統計学 のバックアップ(No.2)


このページについて

テキスト科目統計学の解説を目的としたページです。

秋山先生の統計学テキストは、非常によく練られている素晴らしいテキストです。ただし、一定の数学的知識(高校の数IIB相当)が前提とされており、例えば\(\sum, \int, \infty \)などの解説が全くなく、これらの知識の使い方が分からなければとたんに理解が難しくなります。このページでは数学さっぱりの人向けの補足説明をメインにしていこうと考えています。

統計学の重要性

経済学部、一部の文学部の人にとって統計学は基本的で必須の知識です。ぜひテキスト統計学で基本的な統計手法を学ぶことをお勧めします。

数学的なことは実は現代ではexcelが勝手にやってくれるのですが、背景となる考え方を学んでおかないと「なんでこの手法使ってるんだっけ?」となり分析の意味がないです。手を動かすことと理論は両輪です。どちらが欠けてもダメですので両方学んでください。

基本的な考え方

手を動かす

各章の内容をある程度理解したら、練習問題を必ず解いてください。理数系科目は手を動かすことが基本です。数理的なことというのは知識というよりも技術的側面が強いです。作業を通じて理解が深まります。

発展事項は飛ばす

統計学テキスト第3版(2022年以降)は、第2版と違って高度な数学的事項を各章末に押し込んであるという特徴があります。数学得意な人(数III履修済み~大学教養までやった人)は読む価値がありますが、そうでない人は飛ばしましょう。飛ばした方が賢明です。「なんか数学を使うと証明できて本文の公式・結論が得られるらしい!」ということが分かっていれば十分です。高名な物理学者ファインマン先生も、証明自体はあまり意味がなく、証明できることが分かっていれば十分とおっしゃっています。

第1章

いきなり\(\sum\)記号が出てきます。全高校生が涙したこの記号、解説しないわけにはいきません。