しいとおっしゃっていた。Sを取るのは非常に難しいと思われたものの、初学者でもAが取れたので、そこまで厳しくなかった。音声をダウンロードできるため、kccがメンテナンス中でも聞くことができた。
マス・コミュニケーション論 †
- 山腰修三教授、大石裕教授
- リアルタイム授業
- レポート ★★★☆☆ 100%
- 試験 0回
2020年夏期スクーリングで、語学以外では珍しかったであろうリアルタイム授業。WebExを使って、授業を行っていました。両教授ともに物腰が非常に柔らかで、些細な質問にも回答して頂けました。
試験内容については、授業が終わった18:00から課題が出るという事なので、学生側は誰も知らないと思います。
経済史 †
- ドルネッティ・フィリッポ先生
- オンデマンド授業
- レポート なし
- 試験 ★★☆☆☆ 100%
2020年度夏期スクーリング講座。講義内容範囲は幕末から現代にかけての日本経済史であった。
オンデマンド講義(11回分)で1日2講座ずつ資料がアップされた。資料は講義の音声ファイル(1回20分前後)、pdfファイル(講義、要約、図表)であり、ダウンロード可能であった。
成績評価方法は試験のみ。レポート、小テストはない。試験は最終日に行われ、問題文(6問)に対して数行で要約するものであった(試験時間100分)。2020年度はネットによる試験だったので資料を参照できるが勉強をしていないと制限時間がきつく感じられるかもしれない。
指定テキスト(教科書)はなかったが、指定参考書はあった。ただし指定参考書はスクーリング実施時には絶版になっていたようで手に入れにくい状態であった。配布資料のみだけでも単位は取れると思われる。
秋期週末スクーリング †
- やはり新型コロナウイルスの影響でオンライン代替開催となった。夏期スクーリングで設備が増強されたからか、春期スクーリングよりは落選者は少なかったものの、それでも3割くらいの希望者が落選した。
心理学(専門) †
- 松尾加代先生
- オンデマンド授業
- 小レポート ★★☆☆☆ 5回 50%
- レポート ★★★☆☆ 50%
- 試験 なし
認知心理学の基礎と刑事裁判への応用について学ぶ。事前に最近の認知心理学の本を1冊読むよう指示がある。有斐閣ストゥディア「基礎から学ぶ認知心理学」(2015年)が読みやすく無難と思われる。
授業は1回40分程度で短い。講義資料の完成度が高いためか、ほぼ資料の通り進行し、余談が少なく、進度がとても速い。内容は多岐にわたり充実しているものの、欲を言えばもっと先生の研究の話や余談が聞きたかった。
小レポートでは難しいことを問われるわけではなく、自分の体験や考えを書かせる形式で、書いていて楽しい。kcc-Trackの採点を見ると、出席点扱いなのか、提出できていたら満点で固定と思われる(複数報告あり)。課題レポートは授業で学んだことを組み合わせて論じるという問題で、授業内容を消化できていないと書けない。簡単ではない。
経済原論(マクロ経済学) †
- 八尾政行先生
- オンデマンド授業
- 小テスト ★★☆☆☆ 2回(点数非開示)
- 課題レポート ★★★☆☆ 1回
- 試験 なし
オンデマンド授業全12回(講義11回+課題レポート1回)。講義内容は導入、マクロ経済変数、家計の消費と貯蓄、企業の利潤と投資、貨幣と銀行、長期の経済分析、ソローモデル、 内生的成長モデルであった。初学者も受講対象となっているので導入部はやさしいが、後半になるつれて難易度が上がる。
指定テキスト(教科書)は無し。配布されるプリントに従って授業が進められる。指定参考書はシラバスに載っている2冊が授業中にも紹介された。
小テストは2回あり、1回目は第1~第4回目の講義、2回目は第5~第8回目の講義内容が範囲であった。小テストは20分で20問出題された。解答方法は正誤問題、4択問題、計算問題と幅広い。出題範囲は配布プリントの内容に留まっていた。
小テスト1回に対して(a)、(b)と2回受けるチャンスがあり、高得点を取った方が成績に反映される。(a)と(b)の問題は類似しており、片方を受けた後にしっかりと復習してもう片方を受ければ高得点が狙える。(1回しかチャンスがなかったら20分20問は配布プリント等を参照できるとしても制限時間がきついと感じた。)
課題レポートは大問3題出題され、全3ページ以内に解答を纏めよと指定があった。内容は変数を変形させる問題、計算問題、実社会へのマクロ経済学の適用方法についての問題であった。課題レポートの内容は配布プリントに沿って解ける問題もあれば、配布プリントだけではやや辛い問題もあった。難しい問題に対しては指定参考書が大いに役に立った。
2回の小テストと1回の課題レポートによって成績が付く。動画視聴時間は成績反映には考慮されない模様。小テストと課題レポートの成績反映配分割合は非開示であった。講義をしっかり受け、指定参考書で理解を深めれば単位を取れるレベルの解答はできると思われる。
夜間スクーリング †
- 新型コロナウイルスの影響でオンライン配信が予想された。受講者を絞るためか、オンライン・対面どちらでも履修できる人が履修登録すること、とアナウンスされたため、首都圏民のみが申し込んだ。その後、結局オンライン配信と決定された。地方民も受講したかったなあ。
統計学(2020年) †
- 中野諭先生
- リアルタイム授業
- 小テスト ★★☆☆☆ 11回(毎回・1〜2問)
- 試験 期末試験1回
例年は通学での夜間スクーリングだが、本年はコロナの影響でオンラインに。
zoomでのリアルタイム配信、受講者の顔出し・発言については、どちらも求められません。
先生もオンライン授業は初めてらしく、手探りで。。とおっしゃっていたが、事前資料の配布や毎回の進行、小テストもそつなく進められ、 一生懸命事前準備をしてくださったんだなと感じた。
事前に配布されたPPT資料は、わかりやすくコンパクトにまとめられているものの、(4分割でも)200ページ超え。先生、おつかれ様です。。。
なお、指定テキストにされている書籍は必須ではなく、補講として適宜活用してください、とのこと。少し古いものでもあるのでこれは買わなくてもよいかもです。
学習内容としては概ねテキスト科目のテキスト(秋山先生著)に沿うが、限られた授業時間の中では時間が足りなくなることも多く、とばした内容ややや早回しになった項目もあり。また、統計学に限らずだが、使用される記号がテキストごとに微妙に違ったり、使い慣れない用語も多く、また独特の言い回しも多いため、あまり色んな参考書を読み漁ると混乱を招くかも。初学者は慣れるまでは配布テキストでひたすら予習・復習に勉めるのがおすすめ。(かといって配布テキストだけだと説明が足りない箇所もあるかも)
授業は淡々と進められ、丁寧でわかりやすい。
授業途中で練習問題が1、2問あり、かつ毎回最後に小テストが出ます。どちらもkcc-Trackで受験しますが、回答時間は授業中〜当日12:59まででした。いずれも授業を聞いていれば問題ないレベルです。
毎回授業の最後にトンチンカンな質問をする人がいましたが(割り算の暗算や、さっき先生が言ったところを聞くなど)、先生は優しく答えていました。
授業は全12回ですが6回あたりから難易度が上がります。そして進度も速くなります(何故)。
出席点はないですが、毎回出席することが前提です。欠席で小テストだけ受験しても評価しないとのこと。
ちなみに評価は期末試験100%。おおよそ大問が5問程度です。ひねった問題はなく、授業全般を理解していれば解けると思います。ちなみにkcc-Trackでの数学記号の入力が死ぬほど面倒。
芸術学 †
- 大木麻利子先生
とても楽しい授業だが、試験の採点が厳しかったのか、不合格報告が多数ある。
秋期メディア授業(E-スクーリング) †
E-政治学 †
- 河野武司先生
- 小テスト ★★★☆☆ 1回 10%
- レポート ★★★☆☆ 1回 10%
- 試験 ★★★☆☆ 80% (代替レポート)
授業が通常105分×12講義のところ60分×20講義に分割されている。現代政治学の基礎からか科学論、民主主義、計量、権力、選挙まで豊富な話題でばっちり学べる。教科書の指定はなく、入門的位置づけ。60分を超える回も多く、実質24時間くらいの講義。
講義資料は要点のみのごく簡潔なもので、先生の余談で隙間を埋めていくような形式。先生のお話がとても面白く、持論や関連する話題をたくさんお話しくださるので、メモを取る意義が大きい。
レポートは500字以内と短いものの、条件が厳しくやや難しい。小テストは他人との相談以外はあらゆる手段を使っていいが、時間が50分と制限字数を埋めるのはなかなか厳しかった。
試験代替レポートは講義内容を踏まえて与えられた課題について考察するというもの。2000字程度。独創性が必要のため、やや難しかった。
E-政治思想論 †
- 堤林剣先生、梅澤佑介先生、原田健二朗先生
- 小テスト ★★☆☆☆ 1回
- レポート ★★☆☆☆ 1回
- 試験 ★★☆☆☆(代替レポート)
ナポレオン似の紳士(ゼミHPより。本当に似てる)である堤林先生は国家論の歴史的展開を、梅澤先生は19世紀イギリスの政治思想を、原田先生は政治と文化、宗教、戦争の関係について、それぞれ4回ずつ講義してくださる。参考書籍の有斐閣ストゥディア「ここから始める政治理論」や有斐閣アルマ「現代政治理論」を事前に読んでおくことが必須と思われる。1講義あたり予習復習に90分かけろと指示があり、非常に内容の濃い授業が期待される。
レジュメの配布はなく、各自メモを取ることと指示がある。レポートは梅澤先生担当回から出題のため、著書の参照が可能。ちょっと助かる。
通学スクーリングの録画ではなく、通信課程用の撮り下ろしと思われる。ありがたい。
堤林先生はテキスト科目政治思想史の著者である。本科目履修後、テキスト政治思想史に進むと学習が容易になると思われる。お話も難しい思想の話にもかかわらず明快で理解しやすい。フランス革命~現代の話はここまでの総まとめとなっており、最高に楽しかった。小テストはメモを取っていれば簡単。取っていなければ地獄。
梅澤先生の講義はほぼ教科書「市民の義務としての反乱」に沿って行われる。教科書は先生の博論の再構成で、わかりにくく、前知識なしではまず理解不能。講義が教科書の要約になっているので、これを手掛かりにするしかない。レジュメは短く、お話で間隙を埋めていくことになるのでノートは必須。毎回講義ごとに小まとめを入れてくださるので助かった。レポートは2400字で、難解な課題ではない。
原田先生はネーション/ナショナリズム、文化、宗教、戦争の各テーマについて毎回重厚なレジュメを用意してくださった。毎回膨大な参考文献が呈示されており、勉強が進む。発展的とおっしゃっているが中身は基礎的かつ広範囲で楽しい。授業時間も100分越えが4本で、充実した講義だった。
試験代替レポートは原田先生の講義内容から出題された。
E-国際法20 †
- 尹仁河先生
- 小テスト ★★☆☆☆
- 課題レポート ★★★☆☆
- 試験 ★★★★☆(試験代替レポート)
- 小テスト・課題レポート ・試験代替レポート・視聴時間を総合して成績評価をつける(配分非開示)模様。
2019年週末スクーリングの収録授業。当時の週末スクで流していた参考動画はカットされていて、各々配布されたURLから見る形式になっていた。
小テストは20問で全て正誤問題であった。小テストは配布資料、指定テキスト、国際条約集のみで対応可能。資料参照可能な上で基本問題レベルなので9割は取りたい。
課題レポートは国際法の用語に関する論述問題(4000字程度)であった。配布資料、指定テキスト、国際条約集以外に基本書、判例集参照が望ましい。
試験代替レポートは司法試験の事例問題の改題(4000字程度)であった。総合力が試されている。難しい問題だが一部については法務省が公表している司法試験論文式試験出題の趣旨を利用できる。
指定テキスト『よくわかる国際法〔第2版〕』、『国際条約集』は必須。その他、基本書『現代国際法講義〔第5版〕』、判例集『国際法判例百選〔第2版〕』もレポート作成の際に必要となるだろう。逆に言えば上記の指定テキスト、条約集、基本書、判例集、授業での配布資料を参照すれば単位は取れるだろう。
E-経済原論20 †
- 玉田康成、八尾政行先生
- 小テスト ★★☆☆☆
- 課題レポート ★★★☆☆
- 試験 ★★★☆☆(試験代替レポート)
- レポートと小テスト20%と試験(試験代替レポート)80%
経済原論ミクロ経済学及びマクロ経済学について学ぶ。授業はほとんど八尾先生が行う。(玉田先生は初回授業の導入部のみ。)
ミクロ経済学は未習者でもついていけるレベルから始まる。この科目を履修するとテキスト科目の経済原論(ミクロ経済学)の理解にも役立つだろう。
マクロ経済学は経済成長についてメインで学ぶ。テキスト科目の経済原論(マクロ経済学)では抜けやすいところなので本講義で知識補給していきたい。
小テストは(a)、(b)と2回受けるチャンスがあり、高得点を取った方が成績に反映される。(a)と(b)の問題は類似しており、片方を受けた後にしっかりと復習してもう片方を受ければ高得点が狙える。
課題レポートは第2-6回(ミクロ経済学の一部)が範囲となる。問題数が多くて大変だが授業範囲を逸脱した問題はないので配布資料、講義動画を復習すれば解答できるだろう。
試験代替レポートは授業で学んだ内容を現実社会にどう反映させられるか思考力が問われる。
放送授業 †
2021年度 †
春期メディア授業(E-スクーリング) †
E-マルクス経済学21 †
- 大西広先生
- 課題レポート ★★☆☆☆ (1回)(成績未適用)
- 小テスト ★★☆☆☆ (1回)(成績未適用)
- 試験 ★★☆☆☆(試験代替レポート)
- 成績評価方法:科目試験(試験代替レポート)で行う。
マルクス経済学の概要を学ぶ。全12回。2019年度夏期スクーリング収録講義。テキストとして大西広『マルクス経済学第3版』(慶應義塾大学出版会)が指定されている。必ず用意しよう。基本的にテキストに沿った授業が行われ、レポート、小テスト、試験代替レポートは大西先生の論に沿った解答が求められる。ネット上の記載や大西先生以外の本を参考にしてレポートなどに取り組むと失敗する恐れがあるので基本は授業とテキストのみを参考にした方がよい。
課題レポート、小テストの結果は成績未適用の模様。(ただ、課題レポート、小テストを放棄して科目試験(試験代替レポート)だけを受けるだけで成績がきちんとつくかは不明。)小テストは成績未適用とのことでkcc-Track上では全員一律0点表示された。(これについて事務局に問い合わせた結果、成績に関与しないので全員0点表示であるという回答あり。)視聴時間の扱いについても特に明示はなかったので視聴時間は成績評価に関係なさそうだ。課題レポート及び小テストの解答すべき論点、全体に対する講評は示された。
課題レポートはある語句の定義を問う問題であった。その語句は授業の序盤に説明されている事なので難しくはないと思われるが、レポートに対する先生の講評では誤った解釈をしている人も若干名いるとの事だった。大西先生の関わっていない資料でレポートを書いた人は誤りが生じたかもしれない。
小テストはマルクスの理論がある経済システムの行く末を証明したことについて説明せよといった問題が1問出題された。ある日曜日の12時から翌日深夜2時までの解答期間(制限時間は660分=実質解答期間と同じ位)が設けられた。特に文字数指定はなかったが、講評では文字数が長い人は余計なこと、関係ないことが書かれている傾向にあり、文字数が少ない人のほうが上手く解答出来ていたとのことだった。
試験代替レポートはテキスト、授業を参照すれば難しくないと感じる。回りくどい表現をせずにすっきりと書けば合格点は取れるだろう。採点はやさしいようでS評価を取る人が結構いるようだった。
夏期スクーリングで開講されるマルクス経済学特殊は大西先生が担当であり、E-マルクス経済学の補足発展の授業となる。使用するテキストも共通である。E-マルクス経済学を受けた人はその知識がマルクス経済学特殊で活かせるので是非マルクス経済学特殊の受講を検討しよう。
春期週末スクーリング †
- おそらく東京2020オリンピックの影響により夏期スクーリングがⅢ期→Ⅱ期に減る埋め合わせのため、今年度も秋期に加えて春期も週末スクーリングが開催されることになりました。
- 新型コロナウイルスの影響により2021年度はオンライン授業に決定しました。
図書館・情報学 †
- 岸田和明先生
- オンデマンド授業
- 授業の重要語解説を提出 ★★★★☆ 20%*3回 量が多い
- 期末レポート(検索実習課題)★★★★☆ 40% 量が多い
全学部共通のため高倍率の抽選が行われた。
図書館情報学とは、図書館システムに特化した情報学のことである。今回のスクーリングでは情報の定義、情報の蓄積、情報の検索、メタデータについて学ぶ。データベースや情報検索、メタデータのところは専門性が強く、情報学の基礎を知らない場合は非常に負荷が高い。
なんと音声ファイルや動画は一切なし。pdfを読んで、いくつかの重要語を工夫して105字で要約するという、なにやら文芸のような課題をこなすこととなった。毎週20語以上の要約が出題され、量が多い。課題は漏れなく解答することが重要で、1つ足りないだけで大きく減点される。最終週は試験代替レポート期間と重複し、検索実習課題もあったため時間のない人にはつらかった。
pdfの内容は合計約120ページ(10P程度*12回)の講義調のテキストで、内容は先生が編集している「シリーズ図書館情報学2 情報資源の組織化と提供」(東京大学出版会、2013年)に準じているとのこと。参考のため同書を読んでみたところ、確かに準じているが講義の方が詳しいことも多く、pdfは先生が教科書を参照しつつ講義を書き下ろしてくれたものであるとわかった。毎週ありがたく読ませていただきます。
検索実習課題は4問。配点はそれぞれ10%ずつと思われる。複数の検索を行い何故検索結果が異なるのかを講義内容をベースにして検討する問題や、メタデータを実際にXMLで記述し利点や欠点を述べる問題など。4問中3問はA4用紙半分~1枚分の考察が要求され、1つ1つの課題が重い。特に最終課題はコンピュータに親しみのない人は苦労したことと思われる。
- 岸田和明先生
- オンデマンド授業
- 課題レポート:授業の重要語解説 ★★☆☆☆(3回)20%*3回
- 期末レポート:検索実習課題 ★★★☆☆(1回)40%
全学部共通科目。定員は150人の模様。学部ごとに50人ずつ抽選か、全学部共通で150人一斉抽選かは不明。いずれにせよ全学部対象、オンデマンド完結型、一見取り組みやすそうに感じる授業内容等を勘案して抽選は高倍率なのではないかと推測される。
図書館・情報学はいくつかの領域に分かれるが今年度は特に「情報の蓄積と検索」に焦点を当てている。
全12回授業。講義資料はpdfファイルのみ。週毎に4回分の資料がダウンロードできる。動画や音声ファイルは無し。音声で読み上げるべき内容を全てpdfファイルに落とし込んでいるとの事。各人がpdfファイルの資料を読み課題を解く形になる。動画を長時間集中して見られないタイプの人にとっては、1授業当たり約10ページにまとまっている講義調のpdfを集中して読んでいる方が学習効率は高いのかもしれない。
課題レポートは授業に出てきた重要語の解説である。授業1回分当たり3~7語ある。課題レポートは計3回課され、提出期限はそれぞれ1週間後である。授業4回分毎に1回提出であり課題レポート1回分当たり22~23語の用語解説が求められる。1語当たり3行でまとめよ(1行35文字)という条件である。きっちり3行分(105文字)の文字数にせよと指示あり。4行以上、2行程度が減点なのはもちろんだが、2.8行とか3.2行という文字数の場合でも内容によっては減点対象になるとのこと。
課題レポートの重要語まとめは全て配布されたpdfのみで対応できる。ただ、授業の後半のIT関連の重要語の一部はネット検索などで背景を知ってから配布pdfの内容をまとめた方がやりやすいだろう。難易度は高くないがITに慣れていない人は後半の範囲で少し手こずるかもしれない。また1語10分でまとめてもレポート1回あたり4時間近くかかる。
課題レポートの採点状況について、第1回レポートの受講人数1/3の採点状況について開示があったが20点(満点)を取れていた人の割合が8割以上(50人中20点が42名、15点が6名、10点が2名)とのこと。後半の方が難易度が高いので満点率は落ちると思うが、それでも結構高そうである。
期末レポートは大問4題出題された。複数の図書館の検索結果の違いを考える問題、検索式を自分で設定し検索する問題、件名標目使用の有無による違いを検討する問題、メタデータを記述し他の方法と比較する問題が出題された。
メタデータ記述以外は概ね配布pdfを読めばやり方は分かると思うが、実際に検索方法を検討したり、検索結果を貼り付けたりするのに手間がかかるだろう。
メタデータ記述について、配布pdfで触れられてはいるが、具体的なやり方の詳細は示されていないのでコンピュータに明るくない人はかなり苦戦するだろう。ネットで検索するとXMLによる記述方法のやり方を記したサイトはいくつか出てくるのでそういったサイト及び先生がヒントとして挙げてくれたサイトを頼りになんとか解いていきたい。
課題・期末レポートを作り上げる時間はかかるが、難易度はそう高くなく、参考文献を別途用意しなくてもよく(用意してもいいが)、採点もすごい厳しいわけではないので真面目に取り組めばまず単位は取れるだろう。Dを除く成績分布はS13%、A40%、B31%、C16%との事で単位が取れた人の半数以上がA以上であった。途中放棄せず、よほど酷いレポート内容でなければ単位は取れるといえる。先生の想定する論点を外すと減点となる採点法であった。S評価は課題レポート満点前提で、期末レポートの論点2つ外しまででギリギリ取れるかどうかだろう。
今年の授業内容の場合、コンピュータ関連の知識が乏しい人は苦労する場面も出てくるだろうが、配布pdfを熟読し、分からない内容については調べればなんとかなるレベルではないかと思われる。
夏期スクーリング †
- 新型コロナウイルスの影響により2021年度はオンライン授業に決定しました。ただし、実験スクーリングについては、日吉キャンパスにおいて対面での開講となります。
- 従来はⅢ期ありますが東京2020オリンピックの影響により昨年に引き続き2021年度もⅡ期になりました。
会計学 †
- 木村太一先生
- オンデマンド授業
- レポート ★★★☆☆ 100% 3問(問1.,問2.各700字程度、問3.1500字程度)
- 成績評価方法:レポート1回(100%)
全14回講義+補足講義。初日に全14回分のPowerPointのスライドをpdf化したファイル(1講義当たり25ページ前後)が配られた。各自pdfを読みレポートを書く形式であった。音声、動画はなかった。
事前に公表されていたシラバスの内容からストック・オプション取引等のやや発展的な会計学の内容が学べると期待していたが、実際に全14回で提供された内容は簿記一巡などのごく初歩の内容だった。流石にシラバスと異なりすぎるとクレームがあったのか、当初のシラバスにある内容をまとめた70ページ超のスライドpdfファイルが補足講義として数日後に提供された。
成績評価方法はレポートのみの模様。レポートの締切日はスクーリング最終日の5日後と余裕があった。なお、レポートの範囲に補足講義の内容は含まれなかった。
レポートは全3問出題された。目安の文字数は示されたが文字数超過はいくらでもしていいという指示であった。問1.(会計の動機に関する問題)、問2.(減価償却に関する問題)は基礎的な内容で配布pdfのみで問題なく答えられたが、問3.(国際会計ルールに関する問題)は配布pdfの内容を逸脱していてなかなか歯ごたえがあった。問3.の出来がS評価とA評価の分かれ目に感じた。
レポート締切日の約10日後にレポート点数、講評が示された。最終的な成績評価はレポートの点数から予想できる成績より1段階上の評価であったので点数調整があったのかもしれない。
今回の全14回講義の内容は簿記未経験者にとっては有用に感じた。本スクーリング受講後にテキスト科目の簿記論、会計学を受けると理解しやすいだろうと感じた。
事前公表されたシラバスよりも基礎的で簡単な内容であったので単位取得という点を考えると楽になっていたともいえる。
日本経済論 †
- 植田浩史先生
- オンデマンド授業
- 小テスト ★☆☆☆☆ 5%*5回=25% 各回正誤問題8問
- レポート ★★★☆☆ 60% 1問(2,000字程度)
- 成績評価方法:出席(おそらく15%)、小テスト5回(5%*5=25%)、レポート1回(60%)
全12回講義。講義範囲は幕末から現代までの日本経済史であった。
毎日2講義ずつPowerPointファイル、PowerPointの内容をpdf化したファイルをダウンロードして各自学ぶ形である。PowerPointファイルには各回30ページ前後で各スライドに音声ファイルが5分前後格納されている。音声を全て聞くと講義1回あたり1時間30分程度かかる。
小テストは2講義ずつが範囲となり全5回行われた。(最後の第11回,12回講義についての小テストはなかった。)締切は出題された日24時間以内であった。小テストは正誤問題が8問出題され、解答時間は40分or60分であった。一部音声を聞かないと間違いやすい問題もあったが、殆どの問題はスライドを見て確認すれば解答できる問題であった。仕事をしながら講義2回分の音声を1日で聞いて小テストを受けるのは結構大変と感じた。
レポートは講義内容からテーマを設定し2,000字程度にまとめよという内容であった。締切は最終日の翌日10時までであったのであまり時間はないと感じた。
成績評価はレポート60%、小テスト5回分で25%、出席状況(おそらく15%)であった。出席とはPowerPointファイルとpdfファイルをダウンロードすればカウントされるので(音声はPowerPointファイルをダウンロードしてから聞く形なので)放棄しない限り出席点は取れるはずである。また成績評価の結果よりレポートの採点もそこまで厳しくはないと感じた。
マルクス経済学特殊 †
- 大西広先生
- オンデマンド授業
- レポート ★★☆☆☆ 100% 1問(1ページにまとめよ)
- 成績評価方法:レポート1回(100%)
E-マルクス経済学21(2019年度夏期スクーリングの収録)で扱えなかった「マルクス経済学」の諸問題を扱う。オンデマンド授業であった。
スクーリング開講に当たり、事前にYouTubeにある大西先生の京大退職記念最終講義の視聴を勧められた。スクーリング開始日に全日分のPowerPointファイル(計7本)がダウンロードできるURLが配布された。PowerPointファイルには大西先生がスライドの内容を説明する音声が組み込まれていた。各自音声を聞きながらスライドを見る形になる。なおスライドは大部分が英語で書かれていた。
E-マルクス経済学で説明が薄かった部分を補強する形として本講義が開講されている。よって、E-マルクス経済学を事前に受けておくことが望ましい。E-マルクス経済学を受けていない人は(受けた人も)指定テキスト大西広『マルクス経済学第3版』(慶應義塾大学出版会)をしっかりと読み、マルクス経済学の基礎のエッセンスが凝縮されている大西先生の京大最終講義を聞いてからPowerPointファイルに取り組んだ方が良いだろう。
成績評価方法は最終日の翌日までに提出する課題レポートが100%である。課題レポートはマルクス派最適成長モデルに関する問題であり、1ページにまとめよという指示であった。
課題レポート締め切り日の翌日にレポートの点数が発表された。最終的な成績評価はレポートの点数通りの評価であった。
PowerPointファイルの内容が消化しきれていなくてもテキストを中心に据えてレポートに取り組めば単位は取れるだろう。C評価でもいいのでとにかく単位さえ取れればいいと考えている人はPowerPointファイル無視でテキストを読むだけでもレポートで60点は取れそうな気はする。レポートも1ページ以内なので文字数も少なくて済む。合格最低限レベルでよいならば参考資料はテキスト1冊で済み、学習時間も1時間かからず、レポートも1ページでいいので単位取得コスパは悪くない。
工業経済論 †
- 渋井康弘先生
- オンデマンド授業
- レポート ★★★☆☆ 50%*2回=100%
- 成績評価方法:レポート2回(50%*2回=100%)
全12回講義。工業が国民経済・世界経済の中で持つ意味を確認し、今日のグローバリゼーションの下で起こっている諸変化の本質を解明する、いわゆるマルクス経済学の守備範囲の内容を学ぶ。
毎日2講義ずつ各回15ページ前後のpdfファイルをダウンロードして各自読む形であった。動画、音声はなかった。
レポートは2回課された。レポートの文字数指定はなかった。どちらも締め切りは授業最終日の翌日10時であった。レポートは2回とも講義内容をまとめ、それを踏まえて自分の意見を述べるタイプの問題であった。レポート締め切り後に提示された講評より、一生懸命資料を調べることよりも自分自身がどのように考えたかについて重視している感じを受けた。
保険学 †
- 神田恵未先生
- オンデマンド授業
- 毎回のレポート ★★☆☆☆
- 最終確認テスト ★★★☆☆
- 成績評価方法:出席(10%)、毎回のレポート(30%)、最終確認テスト(60%)
全12回(1日2回×6日間)。第1回~第11回は講義動画を視聴(動画は平均すると1本あたり約40分程度)。第12回はkcc-Trackの機能を使ったテストを実施(制限時間60分)。テキストは通信テキストの『新・保険学』(2021年4月発刊)を使用。第2回~第11回はそれぞれ課題レポートを翌日までに提出しなければならない(1回あたり300字×2題のミニレポート)。
課題レポート、最終テストともに講義動画とテキストの内容を理解していれば特に苦労せず対応可能。初学者でも、他の文献等を参照しなくともS評価が得られた。
フランス語(中級)Ⅲ-A †
- 設楽聡子先生
- オンデマンド授業
- レポート ★★☆☆☆ 7回 100%
授業では、指定テキストを講読する。スクーリング期間中、朝10時に講義が公開される。 レポートは、テキストの指定箇所を予習(単語調べ、和訳、練習問題)したものを6回、全6回の授業を聞いた後に自分の和訳を自己添削したもの、計7回の提出が必要。
テキスト自体は、注釈も充実しており、そう難しくない。ただしレポートは「ノートなどに手書きで」「丁寧な文字で」という指示があるため、必要になる学習時間は多め。可能であればスクーリング期間開始前に、1回~6回までの予習を済ませておいた方が良いかと。
評価は優しい。和訳などが間違っていても(丁寧にやっていれば)減点の対象ではない模様。
夜間スクーリング †
- 新型コロナウイルスの影響により2021年度はオンライン授業に決定しました。夜間スクーリングのスケジュール上、社会人は都内及びその近郊在住者しか受けられなかったが、オンライン授業により地方在住者も受講できるチャンス。
哲学(専門) †
- 髙取正大先生、木下頌子先生
- オンデマンド授業
- 最終試験 ★★☆☆☆ 高取60% 木下40%
英語圏で主流の分析哲学をツールとして、形而上学について学ぶ。前半では基本を髙取先生が、後半では応用を木下先生が講義してくださる。後半にはジェンダーの話題もあり期待大。参考文献が5冊と多い。
髙取先生、木下先生は共に通信教育部の科目担当員(レポートの添削をしてくださる方)。高取先生の講義は事前に配布されるpdfの講義資料が最高にわかりやすく、これだけで相当な価値がある。講義自体はほとんど資料を読むだけであるが、時々先生の補足が入り、形而上学全体の感覚がつかめるので聞き逃さないのがよい。たまに話が止まるので、通信状況が悪いのかと感じるがそうではない。第7-8回はFrank Jacksonの短めの論文を読む。哲学界のお作法がわかりとても興味深い。
木下先生の講義は社会構築・ジェンダーの形而上学について。まだ進行中の話題のためか議論にはっきりしないところが多いものの、学生の質問に毎回即座に答えてくださり、非常に誠実な講義だった。2022年夏に、話題になったハスランガー/ジェンキンスを含む論文集について、先生の翻訳本が出るらしい。
小テストは2回だが1回目は動作に慣れる程度で評価無し、2回目のテストが本番だった。ただし、事前に問題を公開してくれてあり、実質レポートのようなものだった。毎回の講義を理解していれば容易と思われる。
西洋史特殊 †
- 綾辺昌朋先生
- オンデマンド授業
- 期末レポート ★☆☆☆☆ 100%
- 成績評価方法:期末レポート1回(100%)
独立革命期から1960年代までのアメリカ合衆国史を扱う。全12回。各回毎に10~20ページのアメリカ合衆国史の概観を扱った読み物が書かれたpdfファイルをダウンロードして学ぶ形式である。
pdfファイルを各自で読むだけ(特に映像、音声ファイル配信無し)なので味気ないと感じる人もいるだろうし、逆にpdfファイルを読むだけで済むと感じる人もいるだろう。
成績評価は期末レポート1回である。期末レポートは全12回のうちある1回分を熟読してアメリカ合衆国史におけるある事件を説明せよという内容であった。A4で2枚以内にまとめよという指示であった。提出期間はちょうど1ヶ月間と長めだったので余裕をもって期末レポートに取り組めただろう。
提出後、各自に点数が提示された。ありがたいことに先生から個人宛にメールで講評を頂けた。特に用意すべき参考資料は不要で指示された1回分のpdfファイルを熟読することで期末レポートは書ける。あまり複雑に書かずにすっきり書くことを求められ、その通り書けば高得点が望めるだろう。
結果的には全12回分pdfファイルが用意されたが、例え試験範囲の1回分だけしか読んでいなくても期末レポートで高得点を取ることも可能だったろうと感じた。
世界経済論 †
- 宮﨑礼二先生
- オンデマンド授業
- 期末レポート ★★★☆☆ 100%
- 成績評価方法:期末レポート1回(100%)
第二次世界大戦後の世界経済の動きを学ぶ。講義は宮崎先生のYouTube個人チャンネルにて限定公開されている動画を見る形式で毎回URLが配布される。また毎回講義の要点をまとめたpdfも配布される。
期末レポートは14個のテーマから1個選び3000~4000字に論ぜよという課題である。提出期間は2週間弱なのでのんびりはできない。書きやすそうなテーマを選ぶのがよいだろう。
シラバスにあるテキスト『国際経済政策論』(有斐閣ブックス)は必須ではないがあった方がレポートが書きやすい。2005年出版の本であり2021年10月時点では絶版ではなかったのでamazonで古本が安く手に入った。
西洋美術史(専門) †
- 新倉慎右先生
- オンデマンド授業
- 課題量 ★☆☆☆☆(内容の確認程度)
- 難易度 ★★☆☆☆(テーマの決め方では難しくなるかも)
- 成績評価方法:毎回のミニレポート、期末レポート
ロマネスク時代~ルネッサンスの西洋美術を毎回配信される動画で学ぶ。
建築から彫刻、絵画まで扱うので、西洋美術好きにはたまらない内容。時代的にどうしてもキリスト教をテーマにした作品を扱うこともあり、キリスト教の最低限の知識があると理解しやすい面もあるが、もちろんなくてもかまわない。
題材にする作品も動画内に出てくるので、授業の理解だけならテキストは不要。ただ、以前の授業ビデオを流用しているらしく、明らかに(今学期は)説明していないのに、説明した体で出てくる話題などもあってたまに混乱する。
毎回、扱った作品を1点選んで150文字程度で説明する「ディスクリプション」と、同程度の文字数で自分の考えを書かせる課題があるが、授業を聞いていれば問題はない。ただ、最後のレポートが「自分でテーマを決めて書かせる」タイプで、テーマによっては時間がかかりそうだったし、参考文献が必要になる。文字数を忘れてしまったが、800字程度だったと思う。
音楽(専門) †
- 丸山瑶子先生
- オンデマンド授業
- 課題量 ★☆☆☆☆(内容の確認程度)
- 難易度 ★☆☆☆☆(クラシック音楽が好きなら)
- 成績評価方法:ほぼ毎回のミニ課題、期末のやや重めの課題(1回)
18世紀から19世紀前半のクラシック音楽全盛の時代について、毎回配信される動画とPDFで学ぶ授業。テキストは特に必要ない。配られるプリントで示された動画の音楽を聴いたりして、楽しんで受けられる。譜面も出てくるので音楽的な知識があると望ましいが、そういうものがなくても問題がない。何となくクラシック音楽を聴くのが好き~クラシック大好きな方にはとてもお勧め。逆に、クラシックにまったく興味がない人は、似たような音楽ばかりで飽きてしまうかもしれない。
おおむね毎回、簡単な穴埋め問題や短文(確か200字程度)を書かせるミニ課題がある。人物名はフルネームで、文字数は決められた文字数内で書くこと(姓だけだったり、文字数をオーバーしたりすると減点)。
最後の課題のみやや重めとはいえ、授業を受けていれば簡単だった。文字数を失念してしまったが、毎回の課題よりやや長い程度だった。
秋期週末スクーリング †
- 新型コロナウイルスの影響により2021年度はオンライン授業に決定しました。
法学(憲法を含む) †
- 岩谷十郎、加藤学陽先生
- リアルタイム授業
岩谷十郎先生と加藤学陽先生による授業。コロナにより在宅でリアルタイム配信。全12回授業中、岩谷先生は1回目と8回目以降。特に8回以降は福沢諭吉の法思想についての授業や、裁判官たちへのインタビュー映像、ドイツの裁判官のドキュメンタリーの放映などがあり、かなり面白い。テキスト科目と違い、絵画など様々な視点から法学を楽しめる。加藤先生は若い先生で、真面目な方。岩谷先生は飄々とした面白い先生で、お話も聞いていて楽しい。何より本人が心から法学を好きだという事が伝わる。
期末レポートは課題が二つあり、一つは教科書の範囲から、もう一つは授業独自の資料範囲から出る。なお、テキスト科目の法学(憲法を含む)のテキストは古くて難解だと思う人もいるだろうが、このスクーリング指定テキスト
伊藤正己、加藤一郎編『現代法学入門〔第4版〕』有斐閣双書、2005年
は分かりやすく、テキスト科目の学習者にもおすすめする。
秋期メディア授業(E-スクーリング) †
放送授業 †
放送英語(リーディング)21 †
- 小町谷尚子先生
- レポート ★★★★☆
- 試験前半(第Ⅲ回科目試験) ★★☆☆☆(試験代替レポート)
- 試験後半(第Ⅳ回科目試験) ★★★☆☆(科目試験)(原則対面式科目試験だがコロナ蔓延の為受験断念者への救済措置あり)
- 成績評価方法:レポート提出1回、前半・後半2回の科目試験の総合評価。この3つがそろうことが評価の条件となる。
全42回の放送授業。約8ヶ月間、週に1回30分前後の音声1,2回分が配信される。
2021年度はサスペンスストーリーの英語小説が題材であった。授業の冒頭に当該分の英語音声が流れ、その後先生が文ごとに訳して説明していく形である。
テキストの難易度は出版社によるとTOEIC600点を超えるくらいのレベルである模様。
レポート課題はニューズレター8月号に掲載された。提出期限は約3ヶ月であった。課題内容はテキストの物語を読み、それに対する評論問題であった。2題から1題を選択し、1,200字以上1,600字以内であった。問われている内容は英文が日本語化されたものを読んだとしても簡単には論述できないと感じた。特に経済学部生、法学部生にとっては文芸作品論評をする機会が少ないので手こずると思われる。
試験前半(第Ⅲ回科目試験)は試験代替レポートとなった。他科目の試験代替レポート送付の約2週間前にkcc-channelにてダウンロード可能となっていた。長文読解問題が出題された。試験代替レポートなので授業内容を見返したり、辞書を使ったりすることができるのでそれほど苦労せずに解答できると思われる。
試験後半(第Ⅳ回科目試験)は原則従来の対面式の科目試験となった。(コロナ関連の救済措置あり。)持ち込みは不可、筆記具はペン・鉛筆どちらでもよいという形式であった。出題形式、難易度は前期試験と似たようなレベルであった。ただし後期試験はテキストや辞書を参照できない科目試験なので前期試験(試験代替レポート)よりは難しいだろう。ただ、出題予告された授業回(4回分)以外からの問題出題はないのできちんと出題範囲内の授業内容を復習し、英文の内容を理解しておけば概ね解けると思われる。
シラバスより、「レポート提出1回、前半・後半2回の科目試験の3つがそろうことが評価の条件となる」とあるのでどれかが欠けたら恐らくD評価となると思われる。
放送英語(ライティング)21 †
- 井上逸兵先生
- レポート ★☆☆☆☆
- 試験前半(第Ⅲ回科目試験) ★☆☆☆☆(試験代替レポート)
- 試験後半(第Ⅳ回科目試験) ★★☆☆☆(科目試験)(原則対面式科目試験だがコロナ蔓延の為受験断念者への救済措置あり)
- 成績評価方法:レポート提出1回、前半・後半2回の科目試験の総合評価。
全42回の放送授業。約8ヶ月間、週に1回25分前後の音声1,2回分が配信される。
井上先生が書き下ろしたテキストに沿って英語パラグラフの書き方を丁寧に教えていただける授業内容である。
レポート課題はニューズレター8月号に掲載された。提出期限は約3ヶ月であった。あるテーマに沿った英語パラグラフ作成が課された。自宅で作成するレポートなので英作文の構成に問題がないか、スペリングミスがないかじっくりと確認できた。
試験前半(第Ⅲ回科目試験)は試験代替レポートとなった。他科目の試験代替レポート送付の約2週間前にkcc-channelにてダウンロード可能となっていた。あるテーマに沿った英語パラグラフ作成が課された。レポート課題とテーマが異なるだけで出題形式は同じであった。試験代替レポートであったのでレポート課題同様自宅でじっくりと確認しながらできた。
試験後半(第Ⅳ回科目試験)は従来の対面式の科目試験となった。(コロナ関連の救済措置あり。)辞書のみ持ち込み可、筆記具はペン・鉛筆どちらでもよいという形式であった。前期試験と同じ形式だが後期試験は科目試験なのでレポートを書くよりは大変かもしれない。ただし夏のレポート、前期試験より後期試験の出題内容はほぼ予想できる(もちろん予想は当たった。)ので事前対策をしておけば試験場で英文が何も書けない事態に陥ることはないだろう。用意していった英文を試験場で忘れても辞書持ち込み可なので最悪辞書(試験場では和英辞書が特に役立つ。英和辞書と和英辞書の2種類を持ち込むことを推奨する。)を頼りに大きな破綻をさせなければ単位が取れるくらいの評価はしてもらえると思われる。
シラバスには「レポート提出1回、前半・後半2回の科目試験の総合評価」とある。ただ、放送英語(リーディング)とは異なり、「レポート1回、科目試験2回の3つが揃うことが評価の条件」とはシラバスに書かれていない。科目試験(後期)の申込みを忘れて科目試験(後期)が受けられなかったが単位が取れたというTwitterでの報告あり。Twitterでの報告が正しいとすれば、仮に科目試験を1回休んでもその他が高得点ならギリギリ単位が取れる成績評価になるのだろうと推測される。
2022年度 †
春期メディア授業(E-スクーリング) †
E-近代日本と福澤諭吉22 †
- 西澤直子先生らによるオムニバス形式
- レポート ★★★☆☆ 1回
- 小テスト ★★☆☆☆ 1回
- 試験(試験代替レポート) ★★☆☆☆
- 成績評価方法:レポート、小テスト、科目試験、視聴状況の総合評価。
福澤諭吉の人と思想を学ぶ講義。複数の講師によるオムニバス形式の授業形態となっている。2020年度までは2012年度に収録された授業をE-スク講座としていたようだが、2021年度よりE-スク用に新撮されている。
E-スクの人気科目であり毎年落選者が多数出る。本科目に当選するのは本科目で単位を取るより難しいかもしれない。本科目に当選するかどうかは運であり当選確率を上げる方法はないが、本科目をどうしても受けたい人は毎年必ず第1希望としてエントリーし当選を祈るしかない。
授業内容は指定市販テキスト『近代日本と福澤諭吉』を深掘りするような内容であった。教室で行われたスクーリングを録画した形ではなく、E-スク視聴者に語りかける講義であったので見やすかった。
レポート、小テスト、試験代替レポート共に試験内容は授業の内容を踏まえて「なぜ福澤諭吉は○○したのか?」といったことを論じさせる課題であった。レポートは800~1200文字、小テスト及び試験代替レポートは400~600文字の文字数制限であった。レポートについては評価点数が開示された。
前評判通り成績関係なく単位を取るのは難しくないと思うが、好成績を取るのは難しいと感じた。Sを取りたい人は難しいが、単位が貰えればCでもいい人にとっては一通り配信動画を見て(成績評価に視聴状況があるようなので)、授業内容及び指定テキストに沿って無難にまとめれば単位はもらえるだろうと感じた。
本科目は慶應義塾大学ならではの科目であり他大学では学べないであろう。本科目を学ぶことで福澤諭吉の先進性を知ることができ、福澤諭吉の創立した慶應義塾大学への愛着も湧くかもしれない。本科目に当選できなかった場合でも指定市販テキスト『近代日本と福澤諭吉』を読めば本科目のエッセンスを学ぶことができる。せっかく慶應義塾大学と縁ができたので『福翁自伝』、『近代日本と福澤諭吉』は在学中に読むことを勧めたい。
夏期スクーリング †
- 東京2020オリンピックの影響により2020年度、2021年度は夏期スクーリングがⅢ期→Ⅱ期に減っていたが、2022年度は例年通りのⅢ期に戻った。
- コロナ禍の為に2020年度、2021年度はほぼ全ての講義がオンライン開催となっていたが、2022年度はオンライン開催はせずに2019年度以来の対面授業再開となった。
- 夏期スクーリング第Ⅰ期(日吉)最終日8/13(土)は台風8号接近に伴い4時限目が休講(補講日なし)となった。
夜間スクーリング †
- 2020年度、2021年度はコロナ禍のためオンラインで開催されていたが、2022年度は対面で開催された。
秋期週末スクーリング †
- 東京2020オリンピックの影響により2020年度、2021年度は夏期スクーリングがⅢ期→Ⅱ期に減っていた影響で春期週末スクーリングが開講されていたが、2022年度は夏期スクーリングがⅢ期に戻ったこともあり週末スクーリングは例年通り秋期のみに戻った。
- 2020年度、2021年度はコロナ禍のためオンラインで開催されていたが、2022年度は対面で開催された。
秋期メディア授業(E-スクーリング) †
放送授業 †
- 放送授業は2022年度をもって終了し、2023年度からメディア授業外国語科目に統合された。
2023年度 †
- 2022年度まで開講されていた放送授業が廃止となり、2023年度からメディア授業外国語科目に統合された。放送授業ではwebでの外国語(英語・ドイツ語・フランス語)科目の音声配信だったが、メディア授業ではwebでの外国語(英語・ドイツ語・フランス語)科目の映像と音声の配信へと進化している。
春期メディア授業(E-スクーリング) †
夏期スクーリング †
- 2023年度も2022年度及びコロナ禍前と同様に対面形式で全Ⅲ期(日吉:Ⅰ・Ⅱ期、三田:Ⅲ期)実施された。
金融論 †
- 溝口哲郎先生
- レポート:なし
- 小テスト:なし
- 試験:最終日に60分(8問中から4問の選択式)
- 成績評価方法:出席状況と最終日の試験
金融論について、しっかりと参加者のレベルを踏まえて教えてくれる。経済学部だけでなくて、法学部・文学部も受けられるため、講義内容も配慮されているが、数学が苦手だと全部理解するのは難しいと思う。ただ、最終日のテストは、数理系が苦手な人も解けるように、8問中4問の選択式であった。
ちゃんと経済学を学びたい人にとっては良い講義で、休み時間や授業後に質問する方も複数いて、快く答えてくれた。 また、講義後に感想を提出する場があり、理解が難しいところはうまく配慮して講義を進めてくれる。経済学部の人は、この講義を受けることで、マクロ経済やミクロ経済の知識も復習できると思う。
講義は、テキスト科目の必須科目でもあるので、テキスト科目のテキストをベースにレジュメ配布をしてくれる。 必須科目でどのみちテキストを通読することになるので、受けておくと効率が良いと思う。演習も適宜出してくるので、演習問題がないテキスト読んでるだけでは理解が進まなかった人にはお勧め。
夏スクは文学部や法学部がいることもあり、過去に比べてもかなり優しい問題にされたとのこと。実際、授業でやった問題ばかりで、簡単な問題は数行書くだけで良いとのこと。また、正答率を踏まえて、傾斜配点もしてくれる感じだった。
法学概論 †
- 頼松瑞生先生
- レポート:なし
- 小テスト:なし
- 試験:なし
- 成績評価方法:出席状況と最終日に出されるレポート
優しそうな男性の先生。最終日に出されるレポートは、授業中に説明されたある論点を6つ説明させるもので、聞き漏らさずノートを取っていれば、よほどのことがない限り、全て答えられるだろう。 非常にコスパの良い科目に感じた。
夜間スクーリング †
秋期週末スクーリング †
秋期メディア授業(E-スクーリング) †
E-政治学23 †
2016年度収録の講義です。情熱的な講義で、これぞ大学教授の講義という感じです。
E-西洋史概説23 †
ヨーロッパ近現代史です。小テストの採点が早く、講師の求めるレベルが分かりやすいです。試験はシラバスの講義内容に出てくる単語を用いた設問でした。
E-西洋史特殊23 †
ロシア・ソ連の外交に関して、ロシア革命以前から現代にいたるまでの講義です。なぜロシアがウクライナに侵攻したか、ロシアの行動様式がよく分かる講義でした(ウクライナ侵攻そのものの講義はちょっとだけです)。
科目試験はある時期のロシア・ソ連の外交行動についての記述問題でした。講義で繰り返された、それぞれの時期の国際要因、国内要因、個人要因を憶えていれば答えられそうでした。
2024年度 †
春期メディア授業(E-スクーリング) †
夏期スクーリング †
夜間スクーリング †
秋期週末スクーリング †
秋期メディア授業(E-スクーリング) †
コメント †
wikiの編集方法が分からない方はこちらに書き込んでください。管理人が随時記事の方に移動します。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照
投稿用(一旦凍結中) †
wikiの編集方法が分からない方はこちらに書き込んでください。管理人が随時記事の方に移動します。 (スパム対策の為、一旦凍結中。wikiへの追加・修正などの編集事項は上のコメントへ。)